電子情報資源

CA1845 - ResourceSync:OAI-PMHの後継規格 / 林 豊

 本稿では、米国情報標準化機構(NISO)とOpen Archives Initiative(OAI)によって策定が進められているResourceSync(1)の概要を紹介する。

 ResourceSyncは、2つのウェブサーバの間でコンテンツの同期(2)を行うためのプロトコルである。2011年にOAI-PMH(CA1513参照)の後継規格として検討が始まった。ワーキンググループにはOAI-PMHの策定に深く関わったロスアラモス国立研究所のソンペル(Herbert van de Sompel)も名を連ねている。一連の規格のなかでコアとなるResourceSync Framework Specification(ANSI/NISO Z39.99-2014)(3)のバージョン1.0が2014年4月にリリースされた。...

科学技術振興機構(JST)のデータサイエンス・アドベンチャー杯、予選審査通過チームが決定、3月7日の本選へ

科学技術振興機構(JST)では、実務で統計・データ・言語分析を行う社会人ならびに統計学や情報学・言語処理一般に関心を持つ学生を対象に、分析アイデアおよび分析スキル・得られた成果の優劣を競うコンテスト 「All Analytics Championship ~データサイエンス・アドベンチャー杯~」の第2回を開催しています。

2015年1月30日に作品の応募が締め切られ、総エントリーチーム数81チーム、最終的な応募があった25作品のなかから、9つのチームが予選審査を通過したとのことです。2月19日に予選審査を通過したチームが発表されています。3月7日に、科学技術振興機構(JST)東京本部別館において、本選として、予選審査通過チームによるプレゼンテーションが予定されており、賞が決定されるとのことです。本選の観覧は無料ですが、事前に申込みが必要とのことです。

予選審査通過チームがついに決定!!(JST)
http://www.sascom.jp/AAC/final.html

All Analytics Championship ~データサイエンス・アドベンチャー杯~(JST)
http://www.sascom.jp/AAC/

観覧希望受付フォーム
http://www.sascom.jp/AAC/audience.html

関連:

CLOCKSS、米国科学振興協会(AAAS)との提携を発表

2015年2月6日、CLOCKSSがScience誌などを刊行する米国科学振興協会(AAAS)と提携したことを発表しました。自然災害等の不測の事態におけるAAASのコンテンツへのアクセスのセーフガードとなるとのことです。また、2月5日にはElsevier社がCLOCKSSとの協力関係を電子書籍のアーカイブまで広げたことを発表しています。

AAAS and the Science Family of Journals Team up with CLOCKSS to Safeguard Access to Content (CLOCKSS, 2015/2/6)
https://www.clockss.org/clockss/News

Elsevier Now Adding eBooks to CLOCKSS Archiving (Elsevier, 2015/2/5)
http://www.elsevier.com/about/press-releases/science-and-technology/elsevier-now-adding-ebooks-to-clockss-archiving

参考:
北米の研究図書館センター(CRL)、CLOCKSSは「信頼できるリポジトリ」との監査結果を公開
Posted 2014年7月28日

NISOがInformation Standards Quarterlyを刊行、今号はデジタルコンテンツのライセンスがテーマ

2015年2月6日、米国情報標準化機構(NISO)が、季刊誌“Information Standards Quarterly”(2014, vol.26, no. 4)を刊行しました。今号はデジタルコンテンツのライセンスがテーマとなっています。

Information Standards Quarterly (ISQ) Winter 2014 Volume 26, no. 4
http://dx.doi.org/10.3789/isqv26no4.2014

NDIIPPの情報サイト“Sustainability of Digital Formats”でOffice Open XMLフォーマットの取扱いを開始

全米デジタル情報基盤整備・保存プログラム(NDIIPP)が維持管理しているデジタル・フォーマットの利用可能性についての情報を提供するサイト“Sustainability of Digital Formats”において、Office Open XML(OOXML)に関する9つのフォーマットの掲載を開始したそうです。米国議会図書館(LC)のブログ“The Signal”でその概要が紹介されています。

Microsoft Office製品のWord、PowerPoint、Excelそれぞれのファイルの拡張子は、以前は.doc、.ppt、.xlsでしたが、XML構造を取り入れ、独自フォーマットから標準的なフォーマットを採用し、それぞれ"x"を付与した.docx、.pptx、.xlsxのフォーマットが最新版となっているとのことです。

LCが公開している長期保存に適したフォーマット仕様“Recommended Format Specifications”では、文字資料については、OOXMLに加えて、XMLベースのオフィス文書の形式であるOpen Document Format(ODF)も推奨しています。

Office Opens up with OOXML(The Signal, 2015/2/3付け)

米BISG、米国図書館協会(ALA)と提携し、公共図書館におけるデジタルコンテンツの利用動向の調査を計画

2015年2月1日の米国図書館協会(ALA)冬季大会において、米国の書籍産業研究グループ(BISG:Book Industry Study Group)が、米国図書館協会(ALA)と提携し、公共図書館の提供するデジタルコンテンツの利用動向の調査プロジェクトを行うと発表されたとのことです。BISGによると、“Digital Content in Public Libraries”と題されたこのプロジェクトでは、公共図書館の提供するデジタルコンテンツについて、図書館利用者のデバイス、紙・電子など媒体の選好、コレクション評価などについて調査を行うとのことです。2015年6月25日から30日にサンフランシスコで開催される、ALAの年次大会において、調査結果の最初の公表が予定されており、次いで、2015年9月8日に刊行(有料)が予定されているとのことです。

BISG and ALA In Research Partnership: Digital Content in Public Libraries to survey library patron consumption trends in a major joint study

Project MUSE、Porticoと提携し電子ジャーナルも保存へ

2015年1月26日、人文・社会科学系の電子資料提供サービス“Project MUSE”が電子リソースのアーカイブサービスを提供しているPorticoと提携し、電子ジャーナルのアーカイブを行うと発表しています。120の出版社からの600タイトルが対象になるとのことです。Project MUSEは、University Press Content Consortium (UPCC) の電子書籍について、2012年からPorticoと提携して保存しているとのことです。

Project MUSE to preserve e-journals with Portico(Portico, 2015/1/26)
http://www.portico.org/digital-preservation/news-events/news/general-news/project-muse-to-preserve-e-journals-with-portico

Project MUSE
http://muse.jhu.edu/

Journals in Project MUSE
http://muse.jhu.edu/about/muse_journals_list.html

参考:

英グラスゴー大学が、“ Historical Thesaurus of English (HT) ”をオンラインで公開

英国のグラスゴー大学が、“ Historical Thesaurus of English (HT) ”をオンラインで公開しました。この1000年間の任意の時点で使用された800,000語に近い英単語の記録を含んでいるとのことです。

この新しいウェブサイトでは、同大学の“Historical Thesaurus of English Project”という44年間に及ぶ取り組みにより2009年に最初に紙媒体で刊行された情報を使用しており、同プロジェクト開始50周年を記念して公開されたとのことです。

New web resource detailing 1,000 years of the English language launched(University of Glasgow)
http://www.gla.ac.uk/news/headline_387358_en.html

Historical Thesaurus of English (University of Glasgow)
http://historicalthesaurus.arts.gla.ac.uk/

via;

E1646 - 米国デジタル公共図書館(DPLA)戦略計画2015-2017

E1646 - 米国デジタル公共図書館(DPLA)戦略計画2015-2017

 米国デジタル公共図書館(DPLA)は2015年1月,2015年から2017年の戦略計画を発表した。

 DPLAは,米国各地の図書館,アーカイブズ,博物館,文化機関の所有するデジタルコンテンツを一元的に検索できるポータルサイトである(E1429参照)。2013年4月の公開から1年で,検索対象データが500機関の240万点から1,200機関の700万点に,スタッフも3名から12名にと,順調に拡大している。戦略計画ではさらなる発展を目指し,「コンテンツ」,「技術」,「アウトリーチ・教育」,「財政・継続性」といった観点から,最優先事項,補助的に行うべき事項を挙げている。...

米国デジタル公共図書館(DPLA)、2015年-2017年の戦略計画を公開

2015年1月7日、米国デジタル公共図書館(DPLA)が2015年-2017年の戦略計画を公開しました。

DPLAは、2013年4月18日に公開され、現在では、12名のスタッフがおり、1,300の機関からの約800万件のコンテンツを提供しているとのことです。

戦略計画では、DPLAのコアとなる価値として、共有された文化資源を最大限に公開すること、公共的な精神、多くの機関や個人との協力の重視、公共図書館がその役割を担ってきた自由で民主的な知識へのアクセスが挙げられています。

コンテンツを発見するための「ポータル」、DPLAからだけでなく、創造的なアプリケーションや他のウェブサイトからのコンテンツの公開に寄与する「プラットフォーム」、読むことや研究することへの「公共的な選択肢」の3つをDPLAの要素とし、戦略計画では、これらの要素をどのように維持し、展開していくのかを示しているとのことです。

What’s Ahead for DPLA: Our New Strategic Plan(DPLA, 2015/1/7)
http://dp.la/info/2015/01/07/whats-ahead-for-dpla-our-new-strategic-plan/

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