電子図書館

米国デジタル公共図書館(DPLA)のサービス・ハブの拡大に、全米人文科学基金(NEH)より助成

2015年3月23日、米国デジタル公共図書館(DPLA)が、サービス・ハブのネットワーク拡大のため、全米人文科学基金(NEH)より25万ドルの助成を得たと発表しています。サービス・ハブは、州や地方の電子図書館で、地域内の諸機関のメタデータを集約してDPLAに受け渡すとともに、データ提供元機関に対してデジタル化に関わる標準的なサービスを提供する機関です。助成された資金は、現在サービス・ハブがカバーしていない州に対して、サービス・ハブを通じてDPLAにコレクションを提供するために使用されるとのことです。

National Endowment for the Humanities announces award to support expansion of DPLA Hub network
http://dp.la/info/2015/03/23/national-endowment-for-the-humanities-announces-award-to-support-expansion-of-dpla-hub-network/

参考:
E1646 - 米国デジタル公共図書館(DPLA)戦略計画2015-2017
カレントアウェアネス-E No.274 2015.01.22
http://current.ndl.go.jp/e1646

D-Lib Magazineの2015年3・4月号が電子図書館の実践を特集

オープンアクセス誌“D-Lib Magazine”の2015年3・4号が刊行されました。今号は、電子図書館の実践が特集テーマとなっています。ニュージーランドの国立図書館によるストレージのアウトソーシングの事例、北米研究図書館協会(ARL)の参加館以外の研究図書館を対象としたデジタルコレクション管理の実態についての調査、OpenDOARリポジトリのメタデータについての調査、フランスとドイツの電子学位論文のアクセスと制限についての調査、信頼できるデジタルリポジトリか否かについて自己監査を行ったDeakin Universityの事例、韓国におけるMLAをつなぐLinked Dataの事例等を扱った記事9本が掲載されています。

【Article】
Storage is a Strategic Issue: Digital Preservation in the Cloud
by Gillian Oliver, Victoria University of Wellington, New Zealand; Steve Knight, National Library of New Zealand

Managing Digital Collections Survey Results

東京女子大学が「丸山眞男文庫バーチャル書庫」を公開

2015年3月9日、東京女子大学が「丸山眞男文庫バーチャル書庫」を公開しました。政治学者・丸山眞男が生前、自宅に所蔵していた約18,000冊の蔵書について、書棚に並べられていた時の状況をウェブ上に再現したものとのことです。この蔵書は、1998年に同大学に寄贈され、2005年から同大学図書館において丸山文庫として公開されています。

東京女子大学、丸山眞男文庫バーチャル書庫
http://maruyamabunko.twcu.ac.jp/shoko/index.html

丸山眞男文庫バーチャル書庫を公開(東京女子大学, 2015/3/9)(PDF)
http://office.twcu.ac.jp/facilities/maruyama/pr_maruyamavircual.pdf

クリーブランド公共図書館にクリーブランドデジタル公共図書館が開設(米国)

2015年2月14日、米国クリーブランド公共図書館の本館3階に、クリーブランドデジタル公共図書館(Cleveland Digital Public Library:ClevDPL)が開設されたと発表されています。

ClevDPLでは、個人、機関、家族がデジタル化を行い、コレクションを展示するのを支援しており、設置されたスキャナを利用し、利用者が持ち込んだ写真や文書のデジタル化ができる“Digital Hub”やラーニング・コモンズなどを備えているとのことです。

また、同館の資料保存に関する取組みを紹介し、組織のコレクションや家族の大切な資料をどのように保存するかを学ぶワークショップも開催するとのことです。

Cleveland Digital Public Library(Cleveland Public Library)
http://www.cpl.org/TheLibrary/ClevelandDigitalPublicLibrary.aspx

Grand Opening of the Cleveland Digital Public Library(Cleveland Public Library, 2015/2/11)

【イベント】長尾 真 前国会図書館長に聞く「電子図書館と電子出版の今後」(3/3・東京)

2015年3月3日、東京・飯田橋の研究社英語センターにおいて、日本電子出版協会(JEPA) 電子図書館委員会とプラットフォーム委員会が主催するイベント「長尾 真 前国会図書館長に聞く『電子図書館と電子出版の今後』」が開催されます。

同イベントは2部構成で、第1部では長尾真前国立国会図書館長が、理想の電子図書館や電子出版がマルチメディア出版物になってゆく中での著者、出版社、編集者の新しい関係について講演し、第2部はJEPA電子図書館委員会委員の堀鉄彦氏が長尾前館長に電子出版の課題等を質問する形式で進行するとのことです。

定員200名の先着順で、参加には会費2,000円(JEPA会員は無料)がかかります。

長尾 真 前国会図書館長に聞く「電子図書館と電子出版の今後」
http://kokucheese.com/event/index/262004/

大日本印刷、東京大学附属図書館の蔵書デジタル化において、高速ブックスキャナーの試験運用を開始

2015年2月16日、大日本印刷株式会社が、東京大学附属図書館の蔵書のデジタル化において、東京大学と共同開発した高速ブックスキャナーの試験運用を開始すると発表しています。

このスキャナは、書籍などを冊子体のまま1ページずつめくりながら撮影し、1分間に250ページを画像データとして保存できるとのことです。試験運用では、この画像データの文字を光学文字認識(OCR)処理によってテキスト化し、検索可能なデータとして活用するとのことです。

従来のブックスキャナーでは、文字や絵がゆがまないように、1ページずつ手でめくって平らにしてから撮影するため、読み取りに時間がかかるだけでなく、資料を破損させる可能性が高いことが課題となっていたとのことです。この課題を解決するため、大日本印刷と東京大学の研究チームは、機械による高速ページめくりの機能と、リアルタイムで書籍の3次元状態を認識する技術、高速でゆがんだ画像を補正するアルゴリズムを導入し、冊子体のまま、電子書籍の要求解像度での高速スキャンを実現したとのことです。

世界最速レベルの高速ブックスキャナーによる書籍のデジタル化を開始
http://www.dnp.co.jp/news/10107652_2482.html

参考:
大日本印刷と東大、世界最速レベルのブックスキャナーを開発
Posted 2012年11月19日

E1647 - 第4回日中韓電子図書館イニシアチブ(CJKDLI)会議<報告>

2014年12月9日と10日,第4回日中韓電子図書館イニシアチブ(China-Japan-Korea Digital Library Initiative: CJKDLI)会議(E1526参照)が中国国家図書館(NLC)で開催された。国立国会図書館(NDL)と韓国国立中央図書館(NLK)からは各4名,主催国であるNLCからは12名が出席した。...

米国デジタル公共図書館(DPLA)の2014年の進捗状況(記事紹介)

2015年1月14日、米国デジタル公共図書館(DPLA)のブログで、DPLAのコンテンツのフォーマット、トピック、協力機関やコレクションについて、2014年における数の増加などの進捗状況等が紹介されています。

機関の種別、米国におけるHubの分布状況、DPLAが注力している「多様性」というトピックに関するデータ、Hub毎のレコードの増加状況、コンテンツのフォーマット、言語などが取り上げられています。

また、2015年4月17日-18日には、“DPLAfest 2015”というアウトリーチのためのイベントも開催が予定されています。

Tracking DPLA’s growth in 2014(DPLA, 2015/1/14)
http://dp.la/info/2015/01/14/tracking-growth-in-2014/

Registration now open for DPLAfest 2015!
http://dp.la/info/2015/01/13/register-for-dplafest2015/

参考:
米国デジタル公共図書館(DPLA)、2015年-2017年の戦略計画を公開
Posted 2015年1月8日
http://current.ndl.go.jp/node/27764

紙の本のない公共図書館“BiblioTech”の2館目が誕生へ(米国)

米国テキサス州ベア郡サンアントニオの公共図書館“BiblioTech”とサンアントニオの住宅公団“San Antonio Housing Authority”が提携し、2館目の紙の本のない公共図書館“BiblioTech”を設立すると発表されています。

First digital library and housing authority partnership established
SAHA development to include second BiblioTech branch(San Antonio Housing Authority, 2014/12/15)
http://www.saha.org/pdf/BiblioTechWest14.pdf

San Antonio Housing Authority
http://www.saha.org/

BiblioTech
http://bexarbibliotech.org/

参考:
E1487 - 紙の本のない公共図書館“BiblioTech”が米国に誕生
カレントアウェアネス-E No.246 2013.10.10
http://current.ndl.go.jp/e1487

紙の本のない公共図書館の図書館員に一問一答(記事紹介)
Posted 2014年2月12日

米Amazon、家族間でKindleのコンテンツを共有できる”Family Library”機能を発表

2014年11月14日付けのプレスリリースで、米AmazonはKindleのソフトウェアアップデートに伴い新たな機能、”Family Library”が使えるようになることを発表しました。以前からコンテンツの貸出機能は実装されていましたが、新機能では家族間であれば制限なく、コンテンツの共有ができるようになります。

Amazon社のWebサイトによれば、”Family Library”機能を利用するには成人のアカウントが2つ必要になります。ソフトウェアアップデート後に同機能の設定をすることで、自身が購入したコンテンツだけではなく相手の購入したコンテンツ等も閲覧することができるようになるとのことです。

なお、クレジットカード情報等も共有されるため、互いのクレジットカードでコンテンツを購入することもできるようになります。

New Features for Kindle E-Readers Now Available(Amazon、2014/11/14付け)
http://phx.corporate-ir.net/phoenix.zhtml?c=176060&p=irol-newsArticle&ID=1989870

About Family Library(Amazon)

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