電子図書館

シカゴ公共図書館の新しいウェブサイトは「まるでAmazon」 ベータ版公開中

2013年1月にBiblioCommons社と提携し、ウェブサイトをリニューアルするとしていた米国シカゴ公共図書館が、11月から新ウェブサイトのベータ版を公開していました。新サイトではトップページのデザインが一新されているほか、利用者が図書のレビューを書いたり、ブックリストを作成したりコンテンツを友人と共有できる機能等が実装されています。2013年11月20日付けのAmerican Libraries誌オンライン版記事では、まるでAmazon.comのようであると評されています。

American Libraries誌の記事によれば、シカゴ公共図書館のウェブサイトで作成した図書のレビュー等は、同図書館だけではなくBiblioCommonsのプラットフォームを利用している他の図書館利用者との間でも共有できるようになるとのことです。シカゴ公共図書館理事のBrian Bannon氏は、Amazonの強みの一つはコンスタントにレビューを書くなどして同社のプロダクトに貢献する人々のグローバルなネットワークを持っていることであるとした上で、BiblioCommonsによって利用者はAmazonを利用するのと同様の利益を得ることができると述べています。

シカゴ公共図書館の新ウェブサイトは2014年の早期に正式公開予定とのことです。

ルーマニアでVodafone社が高校生を対象に電子書籍を無料提供

2013年11月20日のTelecompaperの報道によると、ルーマニアのVodafone社が、国内の200の高校の生徒30,000人を対象に、電子書籍を提供すると発表したようです。提供される電子書籍はBookLand社の100タイトルで、スマートフォンやタブレット端末から無料で利用できるとのことです。これは、“Biblioteca digitala (電子図書館)”プロジェクトによるもので、同プロジェクトには、BookLand社、McCann Erickson Romania社が協力しているとのことです。

Vodafone's digital library available to 30,000 students(Telecompaper, 2013/11/21付けの記事)
http://www.telecompaper.com/news/vodafones-digital-library-available-to-30000-students--981118

Treizeci de mii de elevi de liceu din toata tara au acum acces gratuit la cartile din Biblioteca Digitala Vodafone

東京大学附属図書館が新図書館計画のウェブサイトを公開

2013年10月18日に、東京大学附属図書館が、東京大学新図書館計画のウェブサイトを公開しました。新図書館計画に関するニュース、イベント案内などの情報が提供されるとのことです。

東京大学新図書館計画ウェブサイトの公開について
http://www.lib.u-tokyo.ac.jp/koho/news/news/fuzokuto_13_10_18.html

東京大学新図書館計画ウェブサイト
http://new.lib.u-tokyo.ac.jp/

参照:
東京大学附属図書館がハイブリッド図書館実証実験を開始
Posted 2013年10月8日
http://current.ndl.go.jp/node/24539

紀伊國屋書店、KADOKAWA、講談社による株式会社日本電子図書館サービスが設立

2013年10月15日、株式会社紀伊國屋書店、株式会社KADOKAWA、株式会社講談社の三社は、学校・公立図書館向けの電子書籍貸出サービス提供の準備を始めるため、合弁会社「株式会社日本電子図書館サービス(略称:JDLS)」を設立したとのことです。

3社はこれまでも協同して、電子書籍時代における利用者の利便性向上、図書館関係者の運用への支援、著作者への適正な利益配分等を行う業界共通プラットフォームの必要性などを議論してきており、本格的な事業化に向けた準備のため、この合弁会社を設立したとのことです。

株式会社日本電子図書館サービスの設立について(紀伊國屋書店)
http://www.kinokuniya.co.jp/contents/pc/company/pressrelease/20131015113031.html

E1487 - 紙の本のない公共図書館“BiblioTech”が米国に誕生

 2013年9月14日,米国テキサス州ベア郡のサンアントニオに,紙の本を所蔵していない公共図書館“BiblioTech”が誕生した。同地域のテキサス大学サンアントニオ校には紙の本がない大学図書館が既にあるが,紙の本のない公共図書館としては同国で初とされる。「未来」を感じさせるその図書館について紹介する。...

富田倫生氏追悼シンポジウムが開催

2013年9月25日、「青空文庫」の世話人、富田倫生氏の追悼シンポジウム「青空文庫の夢:著作権と文化の未来」が開催されました。当日シンポジウムの様子はニコニコ生放送で配信され、現在アーカイブが公開されています。各メディアによる記事を以下にまとめました。

「青空文庫」富田倫生 追悼記念シンポジウム生中継 (番組ID:lv152947501) (ニコニコ生放送)
http://live.nicovideo.jp/watch/lv152947501

富田倫生さん追悼シンポ 本の未来は (NHK 2013/9/25付けの記事)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130925/k10014805581000.html

「青空文庫」富田倫生さんの追悼イベントに平田オリザさん、長尾真前国立国会図書館館長らが参加、著作権保護期間問題を議論 (HuffingtonPost 2013/9/26付けの記事)
http://www.huffingtonpost.jp/2013/09/25/aozora_n_3989415.html

富田倫生氏が抱いた「藍より青い」青空文庫の夢 (INTERNET Watch 2013/9/26付けの記事)

米国デジタル公共図書館、HathiTrustのコンテンツ170万タイトルを提供開始

2013年9月3日、米国デジタル公共図書館(DPLA)は、今年6月18日に発表したHathiTrustとの連携(コンテンツハブ)の結果、HathiTrustが無料で公開している図書や雑誌、政府資料等170万タイトルをDPLAで提供を開始したと発表しています。これにより、DPLAの提供レコード数は4月の240万点から、450万点へと倍増したとのことです。

1.7 million titles from HathiTrust now live on DPLA homepage (Digital Public Library of America 2013/9/3付けの記事)
http://dp.la/info/2013/09/03/1-7-million-titles-from-hathitrust-now-live-on-dpla-homepage/

「青空文庫」の呼びかけ人、富田倫生氏が死去

著作権切れの作品をインターネット上で無償公開する電子図書館「青空文庫」の呼びかけ人のひとりである富田倫生氏が、2013年8月16日、肝臓がんのため亡くなりました。享年61歳でした。葬儀・告別式は近親者のみで行われ、後日お別れ会を開く予定とのことです。

富田氏は1952年広島市の生まれで、編集プロダクションに務めたのち、1997年に「青空文庫」を他の呼びかけ人とともに立ち上げました。富田氏は、著作権保護期間を現在の50年から延長しようという動きに対し反対運動を続け、その間も「青空文庫」の拡大に尽力された人物です。

青空文庫は、8月16日に、富田氏が1997年に出版した『本の未来』を公開しています。

そらもよう (2013/8/17付けの記事に富田氏の訃報の記事があります)
http://www.aozora.gr.jp/soramoyou/soramoyouindex.html

富田倫生のページにようこそ。
http://attic.neophilia.co.jp/

青空文庫で公開された富田氏の著作
http://www.aozora.gr.jp/index_pages/person55.html
8月16日『本の未来』がNo.56499として公開

報道;

インプレスR&D、電流協による公共図書館の電子図書館・電子書籍サービス検討状況アンケート調査結果をまとめた報告書を刊行

2013年8月2日、インプレスR&Dは、一般社団法人電子出版制作・流通協議会が実施した、全国の公立図書館における電子書籍に関する検討状況についてのアンケート調査結果をまとめた『「電子書籍に関する公立図書館での検討状況のアンケート」実施報告書』を発売したと発表しました。

同社のプレスリリースによると、アンケートは全国の公立図書館360館を対象に実施したもので、報告書には現在の公共図書館における電子書籍サービスをめぐる取り組み、サービスへの期待、課題などを網羅しているとのことです。プレスリリースでは、主に以下の結果が紹介されています。

・電子書籍サービスを実施および検討中図書館は、全体の46%
・電子書籍に期待する機能として、アクセシビリティを重視
・絶版資料への対応は、いまだ低い対応状況

なお、この報告書は有料です。

公共図書館電子書籍サービスをめぐる、今後の期待と課題を分析 『「電子書籍に関する公立図書館での検討状況のアンケート」実施報告書』 8月2日発行 EPUBとプリント・オンデマンドによるNextPublishingメソッドの新刊 (Impress R&D 2013/8/2付けの記事)
http://www.impressrd.jp/news/130802/NP

参考:

テキストからキータームを抽出しDPLA、Europeana、Flickr Commonsから類似結果を返すウェブアプリ“Serendip-o-matic”

2013年7月28日から8月3日まで、1週間に1つの学術ツールを作るデジタル人文学イベント“One Week | One Tool”が、ジョージメイソン大学ロイ・ローゼンツヴァイク歴史とニューメディアセンターの主催で開催され、そこで作成された“Serendip-o-matic”というウェブアプリケーションが8月2日に発表されました。

“Serendip-o-matic”は、記事や、歌の歌詞、文献目録等のあらゆるテキストからキータームを抽出し、米国デジタル公共図書館(DPLA)、Europeana、Flickr Commonsにあるコレクションの中から類似のものを返してくれるツールです。これにより、利用者自身が今まで気づかなかった新たなつながりを発見できるとのことです。

SERENDIP-O-MATIC
http://serendipomatic.org/

One Week | One Tool
http://oneweekonetool.org/

One Week | One Tool Team Launches Serendip-o-matic (Roy ROsenzweig Center for History and New Media 2013/8/2付けの記事)

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