障害者サービス

マラケシュ条約実施法案が米国上院を通過

2018年6月28日、マラケシュ条約の実施に関する法案“Marrakesh Treaty Implementation Act”(S. 2559)が米国上院を通過しました。

著作権法第121条に規定される視覚障害その他の障害者のための複製に係る例外規定(チェーフィー改正 : Chafee Amendment)に対する若干の改正が行われたため、大統領による署名の前に、下院司法委員会による著作権法改正への同意が必要とのことです。

S.2559 - Marrakesh Treaty Implementation Act(Congress.gov)
https://www.congress.gov/bill/115th-congress/senate-bill/2559/actions
※06/28/2018欄に「Passed/agreed to in Senate: Passed Senate without
amendment by Unanimous Consent」とあります。

E2041 - マラケシュ条約の締結・著作権法の改正と障害者サービス

2018年4月25日,参議院本会議において,「盲人,視覚障害者その他の印刷物の判読に障害のある者が発行された著作物を利用する機会を促進するためのマラケシュ条約」(以下「マラケシュ条約」;E1455,CA1831参照)の締結について承認を求める件が承認され,この条約の国会承認の手続が完了した。この条約は,2013年6月27日に世界知的所有権機関(WIPO)の外交会議において採択され,2016年9月30日には20か国目の加入が完了し,発効した。2018年7月10日現在,40か国が締約国となっている。なお,この条約は,締約国について,当該国がWIPO事務局長に批准書又は加入書を寄託した日から3か月後に発効することとされている(第19条(b))。日本政府は,「説明書」において,この条約の早期締結の必要性に言及していることから,近いうちに寄託が行われ,日本国内でも発効するものとみられる。

国際図書館連盟(IFLA)、EU加盟国のマラケシュ条約への対応状況をまとめた資料を公開

2018年6月14日、国際図書館連盟(IFLA)が、EU加盟国のマラケシュ条約への対応状況をまとめた資料“Towards Ratification of the Marrakesh Treaty in the European Union”を公開しました。

EUでは、2017年9月に公布された規則(2017/1563)・指令(2017/1564)により、マラケシュ条約に対応するための国内法整備の期限が2018年10月11日までとなっており、残り4か月を切っています。

資料では、著作物の複製・共有に際し補償金の支払いが必要になっていないかどうかや、ディスレクシアや他の障害への対応も含まれているかなど、各国の状況が表にまとめられています。

全体として補償金の支払いを求める可能性がある国はほとんどない一方で、公認機関(authorized entity)の認定がまだの国や、マラケシュ条約の範囲を超えた視覚以外の障害への対応が見られないことを指摘しています。

ウェブコンテンツアクセシビリティガイドライン(WCAG)2.1がW3C勧告に

2018年6月5日、ウェブコンテンツアクセシビリティガイドライン(WCAG)2.1がW3C勧告となりました。

2.1では、モバイルアクセスへの対応や、ロービジョンや認知障害・学習障害に関する規定が追加されています。

Web Content Accessibility Guidelines (WCAG) 2.1 is now a W3C Recommendation(W3C,2018/6/5)
https://www.w3.org/blog/news/archives/7061

W3C Issues Improved Accessibility Guidance for Websites and Applications(W3C)
https://www.w3.org/2018/06/pressrelease-wcag21.html.en

京都府立図書館、京都国立近代美術館の点字パンフレット等の作成に協力

2018年5月24日、京都府立図書館が、京都国立近代美術館の点字パンフレット等の作成に協力したと発表しています。

京都府立図書館の視覚に障害のある職員が、隣接する京都国立近代美術館が新たに発行した点字のパンフレットや、絵に触れる「さわるコレクション」の作成に協力したものです。

京都府立図書館 お知らせ
https://www.library.pref.kyoto.jp/
※「2018.05.24 京都国立近代美術館の点字パンフレット等の作成に協力しました」とあります。

京都国立近代美術館の点字パンフレット等の作成に協力しました(京都府立図書館)
https://www.library.pref.kyoto.jp/?p=14783

日本点字図書館、紹介動画「視覚障害者の読書 日本点字図書館の活動」を公開

2018年5月1日、日本点字図書館が、紹介動画「視覚障害者の読書 日本点字図書館の活動」を公開しています。

@nittento(Twtter,2018/5/10)
https://twitter.com/nittento/status/991236549013422080

日本点字図書館の紹介動画を公開しました(日本点字図書館)
http://www.nittento.or.jp/news/soumu_movie2018.html

米・ニューヨーク公共図書館(NYPL)、マンハッタンの矯正施設内に図書館を開設

2018年5月2日、米・ニューヨーク公共図書館(NYPL)が、ニューヨーク市矯正局(DOC)と連携し、マンハッタン拘置所(MDC)内に図書館を開設したと発表しています。

2016年にライカーズ島にある矯正施設内に開設した図書館に続く2館目で、約1,400冊の書籍と雑誌を隔月で利用することができます。

NYPLの矯正サービス部門では、今年同サービスにおいて3万冊を超える書籍を貸出しているほか、収容者と両親・子どもを、読書・会話の様子を撮影した動画を通じて繋ぐ“Video Visitation”、収容された両親が子どもが好きな本を読んでいる音声を子どもに届ける“Daddy & Me/Mommy & Me”、出所後支援を目的としたニューヨーク市のリソースに関するディレクトリ“Connections”といったプログラム・サービスを実施していると紹介されています。

日本図書館協会(JLA)障害者サービス委員会、「障害者サービス用資料の購入・入手先一覧」ページを公開

2018年5月7日、日本図書館協会(JLA)障害者サービス委員会が、JLAのウェブサイト内に「障害者サービス用資料の購入・入手先一覧」ページを掲載しました。

図書館が購入可能な障害者サービス用資料の購入・入手先一覧のリンク集です。

日本図書館協会・障害者サービス委員会 お知らせ
http://www.jla.or.jp/portals/0/html/lsh/index.html
※「障害者サービス用資料の購入・入手先一覧 (2018年5月7日更新)」とあります。

「障害者サービス用資料の購入・入手先一覧」(作成日:2018年5月7日)
http://www.jla.or.jp/portals/0/html/lsh/shiryolist.html

北米研究図書館協会(ARL)が報告書シリーズ“SPEC Kit”第358号を公開:アクセシビリティ・ユニバーサルデザインがテーマ

2018年5月2日、北米研究図書館協会(ARL)が、報告書シリーズ“SPEC Kit”第358号を刊行しました。

アクセシビリティ・ユニバーサルデザイン(Accessibility and Universal Design)がテーマで、障害者のアクセシビリティへのニーズに会員館がどのように対応しているかを調査したものです。

図書館での福祉機器への対応状況、障害者サービスの内容、同サービスのための職員配置や人材育成、同サービスのためのリソース、同サービスに関する組織のポリシー等に関する情報を収集しているほか、ユニバーサルデザインに関する内容も含まれています。

Benetech社とEIFL、世界41か国の図書館を対象とした、視覚障害者等向けのオンライン図書館Bookshareの割引提供に関して合意

2018年4月18日、視覚障害者等印刷物を読むことが困難な人向けのオンライン図書館Bookshareを運営するBenetech社が、EIFL(Electronic Information for Libraries)と、EIFLが連携している世界41か国の図書館を対象としたBookshareの割引提供に関して合意したと発表しています。

対象となるのは、アルメニア、アゼルバイジャン、ベラルーシ、ボスニア・ヘルツェゴビナ、ボツワナ、カンボジア、中国、コンゴ、エストニア、エチオピア、フィジー、ジョージア、ガーナ、コートジボワール、ケニヤ、コソボ、キルギス、ラオス、ラトビア、レソト、リトアニア、マケドニア、マラウィ、モルディブ、モルドバ、ミャンマー、ナミビア、ネパール、パレスチナ、ポーランド、セネガル、セルビア、スロベニア、スーダン、タンザニア、タイ、ウガンダ、ウクライナ、ウズベキスタン、ザンビア、ジンバブエです。

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