IFLA(国際図書館連盟)

国際図書館連盟、地域・国レベルで実施してる図書館の認知度・地位向上プログラムへの2017・2018年度の助成対象地域・国を決定

2017年6月22日、国際図書館連盟(IFLA)が、地域レベル・国レベルで実施している図書館の認知度・地位向上プログラムへの2017年・2018年度の助成対象として、次の10の地域・国及び国際的な分野で図書館を代表するリーダーを養成するIFLAのプログラム“International Leaders Programme”の第2グループ(コロンビア、中国、エジプト、メキシコ、フィリピン、セネガル、セルビア、米国)を選定したと発表しています。

・西アフリカ(ベニン、ブルキナファソ、コートジボワール、ガンビア、ガーナ、リベリア、マリ、ニジェール、ナイジェリア、セネガル、シエラレオネ、トーゴ)
・東アフリカ(ケニア、ルワンダ、タンザニア、ウガンダ)
・ブラジル
・中央アメリカ(コスタリカ、エルサルバドル、グアテマラ、ホンジュラス、ニカラグア、パナマ)
・コスタリカ
・トリニダードトバゴ
・アジア太平洋(オーストラリア、ニュージーランド、シンガポール)
・中央アジア(カザフスタン、キルギスタン、ウズベキキスタン)
・東欧(チェコ、ハンガリー、ポーランド、ルーマニア、スロバキア、ウクライナ)
・DACHS(オーストリア、ドイツ、イタリア・南チロル、スイス)

トロント大学の図書館とiSchoolが連携して実施するインターンシップ制度“Toronto Academic Libraries Internship (TALint) ”(カナダ)(記事紹介)

2017年8月にポーランドのヴロツワフで開催される第83回世界図書館情報会議(WLIC)・国際図書館連盟(IFLA)年次大会での発表資料として、カナダ・トロント大学図書館のJulie Hannaford氏と同大学情報学部のSiobhan Stevenson氏による“TALint at the University of Toronto: Bridging the Gap Between iSchool and Academic Librarianship”と題する記事が公開されています。

大学院で得た知識と実務を、図書館現場で結びつけることを通じて、複雑化する情報環境の中でリーダーシップを発揮できる図書館員、アーキビスト、記録管理者を養成することを目的に、2014/2015学年度から、トロント大学図書館と同大学のiSchoolとが連携して行っている2年間のインターンシップ制度“Toronto Academic Libraries Internship (TALint) ”を紹介するものです。

開始当初から現在までのプログラムの詳細や、プログラムの評価方法や評価結果の紹介に加え、大学理事会から如何にして継続的な財政支援を得たかについて報告されています。

国際図書館連盟会長、ロシアのウクライナ文学の専門図書館前館長の有罪判決を受け声明を発表

2017年6月13日、国際図書館連盟(IFLA)会長のDonna Scheeder氏が、発禁本の所蔵・社会集団の扇動・資金の不正利用の疑いで逮捕されていた、ロシアのウクライナ文学の専門図書館前館長Natalya Sharina氏への有罪判決(執行猶予4年)を受け、声明を発表しました。

声明では、Natalya Sharina氏が釈放されたのは前進であるが有罪判決には失望していることを述べるとともに、ロシアをはじめ世界中で禁書や図書館員への迫害を終わらせることや、政府は市民や市民社会の利益のために知識・思想・文化の門戸としての図書館の役割を認識し支援すること、を求めています。

Bring the Persecution of Librarians to an End: IFLA President Donna Scheeder on the Judgement in the Case of Natalya Sharina(IFLA,2017/6/13)
https://www.ifla.org/node/11453

国際図書館連盟公共図書館分科会の中間大会“STEAM into Sydney”の報告(記事紹介)

2017年5月26日、国際図書館連盟(IFLA)の公共図書館分科会が、3月にオーストラリアのニューサウスウェールズ州立図書館で開催した同分科会の中間大会“STEAM into Sydney”の報告記事を掲載しています。

大会当日は、世界各国のコミュニティにおいて、公共図書館を、STEAM(科学、技術、工学、芸術、数学)分野の生涯学習のためのセンターとする取組が発表されたとのことで、それらの発表内容は、オーストラリア図書館協会(ALIA)によって報告書“How Public Libraries Contribute to the STEM Agenda ”としてまとめられています。

How Public Libraries Contribute to the STEM Agenda(IFLA,2017/5/26)
https://www.ifla.org/node/11420

国際図書館連盟(IFLA)、継続資料の取扱いのためにFRBRooを拡張したPRESSooのバージョン1.3である“Definition of PRESSoo”を公開

2017年5月22日、国際図書館連盟(IFLA)の標準委員会は、IFLAの新しい標準“Definition of PRESSoo: A conceptual model for Bibliographic Information Pertaining to Serials and Other Continuing Resources”を公開しました。

今回公開されたのは、PRESSooのバージョン1.3です。2017年3月31日に、IFLAの標準委員会と専門委員会によって承認されました。

PRESSooは、逐次刊行物などの継続資料の書誌情報を表現するためのオントロジーです。FRBR(書誌レコードの機能要件)のオブジェクト指向版であるFRBRooを拡張したものです。逐次刊行物などの継続資料にFRBRなどの概念モデルを適用する際の課題の解決を目指しています。

バージョン0.5が2014年4月に発表されましたが、その後、バージョン1.0が2014年6月に発表され、2015年春にワールドワイドレビューが行なわれました。2015年8月には、PRESSooの維持、レビューのためのワーキンググループの立ち上げが決定されていました。

国際図書館連盟(IFLA)、FRBR、FRAD、FRSADの各概念モデルを統合したIFLA Library Reference Model(LRM)の2017年3月版を公開

2017年5月22日、国際図書館連盟(IFLA)は、IFLA Library Reference Model(LRM)の2017年3月版を公開しました。

これは、FRBR-Library Reference Model(FRBR-LRM)を修正したもので、2016年5月1日までワールドワイドレビューを実施してコメントを受け付けていました。IFLA LRMのほか、レビュー後の修正点のサマリーや、FRBR、FRAD、FRSADの各概念モデルの利用者タスク、実体、属性、関連などをIFLA LRMにマッピングするための“Transition Mapping”などが公開されています。

IFLA LRMは、FRBR、FRAD、FRSADの3つの概念モデルを統合した、概念参照モデルです。3つの概念モデル間の矛盾の解決や、Linked data環境における書誌データの利用促進などを目的としています。

2017年4月に提出され、IFLAの専門委員会の承認を待っている段階です。

国際図書館連盟、国際的な図書館間相互貸借のためのガイドラインを改定へ:現在のバージョンへのコメントを募集中

2017年5月19日、国際図書館連盟(IFLA)のドキュメントデリバリー・資源共有分科会が、国際的な図書館間相互貸借(ILL)に関するガイドライン「国際貸出と文献提供:手続きのための原則とガイドライン」(International Resource Sharing and Document Delivery: Principles and Guidelines for Procedure)を改訂すると発表しています。

現バージョン(2009年版)に対するコメントを、2017年7月30日までオンラインフォームで受け付けており、その後、分科会では、コメントを反映した改定草案を作成し、再度、コメントを募集することを計画しています。

Request for Public Comments on IFLA Interlibrary Loan Guideline(IFLA,2017/5/19)
https://www.ifla.org/node/11407

国際図書館連盟、政策綱領“Libraries safeguarding cultural heritage”を発表

2017年5月10日、国際図書館連盟(IFLA)が、図書館の、文化遺産を保護するという重要な活動を支援するため、政策綱領(policy statement)“Libraries safeguarding cultural heritage”を発表しました。

この政策綱領は国連「持続可能な開発のための2030アジェンダ」の目標11.4「世界の文化遺産及び自然遺産の保護・保全の努力を強化する」やユネスコによる「世界の記憶」事業を支援することを目的としています。

Libraries safeguarding cultural heritage (IFLA,2017/5/10)
https://www.ifla.org/node/11387

国際図書館連盟、第13回国際マーケティング賞の受賞図書館を発表

国際図書館連盟(IFLA)が、第13回国際マーケティング賞(IFLA International Marketing Award)の受賞図書館を発表しています。

65あった応募の中から、10のプロジェクトが選ばれており、上位3館は全て中国の図書館です。

第1位には、北京科技大学図書館の“China for the READay project”が選ばれました。同プロジェクトは、読書推進プログラムで、Wechat(微信)の公式アカウントで、毎日、図書のレビューや興味を惹くパラグラフを呟いて、キャンパス内の読書環境を改善したことが評価されました、

第2位には、上海図書館による、同館のナレッジデータベースを用いたモバイルアプリのプロトタイプやアイデアを募集した“Open Data Application Development Contest 2016”が、第3位には、武漢大学図書館が主催し、キャンパス内の学生クラブ“Yuewei Literature Society”が企画したヒューマンライブラリー“LittleParadise Human Library ”が選ばれています。

IFLA Journal、2017年3月号が刊行:研究データサービス(RDS)を特集

国際図書館連盟(IFLA)が刊行する“IFLA Journal”の43巻1号(2017年3月)が公開されました。

研究データサービス(Research Data Services:RDS)を特集しています。

Out Now: March 2017 issue of IFLA Journal(IFLA,2017/3/16)
https://www.ifla.org/node/11277

IFLA Journal Volume 43 Number 1 March 2017
https://www.ifla.org/files/assets/hq/publications/ifla-journal/ifla-journal-43-1_2017.pdf

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