電子情報保存

E1972 - 研究データ同盟第10回総会<報告>

2017年9月19日から21日にかけて,「障壁なきデータ共有」をスローガンとする研究データ同盟(RDA;CA1875参照)の第10回総会が,カナダのモントリオールで開催された。RDAには130の国・地域から6,000人以上が登録している(第10回総会時点)。本総会には437人が参加し,日本からは14人が参加した。

文化遺産のデジタルアーカイブの長期保存に関する実践ガイド“The PREFORMA Handbook”が公開

文化遺産のデジタルアーカイブの長期保存に関する実践ガイド“The PREFORMA Handbook”が公開されています。

とくにファイルフォーマットへの準拠の検証に焦点が当てられています。また、検証の際に使用するDPManager、MediaConch、veraPDFなどの、電子情報の長期保存に関する欧州のプロジェクト“PREFORMA”のツールの使用方法に関するガイドラインともなっています。

The PREFORMA Handbook(Digital Meets Culture)
http://www.digitalmeetsculture.net/article/the-preforma-handbook/

国家デジタル管理連盟(NDSA)、デジタルコンテンツの保存のための職員配置や組織に関するレポート“Staffing for Effective Digital Preservation 2017”を公開

2017年10月17日、米国の国家デジタル管理連盟(National Digital Stewardship Alliance:NDSA)のStaffing Survey Working Groupが、デジタルコンテンツの保存のための職員配置や組織に関するレポート“Staffing for Effective Digital Preservation 2017”を公開したことを発表しました。

2017年に実施した調査の結果をまとめたもので、133の組織から回答がありました。組織の種別や規模、デジタルコンテンツ保存に関する組織や職員配置に対する現状認識、職員の能力や研修の必要性に対する組織の考え、などが紹介されており、また2012年の調査結果とも比較しています。レポートだけでなく、調査のデータも公開しています。

主な統計と調査結果の概要は次のとおりです。

・14か国から133の組織が回答。78%は米国の組織。
・政府機関、博物館、歴史関係の学会、公共図書館、営利企業等、13分野の組織が回答。46%は大学の図書館や文書館等。
・58%の組織では50TB以下のコンテンツを管理。

E1960 - IFLAによる国立図書館の役割に関する現状調査

2017年8月に開催された世界図書館情報会議(WLIC):第83回国際図書館連盟(IFLA)年次大会では,国立図書館の役割に関する現状調査の結果を概観し,図書館・情報政策に与える影響について議論するラウンドテーブルが行われた。本稿では,調査を担当し,ラウンドテーブルのモデレータも務めたスイス国立図書館のPatrice Landry氏の予稿に基づき,調査結果の概要を紹介する。

【イベント】「デジタルアーカイブ」と「研究データ」の出会いシンポジウム~データの保存と活用へ、ライブラリアンとアーキビストの挑戦 (11/6・東京)

2017年11月6日、国立国会図書館東京本館において、「「デジタルアーカイブ」と「研究データ」の出会いシンポジウム~データの保存と活用へ、ライブラリアンとアーキビストの挑戦」を開催します。

このシンポジウムは、研究データ利活用協議会(RDUF)の2017年度第1回研究会です。2017年9月に開催された研究データ同盟(RDA)第10回総会と第14回電子情報保存に関する国際会議(iPRES2017)の報告のほか、デジタルアーカイブと研究データに関する国内の事例報告、フロアも交えたディスカッションが行われます。

参加費は無料です。事前の申込が必要です。

LOCKSSに分散型の電子情報保存機能を組み込むプロジェクトが進行中

2017年9月7日、スタンフォード大学図書館は、LOCKSSに分散型の電子情報保存機能を組み込むプロジェクトが進行中であることを発表しました。

これは、アンドリュー・W・メロン財団の支援を受けて実施されているもので、LOCKSSのソフトウェアの機能をウェブサービスとすることで、LOCKSSプログラムの参加館以外のシステムに組み込むことが可能になります。

Stanford University LOCKSS Program to Mainstream Distributed Digital Preservation through New Project(Stanford Libraries, 2017/9/7)
https://library.stanford.edu/node/130509

Lots Of Copies Keep Stuff Safe
https://www.lockss.org/

国立国会図書館が収集した電子書籍・電子雑誌が100万件を突破

2017年9月、国立国会図書館が収集した電子書籍・電子雑誌の件数が100万件を突破しました。

現在は、無償公開されているものを主な収集対象としており、主な種類は、学協会が発行する学術雑誌や会報などが59万件、地方公共団体が発行する公報、広報誌、統計類などが15万件などとなっています。

これらは国立国会図書館デジタルコレクションで閲覧することができ、約9割はインターネット上で閲覧することができます。

米国議会図書館(LC)、長期保存のための推奨フォーマットのガイド”Recommended Formats Statement”の2017-2018年版を公開

米国議会図書館(LC)が、長期保存のための推奨フォーマットのガイド”Recommended Formats Statement”の2017-2018年版を公開しています。

今回のレビューでは、メタデータの充実、長期保存関連の他の文献とのリンク、の2点に焦点を当てているようです。

Recommended Formats Statement(LC)
http://www.loc.gov/preservation/resources/rfs/

Library of Congress Recommended Formats Statement 2017-2018
http://www.loc.gov/preservation/resources/rfs/TOC.html

ドイツの電子情報長期保存プロジェクトnestorが策定した電子情報の保存計画のためのガイドラインの日本語訳が公開

ドイツの電子情報長期保存プロジェクトであるnestorが2012年に策定した、電子情報の保存計画のためのガイドライン“Leitfaden zur digitalen Bestandserhaltung. Vorgehensmodell und Umsetzung”(2.0版)の日本語訳が朝日大学の機関リポジトリで公開されました。

保存計画のためのガイドライン 手続モデルとその実装 バージョン2.0(JAIRO)
http://jairo.nii.ac.jp/0431/00000913
※日付が「2017-09-04」となっています。

保存計画のためのガイドライン 手続モデルとその実装 バージョン2.0(朝日大学機関リポジトリ)
http://id.nii.ac.jp/1128/00005314/

【イベント】デジタルアーカイブサロン2017年秋番外編「ゲームの保存と目録 ー立命館大学における活動を通じてー」(9/8・京都)

2017年9月8日、京都市の立命館大学衣笠キャンパスにおいて、アート・ドキュメンテーション学会関西地区部会とデジタルアーカイブブサロンの主催により、デジタルアーカイブサロン2017年秋番外編「ゲームの保存と目録 ー立命館大学における活動を通じてー」が開催されます。

立命館大学が進めているゲームアーカイブ事業に関して、立命館大学ゲーム研究センターの収蔵庫見学会と、ゲーム保存活動の概要やゲームの目録・メタデータを中心とした日本のデジタルアーカイブの課題と今後の方向性を探る研究会が行われます。

見学会・研究会の参加費は無料ですが、事前の申し込みが必要です。

『ゲームの保存と目録 -立命館大学における活動を通じて-』デジタルアーカイブサロン2017年秋 番外編(Facebook)
https://www.facebook.com/events/506300139708507/

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