電子情報保存

ソースコードのアーカイブ“Software Heritage archive”がオンラインで公開

2018年6月7日、ソースコードのアーカイブ“Software Heritage archive”がオンラインで公開されました。

2017年4月3日に、ユネスコ(UNESCO)とフランス国立情報学自動制御研究所(INRIA)の間で、全てのソフトウェアのソースコードの収集・保存・アクセスのための基盤構築を目的に締結された連携協定によるもので、INRIAのプロジェクトSoftware Heritageで収集・保存されたソースコードを検索し、アクセスできるようになっています。

Opening the doors of the Software Heritage archive(Software Heritage ,2018/6/7)
https://www.softwareheritage.org/2018/06/07/opening-the-door/#

CLOCKSS、Crossrefの全メタデータを保存すると発表

2018年6月12日、電子ジャーナルのアーカイブプロジェクトCLOCKSSが、Crossrefの全メタデータを保存すると発表しました。

CLOCKSSに全メタデータを保存するとともに、他のアーカイブサービスと組み合わせることで、緊急時対応プランを確実に実行することができるとしています。

CLOCKSS announces preservation of Crossref metadata(CLOCKSS,2018/6/12)
https://clockss.org/clockss/News#0612

参考:
CA1836 - CrossRefの動向 revisited / 長屋 俊
カレントアウェアネス No.322 2014年12月20日
http://current.ndl.go.jp/ca1836

National and State Libraries Australia(NSLA)、デジタルデポジットシステム“National edeposit (NED)”を2019年初頭にも公開

2018年5月21日、オーストラリア国立図書館(NLA)・ニュージーランド国立図書館(NLNZ)及びオーストラリアの州立・準州立図書館が加盟するNational and State Libraries Australia(NSLA)が、デジタルデポジットシステム“National edeposit (NED)”開発の最終段階であることを発表しています。

オーストラリアの法定納本制度では、国立及び州立・準州立の図書館が、所管地域の全ての出版物を収集することとなっており、NEDは増大するデジタル資源の収集に対応するために開発されています。

NEDでは、出版者は一度納本するだけで州・準州立と国立図書館両者への納本を完了することができるほか、NSLA加盟館で収集されたデジタル資源の長期保存や公開が可能となります。

NEDは2019年初頭に公開される予定です。

NED is coming!(NSLA,2018/5/21)
https://www.nsla.org.au/news/ned-coming

【イベント】納本制度70周年記念国際シンポジウム「納本制度の過去・現在・未来 -デジタル化時代における納本制度の在り方について-」(7/11・東京)

2018年7月11日、国立国会図書館東京本館において、納本制度70周年記念国際シンポジウム「納本制度の過去・現在・未来 -デジタル化時代における納本制度の在り方について-」を開催します。

このシンポジウムでは、各国における納本制度の歴史と現状、デジタル化時代における課題と取組に焦点を当てます。納本制度の意義を再確認するとともに、今後の在り方について考えます。

日英同時通訳が付きます。参加費は無料です。定員は250名で、事前の申込が必要です。

基調講演「納本制度の意義とこれから」
田村俊作氏(慶應義塾大学名誉教授)

「ドイツ国立図書館におけるデジタル文化資産の収集及び管理-課題と解決-」
ウルリケ・ユンガー氏(ドイツ国立図書館収集書誌部長)

「オーストラリアにおける納本制度-紙からデジタルへ-」
メレディス・バッテン氏(オーストラリア国立図書館資料管理部国内資料課課長補佐(特別コレクション担当))

「国立国会図書館の収集資料と納本制度」
山地康志(国立国会図書館収集書誌部長)

米・NASIG、デジタル保存に関するガイドブック3点を公開

2018年4月27日、NASIG(前・北米逐次刊行物研究グループ)の“Digital Preservation Task Force”が、デジタル保存に関する研究の進展や発見のためのガイドブック3点を公開しました。

デジタル保存を幅広く紹介し、関連事業のリストやリソースへのリスト・リンクからなる“Digital Preservation 101”、自館コレクション内のデジタル研究の保存状態の評価を始めるための方法を紹介する“Guide to the Keepers Registry”、出版者やベンダーと調整する中でデジタル保存を含めるための方法を示す“Talking Points and Questions to Ask Publishers about Digital Preservation”の3点です。

米・国家デジタル管理連盟(NDSA)、電子情報保存における固定性情報に係る実務を調査した報告書を公開

2018年4月25日、米・国家デジタル管理連盟(NDSA)が、電子情報の内容情報が変更されていないことを示す固定性情報に係る各機関での実務を調査した報告書を公開しました。

文化遺産機関において用いられている電子情報の保存システムやソリューションにおいて、その多様性のために、固定性情報のチェックにかかるベストプラクティスが確立されていないとの課題認識のもと、固定性情報のチェックでの各機関で共通した実践や、同作業において直面している共通解題を把握するため行なわれたものです。

報告書は、調査に参加した89機関から得られた回答をもとに、当該分野での全体動向や実務の内容がまとめられています。

科学技術振興機構(JST)、J-STAGEでのPorticoのダークアーカイブサービスの提供開始を発表

2018年4月26日、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)が、J-STAGE搭載データの長期的保存と安定的提供を目的に、電子学術情報アーカイブPorticoのダークアーカイブサービスの提供を10月から開始すると発表しました。

ダークアーカイブを導入していることをジャーナル登録の条件とする海外の文献検索サービスが増えており、ダークアーカイブ導入がジャーナルの信用性を示す要件となりつつあることから開始するもので、サービスの復旧に90日以上が見込まれる場合、Porticoにアーカイブしたコンテンツが公開されることになります。

J-STAGEの「編集搭載システム」にPorticoでの公開可否の設定項目が追加されており、J-STAGEで学術誌を公開している組織・団体は6月30日までに設定内容の確認・変更が必要と説明されています。Porticoのダークアーカイブサービスを利用するにあたっての追加の費用負担は不要です。

CLOCKSSに新たに5の出版者が参加

2018年3月27日、電子ジャーナルのアーカイブプロジェクトCLOCKSSは、新たに5の出版者がCLOCKSSに参加したことを発表しました。

これにより、CLOCKSSに参加している出版者は、240を超えました。

CLOCKSS Announces the Participation of Additional Publishers(CLOCKSS, 2018/3/27)
https://clockss.org/clockss/News#0327

参考:
CLOCKSSに22の出版者、図書館が参加:日本からは4つの大学が参加
Posted 2016年6月13日
http://current.ndl.go.jp/node/31784

Internet Archive、収集済のウェブアーカイブからロングテールなオープンアクセス論文を自動的に判別し保存する方法を開発するためのプロジェクトを開始

2018年3月5日、Internet Archive(IA)が、アンドリュー・W・メロン財団からの助成を得て、ロングテールなオープンアクセス(OA)論文の保存を目的としたプロジェクト“Ensuring the Persistent Access of Long Tail Open Access Journal Literature”を開始すると発表しました。

IAや連携機関の収集済ウェブアーカイブから、保存が危ぶまれているロングテールなOA論文を自動的に判別し、適切なメタデータを付与する仕組みを検証するもので、検証にあたっては、(1)ISSN、DOAJ、Unpaywall、CrossRefからOA論文のデータを取得し該当する論文を調べる、(2)ウェブアーカイブからジャーナルに該当するコンテンツを特定したうえで、識別子やメタデータと関連付けて発見可能性を高める、の2つの手法が用いられます。

また検証の成果の活用のため、結果を受けてトレーニングセットを開発し、小規模なウェブアーカイブで試験してその効果を評価するとともに、この取組に必要な経費の算出も行われます。

カナダ研究図書館協会(CARL)、ケベック州の大学連合BCIと研究データ管理・電子情報保存に関する協力協定を締結

2018年2月22日、カナダ研究図書館協会(CARL)は、ケベック州の大学連合である“Bureau de coopération interuniversitaire” (BCI)と、カナダの研究コミュニティーにおける研究データ管理と電子情報保存へのニーズに関する地域的・国家的課題に関して協力協定を締結したと発表しています。

CARL and BCI Reach Agreement for the Advancement Research Data Management and Digital Preservation in Canada(CARL,2018/2/22)
http://www.carl-abrc.ca/news/carl-bci-rdm-agreement-feb-2018/

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