JISC(英国情報システム合同委員会)

英JISC Observatory、高等教育機関向けに研究データ主導のインフラに備えるための解説レポートを刊行

2012年9月17日、英国のJISC Observatoryが“Preparing for Data-driven Infrastructure”というレポートを刊行しました。これは、高等研究機関向けに、研究データ管理のコンセプトやアプローチ、そして戦略・技術課題に対処する際に役立つツール等について、それらの概要を説明するものです。特に、「データ中心的」という言葉をキーワードとしており、そのアーキテクチャの解説、現状の研究組織がどのようにデータ共有を行っているのか、その事例の説明、データ管理の新たなモデルとデータ中心的なアーキテクチャを支援するツールや技術の紹介、今後の方向性についてまとめたものとなっています。

Preparing for Data-driven Infrastructure (レポートダウンロードページ)
http://blog.observatory.jisc.ac.uk/techwatch-reports/data-driven-infrastructure/

Launch of JISC TechWatch Report: Preparing for Data-driven Infrastructure (UKOLN 2012/9/17付けの記事)

英JISCのm-librariesプロジェクト、10のテーマにおけるモバイル技術の活用に関するベストプラクティスをまとめたウェブページを作成

英国のJISCによって2011年11月から2012年9月まで行われている“m-libraries”プロジェクトが、英国の大学図書館等におけるモバイル技術の活用に関するベストプラクティスをまとめたウェブページ“Pathways To Best Practice”を作成しました。以下の10のテーマごとに、その利点、普及度、概要、取組みの例、教訓、担当者の連絡先、参考情報源の7点についてまとめられています。

(1)Introducing users to the library
(2)Helping on-site users – roving support
(3)Helping users within the library – guides and signage
(4)Providing access to resources via mobile devices
(5)Developing a mobile strategy for the library
(6)Managing borrower accounts
(7)Bibliographic management
(8)Loaning mobile devices
(9)Supporting learning, teaching and research

書誌データのオープン化を目指すJISC Open Bibliographyプロジェクト、2年目のまとめ

英JISCの支援を受け、書誌データのオープン化を目指して実施されているJISC Open Bibliographyプロジェクトが、その2年目の成果物をブログにまとめています。BibServer、FacetView、BibSoup、Pubcrawlerのようなソフトウェアの開発、BibJSONやthe Data Hubなどの取組み、講演やコミュニティ活動、教訓や今後の発展などについて記されています。

Final report: JISC Open Bibliography 2(Open bibliography and Open Bibliographic Data 2012/8/23付け記事)
http://openbiblio.net/2012/08/23/final-report-jisc-open-bibliography-2/

JISC Open BIbliography 2
http://openbiblio.net/p/jiscopenbib2/

参考:
Open Knowledge Foundation、文献管理ツール“BibSoup”ベータ版公開
http://current.ndl.go.jp/node/20224

書誌データのオープン化を目指す“Open Bibliography”プロジェクトの成果物まとめ(英国)

JISC Collections、123Docの利用に関する合意をアナウンス

教育・研究のためのデジタルコンテンツの提供に関する会員組織であるJISC Collectionsが、123Docの電子書籍コレクションの利用に関する合意について、アナウンスしています。

123Docのコレクションは、123libraryのウェブサイトから利用可能で、数千タイトル規模とのことです。

Ref.
New JISC Collections Agreement: 123Doc e-books-Usage Based Collection (JISC Collections 2012/8/13付けニュース)
http://www.jisc-collections.ac.uk/News/123Doc-e-books-launch/

英JISCとウェルカム財団、OAジャーナル投稿料(APC)の効率的管理や中間組織の役割に関する研究を開始

英国のJISCとウェルカム財団が、各大学におけるオープンアクセス(OA)ジャーナルへの投稿料(article processing charge:APC)の効率的な管理のために提供できるサポートや、中間組織が果たすことのできる役割に関する研究を開始すると発表しました。

この研究は、英国のオープンアクセス実行グループ(OAIG)に代わって両機関が行うもので、先日発表された「Finchレポート」のなかで大学によるAPCの支払いについて述べられていることを受けたものとされています。なお、OAIGが過去に行った研究では、ハイブリッドOAジャーナル出版社、研究機関、助成機関の多くは、APCを処理するための効率的なシステムを構築できておらず、多大な処理の遅れなどの問題を引き起こしていることが示されています。また、OAIGメンバーや出版社は、適切な中間組織がAPCに関するサポート・サービスを提供するという潜在的役割について強調しているということです。

JISC and Wellcome Trust to support universities with new open access demands(JISC 2012/7/19付けニュース)
http://www.jisc.ac.uk/news/stories/2012/07/oa-itt.aspx

参考:

英JISC、OAリポジトリのレジストリ“OpenDOAR”および“ROAR”の技術的なレビューを行なった報告書を公表

英国のJISCが、2012年7月1日付けで作成された“A Technical Review of Open Access Repository Registries: OpenDOAR and ROAR”というレポートを公表しました。世界中のオープンアクセスリポジトリを登録したレジストリとして代表的なOpenDOARおよびROARについて、その機能や利点・欠点などの技術的な側面を、成長率、ソフトウェア、API、データの質という4つの観点から調査した結果をまとめたものです。また、それぞれの開発チームや、各レジストリのAPI利用者に対するインタビューも行われています。

A Technical Review of Open Access Repository Registries(JISC)
http://ie-repository.jisc.ac.uk/612/

参考:
“OpenDOAR”登録リポジトリ数が2,000件突破
http://current.ndl.go.jp/node/18784

E1311 - 「Y世代」の研究行動調査 最終報告書(英国)

E1311 - 「Y世代」の研究行動調査 最終報告書(英国)

2012年6月28日に,英国図書館(BL)と英国のJISCが,博士課程学生の情報探索行動や研究行動について調査したレポート“Researchers of Tomorrow”を公開した。この調査は2009年から3か年かけて実施されたもので(E994E1190参照),今回のレポートはその最終報告書にあたる。...

英国図書館と英JISC、「Y世代」の研究行動調査報告“Researchers of Tomorrow”を公開

2012年6月28日に、英国図書館(BL)とJISCが、1982年から1994年の間に生まれた「Y世代」(Generation Y)の博士課程の学生17,000人の研究行動を調査し、その結果をまとめたレポート“Researchers of Tomorrow”を公開しました。

この調査は2009年に両機関共同で始められたもので、今回公開されたレポートがその3年目の報告にあたります。調査結果では、博士課程の学生はオープンアクセスに対する理解が乏しく、研究成果をオープン化することに対してポジティブな印象をもっていないこと、研究分野を問わず博士課程の学生は、一次資料(文書資料や大規模なデータセット等)から、二次的な研究リソース(雑誌論文、図書等)への依存度を高めていること等が明らかとなったとしています。

Researchers of Tomorrow (JISCでのレポート公開ページ)
http://www.jisc.ac.uk/publications/reports/2012/researchers-of-tomorrow.aspx

英JISC、高等教育機関におけるeポートフォリオ活用のためのリソース集を公開

2012年6月19日に、英国のJISCが、高等教育機関におけるeポートフォリオの活用に役立つリソースを公開しました。

リソースは、(1)JISCの助成で行われたeポートフォリオに関する研究の成果をもとに作成された“e-Portfolio Implementation Toolkit”、(2)実際に5機関でeポートフォリオを利用した際のケーススタディをまとめた動画“Video case studies”、(3)上記2つをもとに作成された“Crossing the Threshold: Moving e-portfolios into the mainstream”とのことです。

Crossing the Threshold: Moving e-portfolios into the mainstream
http://www.jisc.ac.uk/whatwedo/programmes/elearning/eportfolios/crossing.aspx

Studies of e-portfolio implementation (videos and toolkit)
http://www.jisc.ac.uk/eportimplement

Kuali OLE及びJISC、グローバルでオープンなナレッジベースを構築する“Global Open Knowledgebase”プロジェクトを発表

米国のKuali OLEプロジェクト及び英国のJISCが、電子リソースのグローバルでオープンなナレッジベースを構築する“Global Open Knowledgebase”(GOKb)プロジェクトを発表しました。アンドリュー・W・メロン財団から499,000ドルの助成を受けており、ノースカロライナ州立大学がリーダー機関となっています。発表文や、GOKbのウェブサイトに掲載されているER&L2012でのプレゼン資料ではGOKbは以下のようなものと説明されています。

・電子リソースの出版情報、関連機関、モデルライセンス等の情報を登載する
・コミュニティベースで維持管理を行う
・各種標準規格やクリエイティブコモンズのCC0(パブリックドメイン)ライセンスを採用
・ユーザ用のインターフェースは存在せず、APIで生データを提供する
・オープンソースの図書館システムKuali OLE用のナレッジベース
・ベンダーのナレッジベースを置き換えるものではない
・図書館とベンダーが識別子を共有する場である
・登載データは出版社やCUFTSから提供されるか手動作成する

プレゼン資料では、その他、グローバルなGOKbとKuali OLEで管理されるローカルデータの関係や、データモデル、今後の予定等についても説明されています。

GOKb
http://gokb.org/

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