障害者サービス

不利な立場・状況にある住民や地域に利益をもたらす革新的な図書館サービスの開発を支援するプログラムの助成を受けた公共図書館の現在(英国)(記事紹介)

英国政府の図書館に関するタスクフォース“Libraries Taskforce”の2017年10月11日付のブログに、2017年3月に“Libraries Opportunities for Everyone Innovation Fund”プログラムの助成を受けた公共図書館の半年後を紹介する記事が掲載されています。

同プログラムは、国内で不利な立場・状況にある住民や地域に利益をもたらす革新的な図書館サービスの開発を支援するための助成プログラムです。

バーンズリー、イースト・サセックス、マートン、サンドウェル、ウェスト・サセックス、ノッティンガム、スタフォードシャー、ブラッドフォード、プリマス、セフトン、テルフォード、ハル、レッドブリッジ、ストックトン、デヴォン、ウォリックシャーといった地域の図書館で実施されている、

EIFL、マラケシュ条約に関する図書館向けのガイドのスペイン語版を公開

2017年10月12日、EIFL(Electronic Information for Libraries)が、マラケシュ条約(Marrakesh Treaty) の図書館向けのガイド“The Marrakesh Treaty: an EIFL Guide for Libraries”のスぺイン語版を発表しました。

アラビア語、英語、フランス語、リトアニア語、ネパール語、ロシア語、セルビア語に続く8言語目での翻訳です。

EIFL Marrakesh Guide launches in Spanish(EIFL,2017/10/12)
http://www.eifl.net/news/eifl-marrakesh-guide-launches-spanish

国際図書館連盟、EIFLが策定したマラケシュ条約に関するガイドの欧州版を公開

国際図書館連盟(IFLA)は、欧州連合(EU)がマラケシュ条約に対応するために採択した規則・指令を公布したことを受け、2017年10月1日付けで、EIFLが策定したマラケシュ条約に関するガイドの欧州版を作成し、公開しました。

欧州図書館・情報・ドキュメンテーション協会連合(EBLIDA)の支援を受けて作成されたもので、図書館や図書館協会を支援し、政策決定者に情報提供することを目的としており、規則・指令を解説するとともに、国内法整備にあたっての推奨事項を提示しています。

Getting It Right: At Second Marrakesh Assembly, IFLA Launches Guide to Implementing the Treaty in Europe(IFLA,2017/10/5)
https://www.ifla.org/node/11867

E1960 - IFLAによる国立図書館の役割に関する現状調査

2017年8月に開催された世界図書館情報会議(WLIC):第83回国際図書館連盟(IFLA)年次大会では,国立図書館の役割に関する現状調査の結果を概観し,図書館・情報政策に与える影響について議論するラウンドテーブルが行われた。本稿では,調査を担当し,ラウンドテーブルのモデレータも務めたスイス国立図書館のPatrice Landry氏の予稿に基づき,調査結果の概要を紹介する。

岐阜県図書館、特別支援学校の学校図書館に関する雑誌記事一覧を同館ウェブサイトで公開

2017年9月18日、岐阜県図書館が、特別支援学校の学校図書館に関する雑誌記事一覧を同館ウェブサイトで公開しました。

各学校での図書館活動の参考資料となるよう、雑誌に掲載された特別支援学校の図書館に関する記事をまとめたもので、岐阜県高等学校教育研究会図書館部会学校司書部(可茂地区)が2014年に作成したリストに加筆して作成されました。

公開時点では2017年7月現在のものとなっています。

岐阜県図書館 お知らせ
http://www.library.pref.gifu.lg.jp/
※「9月18日 特別支援学校の学校図書館に関する雑誌記事を掲載しました」とあります。

特別支援学校の学校図書館に関する雑誌記事(岐阜県図書館)
http://www.library.pref.gifu.lg.jp/riyo-annai/shogaisha/jigyo.html#h29

【イベント】知的障害の方のための読書支援サポート講座(9/22・生駒、9/29、10/6・桜井)

文部科学省科学研究費助成事業「公共図書館における知的障害者のための合理的配慮のあり方に関する研究」研究委員会が主催し、奈良県の生駒市図書館と桜井市立図書館が共催する「知的障害の方のための読書支援サポート講座」が、2017年9月22日に生駒市図書会館(生駒市図書館)、9月29日と10月6日に桜井市立図書館で開催されます。

知的障害のある方が読書を楽しみ、必要な情報を得ることができるように、知的障害についての理解を深め、わかりやすい資料の提供やサービスについて学ぶものです。

内容は以下の通りで、全講座の受講者には修了証が授与されますが、1日単位の受講も可能です。

9月22日 
・図書館の障害者サービスと知的障害の方
・わかりやすい本と視聴覚資料協会情報センター参与・野村美佐子)

9月29日 
・知的障害の方との関わり方 
・本の紹介と読み聞かせ(実習付き)

10月6日 
・代読の方法その1・その2(実習付き)

参加費は無料ですが、事前に各館に申し込む必要があります。
(9月22日分については当日受付可能)

韓国・国立障害者図書館、設立5周年

2017年8月18日、韓国国立中央図書館(NLK)の国立障害者図書館が、設立5周年を迎えました。

2007年5月に創設された国立障害者図書館支援センターを前身とし、図書館法改正により、2012年8月18日に設立されたもので、全国の図書館の障害者サービスを支援する活動を行なっています。

製作した障害者向け資料の点数は、2012年の1万4,065点から、2017年には3万4,167冊と、142%増加しているほか、2011年7月に開始した、障害者のための図書館資料無料配達郵便サービス(チェッナレサービス)は、全国700の公共図書館で利用可能となっており、サービスの対象者数も、2012年の43万人から2017年の251万人へと拡大しています。

また、2015年に開始した、障害者向け資料の統合検索ができる「国家代替資料統合検索システム」には、2017年7月現在、70万件の目録と8万6千件の全文データが搭載されています。

その他、全国170の公共図書館への、障害者用の読書支援機器設置の支援事業の実施、障害者のための読書振興プログラムや児童・青少年読書感想文大会の開催のほか、館内でも障害者のための閲覧室「障害者情報ヌリト」を運営しています。

韓国・ソウル図書館、学習障害・発達障害者向けコンテンツ作成団体と業務協約を締結

2017年6月19日、韓国・ソウル図書館は、学習障害者や発達障害者向けのコンテンツを作成する団体peachmarketと、発達障害者の情報格差解消を目的とした業務協約を締結したと発表しています。

今回の協約に基づき、peachmarketは、作成した発達障害者向けの図書をソウル図書館に寄贈し、ソウル図書館では、専用の書架(桃の書架)を設けて、それらの図書を提供します。

同館では今回の協約を手始めに、発達障害者への情報サービス支援を行ない、発達障害者の読書環境づくりを推進する計画です。

オーストラリア連邦議会、著作権法改正法案を可決:障害者の著作物へのアクセス促進及びデジタル教育環境下での著作物の利用促進等

2017年6月15日、オーストラリア連邦議会において、「1968年著作権法」の改正法案(Disability Access and Other Measures)が可決・成立しました。

・視覚、聴覚、知的障害者の著作物へのアクセス促進(2015年12月に批准した「マラケシュ条約」への対応)
・教育機関、図書館、アーカイブズ機関の著作権に関する条項の簡素化
・教育機関によるデジタル教育環境下で著作物の利用促進
・公表された著作物、未公表の著作物、国家著作物への、新しい著作権保護期間の設定

といった内容が盛り込まれています。

米国議会図書館、点字・録音図書プログラムのアクセシビリティ向上を目的としたデジタルイニシアチブの開始を発表

2017年6月21日、米国議会図書館(LC)の視覚障害者及び身体障害者のための全国図書館サービス(NLS)が、点字・録音図書プログラムのアクセシビリティ向上を目的としたデジタルイニシアチブの開始を発表しています。

NLSの無料サービスの認知度向上のため、ウェブコンテンツアクセシビリティガイドライン(WCAG)のAAもしくはAAAに準拠したウェブサイトを開発しており、7月に完全移行します。  

また、今夏、点字や録音図書のコレクションへのアクセス拡大のため、録音図書のオンデマンド作成システムの導入、合成音声による録音図書の作成、録音図書ファイルのワイヤレスダウンロードの実施、点字電子書籍リーダーの利用拡大、といった新しい技術をテストするパイロット事業を実施します。

NLS Rolls Out New Digital Initiatives(LC,2017/6/21)
https://www.loc.gov/item/prn-17-091/

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