電子情報保存

カナダ研究図書館協会(CARL)、ケベック州の大学連合BCIと研究データ管理・電子情報保存に関する協力協定を締結

2018年2月22日、カナダ研究図書館協会(CARL)は、ケベック州の大学連合である“Bureau de coopération interuniversitaire” (BCI)と、カナダの研究コミュニティーにおける研究データ管理と電子情報保存へのニーズに関する地域的・国家的課題に関して協力協定を締結したと発表しています。

CARL and BCI Reach Agreement for the Advancement Research Data Management and Digital Preservation in Canada(CARL,2018/2/22)
http://www.carl-abrc.ca/news/carl-bci-rdm-agreement-feb-2018/

Open Preservation Foundationに、英国国立公文書館(TNA)が加盟

デジタル資料の長期保存を目指す非営利団体Open Preservation Foundation(OPF)は、2018年2月20日、英国国立公文書館(TNA)が加盟したと発表しています。

The National Archives joins the Open Preservation Foundation(OPF,2018/2/20)
http://openpreservation.org/news/national-archives-joins-the-open-preservation-foundation/

参考:
Open Preservation Foundationに、ノルウェー国立図書館が加盟
Posted 2016年6月17日
http://current.ndl.go.jp/node/31823

英国国立公文書館(TNA)、文化遺産宝くじ基金(HLF)からデジタルアーカイブの専門家養成のための助成金を獲得

2018年2月14日、英国国立公文書館(TNA)が、文化遺産宝くじ基金(Heritage Lottery Fund:HLF)から、24人分のデジタルアーカイブの専門家養成のため、72万600ポンドの助成を受けたと発表しています。

研修生が、デジタル分野の専門知識を取得するために新たに設計された研修コースを受講するプログラムで、アーカイブズ・記録協会(ARA)と電子情報保存連合(DPC)の支援を受けて実施されます。

研修生の受け入れ先は、ロンドンの研究機関(ロンドン大学教育研究所、ロンドン大学衛生熱帯医学大学院、キングスカレッジロンドン、ウェルカムコレクション)、もしくは、ヨークシャーやイースト・アングリア地域の文書館(ハル大学文書館、イースト・アングリアフィルムアーカイブ、ノーフォーク公文書館、ヨーク大学Borthwick Institute for Archives)で、研修は2018年10月から開始されます。

イェール大学図書館におけるサービスとしてのエミュレーション(emulation as a service)のためのインフラ構築(記事紹介)

イェール大学のウェブサイトで、イェール大学図書館における、サービスとしてのエミュレーション(emulation as a service)のためのインフラ構築が紹介されています。

このインフラでは、旧式のソフトウェアにオンデマンドでアクセスして、そのソフトウェア上の情報、たとえば1980年代にCADシステム上で作成した建築の設計図や、著名な作家が初期のワードプロセッシングソフトウェアで執筆した原稿などの情報が損なわれることなく今後もアクセスすることが可能になるようです。

アンドリュー・W・メロン財団(Andrew W. Mellon Foundation)とアルフレッド・P・スローン財団(Alfred P. Sloan Foundation)からそれぞれ100万ドルの助成を受けて、OS、オフィスソフト、電子メールアプリケーション、ビデオ編集ソフト、作曲ソフトなど3,000以上のソフトウェアへのアクセスを可能にするとのことです。このプロジェクトは、ソフトウェアへの長期アクセスのための団体Software Preservation Networkや、図書館システム関連技術の開発企業OpenSLXなどと共同で実施され、完了は2020年6月を予定しています。

ProQuest、同社のコンテンツのダークアーカイブサービス”ProQuest SAFE”をリリース

2018年2月12日、ProQuest社は同社の提供するコンテンツのダークアーカイブサービス、ProQuest SAFE (Secure Archives ForEver)のリリースを発表しました。

これはProQuestのコンテンツを購入した顧客を対象に、そのコンテンツの永続的保存・アクセス提供を目的とするサービスで、Amazonのデータアーカイブ・長期バックアップサービス”Amazon Glacier”を用いて構築されます。2018年中に、SAFEの対象となるコンテンツに関して公表予定とのことです。

“Dark Archive” to Protect 600 Terabytes of ProQuest Data(ProQuest、2018/2/12付け)
http://www.proquest.com/about/news/2018/Dark-Archive-to-Protect-600-Terabytes-of-ProQuest-Data.html

Portico、SAGE社が刊行していた21の雑誌と米国心理学会のデータベースの提供を開始

2018年2月2日、電子学術情報アーカイブPorticoが、出版者からの提供が終了した21の雑誌と1つのデータベースについて、Porticoからの提供を開始したと発表しました。

21の雑誌はすべてSAGE社が刊行する雑誌で、かつてLibertas Academica社から刊行されていたオープンアクセス(OA)雑誌です。元々OA雑誌であったため、PorticoからもOAで提供されます。

もう一方のデータベースについては、米国心理学会が提供していた書評等のデータベース、PsycCRITIQUESです。こちらはPortico参加機関を対象に提供されます。

Portico Access Alert: SAGE and the APA(Portico、2018/2/2付け)
https://www.portico.org/news/portico-access-alert-sage-apa/

PREMIS『保存メタデータのためのデータ辞書』バージョン3.0用のOWLオントロジー草案が公開中 2018年3月23日までコメント受け付け

2017年12月18日より、PREMIS『保存メタデータのためのデータ辞書』バージョン3.0用のOWLオントロジー草案が公開されています。2018年3月23日まで、コメントを受け付けています。

PREMIS(Preservation Metadata: Implementation Strategies)の『保存メタデータのためのデータ辞書』(“Data Dictionary for Preservation Metadata”)は2015年6月に公開されていました。OWLオントロジーについては改訂中とのことでしたが、この度、草案が公開されるに至りました。

PREMIS OWL Draft Ontology for version 3(PREMIS)
http://www.loc.gov/standards/premis/ontology/owl-version3.html

米国議会図書館(LC)、Twitterの公開ツイートの収集方針を選択収集に変更

2017年12月26日、米国議会図書館(LC)が、2018年1月1日からTwitterの公開ツイートの収集方針を変更し、同館が実施しているウェブサイトのアーカイブと同様、選択収集に変更すると発表しました。

LCでは、2010年にTwitter社から2006年から2010年にかけての全公開ツイートのアーカイブの寄贈を受け、全公開ツイートの収集の継続を発表していました。

今回の変更は、LCが日常的に実施している、環境の変化・コレクションやテーマの多様性・費用対効果・利用状況等に基づく収集方針の再検討の結果に基づくものです。

LCでは、これまで収集したツイート本文は恒久的に保存する、保存されているツイート本文はアクセスに関する課題が費用対効果に優れ持続可能な方法で解決できるまで閲覧制限とする、今後ともツイートの選択的収集のためTwitter社と連携する、としています。

E1984 - ボーンデジタル資料の法定納本政策や実務に関する調査

国際図書館連盟(IFLA),国際インターネット保存コンソーシアム(IIPC),米・ミズーリ大学ドナルド・W・レイノルズ・ジャーナリズム研究所(RJI)及び同大学図書館からなる研究グループが,2017年7月中旬から8月末にかけて,各国のボーンデジタル資料の納本政策や実務に関する調査を行なった。そして,独・ザクセン州立図書館兼ドレスデン工科大学図書館で開催された,第83回IFLA年次大会(E1974参照)のニュースメディア分科会のサテライトミーティングにおいて,調査実施にあたっての調査の最適化のための取組や,欧米を中心とした18か国19館が回答した段階での中間集計の結果を報告している。本稿では,当日の予稿からその内容を紹介する。

E1983 - 「デジタルアーカイブ」と「研究データ」の出会い<報告>

2017年11月6日,国立国会図書館(NDL)は,国文学研究資料館(国文研)と人文学オープンデータ共同利用センター(CODH)の後援を受けて,東京本館で報告会「「デジタルアーカイブ」と「研究データ」の出会いシンポジウム~データの保存と活用へ,ライブラリアンとアーキビストの挑戦」を開催した。本報告会は,NDLが共同運営機関を務めるジャパンリンクセンター(JaLC)の研究データ利活用協議会(RDUF)平成29年度第1回研究会という位置付けでもあった。

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