電子ジャーナル

CA1582 - ES細胞論文捏造事件に見る電子ジャーナルの効用と課題 / 村上浩介

2005年末から2006年にかけて,韓国社会と科学界は大激震に見舞われた。ヒトES細胞(Embryonic stem cell: 胚性幹細胞)研究の第一人者,ファン・ウソク(黄禹錫)ソウル大学獣医学部教授の論文が,まったくの捏造であったことが判明したのである。このスキャンダルは連日のように,韓国だけでなく…

CA1566 - 発展途上国における学術情報流通とオープンアクセス / 竹内比呂也

オープンアクセスの意義については様々な議論があるが,「発展途上国における学術情報流通」という観点からのものは少なくとも我が国での議論において中心的な課題とはなっていない。「発展途上国における学術情報流通」は,例えば1970年代にユネスコ(UNESCO)によって推進されたUNISISTプログ…

CA1530 - 電子ジャーナルのコンソーシアム利用が大学図書館の文献デリバリーへ及ぼす影響 / 加藤信哉

近年,雑誌の危機(Serials Crisis)への対応のため,図書館コンソーシアムの形成による電子ジャーナルの大規模な導入が世界各国で展開されている。コンソーシアムによる電子ジャーナルの導入は,特定出版社の全タイトル利用を中心とした大量の電子ジャーナルが,コンソーシアムに参加する…

CA1515 - 電子ジャーナル利用の傾向と対策 / 阿蘓品治夫

はじめにどのユーザーがどんな電子ジャーナル(Electronic Journal: EJ)を読んでいるのか,あるいは読みたがっているのか。1990年代のEJ普及初期段階から,EJの提供者側(図書館)ではマーケティング的な観点からこの種の関心は当然高く,国内外の大学等で数々の調査が行われてきた。しかしながら,こ…

CA1512 - 動向レビュー:電子ジャーナルの出版・契約・利用統計 / 加藤信哉

1.電子ジャーナルの出版傾向電子ジャーナルの出版タイトル数の推移を正確に追跡することは容易ではない。年刊で刊行され,世界の定期刊行物を収録しているUlrich's International Periodicals Directoryに初めて電子ジャーナルの項目が登場したのは1988-1989年版からである。これに基づいて電子ジャー…

CA1482 - 動向レビュー:OpenURLとS・F・X / 増田豊

1.はじめに学術情報のリンキングにおいては「メタデータ」が重要な役割を果たす。このメタデータを使い発展性のある方法でリンクを創出するS・F・Xと呼ばれる製品と,その基盤となっているOpenURLについて概説する。2.S・F・X開発の目的ある情報資源からの拡張サービスを考える際に,リン…

CA1481 - 動向レビュー:CrossRefをめぐる動向 / 尾城孝一

1.はじめに電子ジャーナルの歴史は1980年代にまで遡ることができるが,1990年代に入り,インターネットの爆発的な普及と電子出版技術の進展に伴い,電子ジャーナル刊行タイトル数は劇的な増加を見せている。Ulrich'sによれば,現在約27,000タイトル以上が刊行されている。また,米国研究図…

CA1452 - 図書館情報学分野における電子ジャーナルの現況 / 芳鐘冬樹

近年の電子ジャーナルの目ざましい発展ぶりは,国内国外を問わず幾度も指摘されているところである。特に科学技術分野では,増大する電子ジャーナルの役割が注目されている。むろん,図書館情報学分野も例外ではなく,電子ジャーナルを媒体に出版される文献の数は年々増加している。例…

CA1438 - 電子ジャーナルをめぐるナショナルサイトライセンスの動き−英国・カナダ・オーストラリアを中心に− / 南亮一

電子ジャーナルを購読する場合,発行者または頒布代理店との間で契約を行うこととなるが,その際,複数の機関がまとめて契約の当事者となる「コンソーシアム契約」を締結することがあり,欧米においてはむしろその方が主流となっている。コンソーシアム契約の利点として,例えば,鶴見…

CA1433 - Public Library of Science (PLoS)の試み / 田中久徳

科学技術系学術雑誌(医学を加えて「STM雑誌」と略称される)の価格高騰と電子ジャーナルの拡大が急速に進むなかで,米国の生物医学分野の研究者グループが商業学術出版に対するボイコット運動を提唱し,波紋を広げている。Public Library of Science(PLoS)と命名された公共アーカイブを主張するこの…

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