JISC(英国情報システム合同委員会)

ビジュアルアーツ領域に最適なリポジトリソフトウェアは何か? 英国KAPTURプロジェクトが評価レポートを公表

英国のJISCによる“JISC Managing Research Data”プログラムの助成を受けたプロジェクト“KAPTUR”が、プロジェクトで使用するリポジトリ用ソフトウェアを評価したレポートを公表しました。同プロジェクトは、英国の“Visual Arts Data Service”等によって実施されているもので、ビジュアルアーツ領域における研究データ管理をテーマとしています。レポートによると、arXiv、Dropbox、Google Drive、Mendeley、Sybase、CUBRID、DataFlow、Drizzle、DSpace、EPrints、Fedora、Figshare、Firebird、InfoSphere、Ingres、Invenio、MS Zentityという17種のソフトウェアの機能を比較し、スコアが上位だったDataFlow、DSpace、EPrints、Fedora、Figshareの5つについて詳しく検討した結果、EPrintsを選択することになったそうです。

Kaptur technical report(PDF:28ページ)
http://www.vads.ac.uk/kaptur/outputs/Kaptur_technical_analysis.pdf

KAPTUR

大規模データ解析を活用した人文・社会科学研究助成プログラム“Digging into Data Challenge”の報告書が公表

米国の図書館情報資源振興財団(Council on Library and Information Resources:CLIR)が、2012年6月付けで、“One Culture. Computationally Intensive Research in the Humanities and Social Sciences”と題した報告書を公表しました。これは、全米人文科学基金(NEH)等による助成プログラム“Digging into Data Challenge”に関する報告書で、同プログラムに初めて採択されたプロジェクトについて紹介し、今後の研究の方向性などについて議論するという内容のものです。

One Culture. Computationally Intensive Research in the Humanities and Social Sciences(CLIR)
http://www.clir.org/pubs/reports/pub151

Digging Into Data
http://diggingintodata.org/

英JISC、新たに7件の「図書館システムの未来」プロジェクトへの助成を発表

英国のJISCが、デジタル基盤に関する調査研究に対する助成プログラムにおいて、新たに7件の図書館システムに関するプロジェクトに助成を行うことを発表しました。今回採択されたプロジェクトのタイトル及び実施機関は以下のとおりです。

(1)LMS Change(University of Westminster)
(2)Shared LMS: Business Case Evaluation(University of Cardiff, WHELF)
(3)The Benefits of Sharing(University of Edinburgh, The University of Stirling, SCURL)
(4)HIKE(University of Huddersfield, JISC Collections, Serials Solutions)
(5)E-BASS25(Royal Holloway, University of London, Kingston University, JISC Collections)
(6)Anthologizr: On demand e-publishing from OA repositories(University of London)

英JISC Observatory、モバイルウェブの現状を概観する報告書“Delivering Web to Mobile”を公表

英国のJISC Observatoryが“Delivering Web to Mobile”という報告書(2012年5月付け)を公表しました。英国の教育機関職員を対象に書かれたもので、モバイル端末によるウェブの利用がテーマとなっています。モバイルの現状や英国の高等教育機関における状況に始まり、レスポンシブウェブデザイン、モバイルファースト、プログレッシブエンハンスメントといった手法・考え方や、HTML5などの技術的な話題が20ページ程度でまとめられています。

Delivering Web to Mobile(PDF:22ページ)
http://observatory.jisc.ac.uk/docs/delivering-web-to-mobile.pdf

Delivering Web to Mobile(JISC Observatory)
http://blog.observatory.jisc.ac.uk/techwatch-reports/delivering-web-to-mobile/

参考:
E1254 - モバイル機器からのEuropeanaへのアクセス分析レポート
http://current.ndl.go.jp/e1254

英JISCの研究グループがモバイル端末向けの図書館サービスインフラを議論するコミュニティサイトを公開

英JISCの研究グループがモバイル端末向けの図書館サービスインフラを議論するコミュニティサイトを公開

2012年4月17日に、英国のJISCが2011年11月から2012年9月まで実施している、モバイル端末向けの図書館サービスインフラの研究プロジェクト“Mobile Infrastructure for Libraries”が、その研究プロジェクトの一環としてコミュニティサイトを公開しました。このウェブサイトでは、モバイル端末向けの図書館サービスインフラ等について議論するためのもので、現在「コンテンツ」「技術」「サービス」「一般」「ポリシーと戦略」の5つのグループが開設されています。ログインしなくても議論の内容を閲覧できますが、プロジェクトは積極的な登録参加を呼び掛けています。

m-libraries online community
http://www.m-libraries.info/community/

大学で情報公開請求を処理するのにいくらかかってる?(英国)

英国のJISC infoNetが、国内の大学が「情報自由法」(Freedom Of Information Act)に基づく情報公開請求に対して払っているコストを調査し、その結果をまとめた報告書を公表しています。この法律は英国で2000年に可決・成立、2005年1月1日に施行されたものです。同調査で7つの機関において公開請求を処理するのにかかった時間を調べた結果、所要時間は平均で5時間2分で、費用にして99.40ポンド(人件費を含めると121.27ポンド)だったそうです。

Research project investigating the true costs associated with responding to FOI requests within seven UK HE institutions(JISC infoNet)
http://www.jiscinfonet.ac.uk/projects/foi/index_html

True cost of university FOI requests revealed(JISC 2012/4/11付けニュース)
http://www.jisc.ac.uk/news/stories/2012/04/FOI.aspx

参考:
E289 - 「情報自由法」に基づく公的記録の公開(英国)

テキストマイニングは英国の経済と研究に莫大な影響をもたらす可能性があるが導入には障害も 英JISCがレポートを公表

2012年3月14日に、英国のJISCは、“Value and benefits of text mining”と題したレポートを公開しました。レポートでは、テキストマイニングは、英国の経済と研究に巨大な利益をもたらす可能性があると指摘しているようです。しかし、テキストマイニングは複雑な技術を必要するためスタッフのスキルアップが必要となること、情報ソースへの自由なアクセスが必要であること、著作権法等が障害となっていること等を課題として指摘しているようです。

Value and benefits of text mining (レポートダウンロード・公開ページ)
http://www.jisc.ac.uk/publications/reports/2012/value-and-benefits-of-text-mining.aspx

英国図書館(BL)とJISC Collections、高等教育機関へデジタル化した歴史資料を提供する“JISC Historic Books”を公開

2012年3月13日、英国図書館(BL)とJISC Collectionsが、“JISC Historic Books”を公開しました。これは、英国の高等教育機関に所属する研究者や学生に対して、英国図書館が所蔵するデジタル化した歴史資料をワンストップで提供するためのウェブサイトのようです。BL等のプレスリリースによると、“JISC Historic Books”では、高等教育機関向けに19世紀のデジタル化資料65,000点以上をフリーアクセスで提供しているようです。2,500万ページを超す資料は、哲学、歴史、文学等の様々な主題にまたがっており、それらは全文検索ができるほか、デジタル化資料のダウンロードや高精細画像でのプリントアウトが可能のようです。

JISC Historic Books
http://www.jiscecollections.ac.uk/jisc-historicbooks/

Free access to 65,000 19th century books for HE users (JISC eCollections 2012/3/13付けの記事)
http://www.jiscecollections.ac.uk/news/jisc-historicbooks/blrelease/

英JISC Collections、電子リソースのライセンスの比較・分析ツール“elcat”を開発

英国のJISC Collectionsが、電子リソースのライセンスを比較・分析を行うツール“elcat”を開発したと発表しました。elcatは、2011年にJISC Collectionが、DataSalon社、EDItEUR、Red Sage Consulting社と共同で開発したもので、2012年は、ONIX for Publications Licenses(ONIX-PL)に準拠した80点以上の電子ジャーナル・データベースのライセンスを用いた試験運用を行うとされています。2012年3月15日と22日にelcatの入門的なウェビナーが開催されるそうです。

JISC Collections launches new tool to help its members manage e-resource licences(JISC Collections 2012/3/7付けニュース)
https://www.jisc-collections.ac.uk/News/elcat_launch/

elcat(アクセスには機関認証が必要)
http://www.jisc-elcat.com/

参考:
CA1747 - 動向レビュー:ONIX:書籍流通における出版社のメタデータ標準化 / 吉野知義
http://current.ndl.go.jp/ca1747

古い世界地図を閲覧できるサイト“Old Maps Online”が公開

2012年2月29日に、古い世界地図をオンラインで閲覧できるウェブサイト“Old Maps Online”が公開されたようです。英国JISCの支援を受けた英国ポーツマス大学とスイスのKlokan Technologiesにより開発されたもので、検索ボックスに国名や地名を入力する、世界地図から地域をクリックする、年代を示すスライドバーで年代を絞る、等の方法で地図を検索できるようです。現時点では、David Rumsey Map Collection、スコットランド国立図書館、英国図書館等の5つの機関からの資料が利用できるようです。

Old Maps Online
http://www.oldmapsonline.org/

Old Maps Online Launched(プロジェクトのブログ 2012/2/29付けの記事)
http://blog.oldmapsonline.org/2012/02/old-maps-online-launched.html

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