電子図書館

石川県立図書館がデジタル版『石川県史』について、大型絵図48点を追加公開

2015年4月2日、石川県立図書館は歴史資料検索閲覧システム“ADEAC”を用いて公開しているデジタル版の『石川県史第二編』および『第三編』(日置謙が編纂)について、48点の大型絵図資料を追加公開したことを発表しました。

追加された48点の資料は、江戸時代の加賀藩で作成された絵図であるとのことで、同藩が測量・作成した、国絵図、町絵図、境絵図、城絵図が高精細の画像で提供されているようです。

石川県立図書館 (2015/4/2付けのお知らせに「『石川県史』(デジタル版)に、新たに大型絵図48点が加わりました。」とあります)
http://www.library.pref.ishikawa.jp/

ADEAC(アデアック):歴史資料検索閲覧システム(2015/4/1付けのお知らせに「『石川県立図書館/大型絵図・石川県史』に史資料を追加しました。」とあります。)
https://trc-adeac.trc.co.jp

メディアドゥ、OverDrive社との提携により国内での電子図書館サービスを開始

2015年4月8日、株式会社メディアドゥは、米OverDrive社と提携し、4月から日本国内での電子図書館サービスを開始することを発表しました。

発表によると、関東を中心に、複数の公共、大学図書館で、正式なサービス開始に向けた準備を進めているとのことで、作品の選書や利用のルールなどについて最終検討を行っている段階である、とのことです。

また、メディアドゥは、OverDrive社の親会社である楽天株式会社と、事業連携や推進体制等について協議を進めているとのことで、想定よりも速やかな事業展開が期待できる、とのことです。

加えて、メディアドゥでは、2016年4月の「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律」(いわゆる障害者差別解消法)施行に対応し、障害へ配慮したサービスの提供を検討する公共図書館への電子図書館サービス導入の準備も進めているようです。

メディアドゥ、国内での電子図書館サービスをOverDriveとの提携により本格的にスタート
http://www.mediado.jp/corporate/1172/

参考:
楽天株式会社、米OverDrive社の全株式を取得、子会社化へ
Posted 2015年3月19日
http://current.ndl.go.jp/node/28190

米国デジタル公共図書館(DPLA)のサービス・ハブの拡大に、全米人文科学基金(NEH)より助成

2015年3月23日、米国デジタル公共図書館(DPLA)が、サービス・ハブのネットワーク拡大のため、全米人文科学基金(NEH)より25万ドルの助成を得たと発表しています。サービス・ハブは、州や地方の電子図書館で、地域内の諸機関のメタデータを集約してDPLAに受け渡すとともに、データ提供元機関に対してデジタル化に関わる標準的なサービスを提供する機関です。助成された資金は、現在サービス・ハブがカバーしていない州に対して、サービス・ハブを通じてDPLAにコレクションを提供するために使用されるとのことです。

National Endowment for the Humanities announces award to support expansion of DPLA Hub network
http://dp.la/info/2015/03/23/national-endowment-for-the-humanities-announces-award-to-support-expansion-of-dpla-hub-network/

参考:
E1646 - 米国デジタル公共図書館(DPLA)戦略計画2015-2017
カレントアウェアネス-E No.274 2015.01.22
http://current.ndl.go.jp/e1646

D-Lib Magazineの2015年3・4月号が電子図書館の実践を特集

オープンアクセス誌“D-Lib Magazine”の2015年3・4号が刊行されました。今号は、電子図書館の実践が特集テーマとなっています。ニュージーランドの国立図書館によるストレージのアウトソーシングの事例、北米研究図書館協会(ARL)の参加館以外の研究図書館を対象としたデジタルコレクション管理の実態についての調査、OpenDOARリポジトリのメタデータについての調査、フランスとドイツの電子学位論文のアクセスと制限についての調査、信頼できるデジタルリポジトリか否かについて自己監査を行ったDeakin Universityの事例、韓国におけるMLAをつなぐLinked Dataの事例等を扱った記事9本が掲載されています。

【Article】
Storage is a Strategic Issue: Digital Preservation in the Cloud
by Gillian Oliver, Victoria University of Wellington, New Zealand; Steve Knight, National Library of New Zealand

Managing Digital Collections Survey Results

東京女子大学が「丸山眞男文庫バーチャル書庫」を公開

2015年3月9日、東京女子大学が「丸山眞男文庫バーチャル書庫」を公開しました。政治学者・丸山眞男が生前、自宅に所蔵していた約18,000冊の蔵書について、書棚に並べられていた時の状況をウェブ上に再現したものとのことです。この蔵書は、1998年に同大学に寄贈され、2005年から同大学図書館において丸山文庫として公開されています。

東京女子大学、丸山眞男文庫バーチャル書庫
http://maruyamabunko.twcu.ac.jp/shoko/index.html

丸山眞男文庫バーチャル書庫を公開(東京女子大学, 2015/3/9)(PDF)
http://office.twcu.ac.jp/facilities/maruyama/pr_maruyamavircual.pdf

クリーブランド公共図書館にクリーブランドデジタル公共図書館が開設(米国)

2015年2月14日、米国クリーブランド公共図書館の本館3階に、クリーブランドデジタル公共図書館(Cleveland Digital Public Library:ClevDPL)が開設されたと発表されています。

ClevDPLでは、個人、機関、家族がデジタル化を行い、コレクションを展示するのを支援しており、設置されたスキャナを利用し、利用者が持ち込んだ写真や文書のデジタル化ができる“Digital Hub”やラーニング・コモンズなどを備えているとのことです。

また、同館の資料保存に関する取組みを紹介し、組織のコレクションや家族の大切な資料をどのように保存するかを学ぶワークショップも開催するとのことです。

Cleveland Digital Public Library(Cleveland Public Library)
http://www.cpl.org/TheLibrary/ClevelandDigitalPublicLibrary.aspx

Grand Opening of the Cleveland Digital Public Library(Cleveland Public Library, 2015/2/11)

【イベント】長尾 真 前国会図書館長に聞く「電子図書館と電子出版の今後」(3/3・東京)

2015年3月3日、東京・飯田橋の研究社英語センターにおいて、日本電子出版協会(JEPA) 電子図書館委員会とプラットフォーム委員会が主催するイベント「長尾 真 前国会図書館長に聞く『電子図書館と電子出版の今後』」が開催されます。

同イベントは2部構成で、第1部では長尾真前国立国会図書館長が、理想の電子図書館や電子出版がマルチメディア出版物になってゆく中での著者、出版社、編集者の新しい関係について講演し、第2部はJEPA電子図書館委員会委員の堀鉄彦氏が長尾前館長に電子出版の課題等を質問する形式で進行するとのことです。

定員200名の先着順で、参加には会費2,000円(JEPA会員は無料)がかかります。

長尾 真 前国会図書館長に聞く「電子図書館と電子出版の今後」
http://kokucheese.com/event/index/262004/

大日本印刷、東京大学附属図書館の蔵書デジタル化において、高速ブックスキャナーの試験運用を開始

2015年2月16日、大日本印刷株式会社が、東京大学附属図書館の蔵書のデジタル化において、東京大学と共同開発した高速ブックスキャナーの試験運用を開始すると発表しています。

このスキャナは、書籍などを冊子体のまま1ページずつめくりながら撮影し、1分間に250ページを画像データとして保存できるとのことです。試験運用では、この画像データの文字を光学文字認識(OCR)処理によってテキスト化し、検索可能なデータとして活用するとのことです。

従来のブックスキャナーでは、文字や絵がゆがまないように、1ページずつ手でめくって平らにしてから撮影するため、読み取りに時間がかかるだけでなく、資料を破損させる可能性が高いことが課題となっていたとのことです。この課題を解決するため、大日本印刷と東京大学の研究チームは、機械による高速ページめくりの機能と、リアルタイムで書籍の3次元状態を認識する技術、高速でゆがんだ画像を補正するアルゴリズムを導入し、冊子体のまま、電子書籍の要求解像度での高速スキャンを実現したとのことです。

世界最速レベルの高速ブックスキャナーによる書籍のデジタル化を開始
http://www.dnp.co.jp/news/10107652_2482.html

参考:
大日本印刷と東大、世界最速レベルのブックスキャナーを開発
Posted 2012年11月19日

E1647 - 第4回日中韓電子図書館イニシアチブ(CJKDLI)会議<報告>

2014年12月9日と10日,第4回日中韓電子図書館イニシアチブ(China-Japan-Korea Digital Library Initiative: CJKDLI)会議(E1526参照)が中国国家図書館(NLC)で開催された。国立国会図書館(NDL)と韓国国立中央図書館(NLK)からは各4名,主催国であるNLCからは12名が出席した。...

米国デジタル公共図書館(DPLA)の2014年の進捗状況(記事紹介)

2015年1月14日、米国デジタル公共図書館(DPLA)のブログで、DPLAのコンテンツのフォーマット、トピック、協力機関やコレクションについて、2014年における数の増加などの進捗状況等が紹介されています。

機関の種別、米国におけるHubの分布状況、DPLAが注力している「多様性」というトピックに関するデータ、Hub毎のレコードの増加状況、コンテンツのフォーマット、言語などが取り上げられています。

また、2015年4月17日-18日には、“DPLAfest 2015”というアウトリーチのためのイベントも開催が予定されています。

Tracking DPLA’s growth in 2014(DPLA, 2015/1/14)
http://dp.la/info/2015/01/14/tracking-growth-in-2014/

Registration now open for DPLAfest 2015!
http://dp.la/info/2015/01/13/register-for-dplafest2015/

参考:
米国デジタル公共図書館(DPLA)、2015年-2017年の戦略計画を公開
Posted 2015年1月8日
http://current.ndl.go.jp/node/27764

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