資料保存

CA1151 - BL Newspaper Libraryにおける劣化問題 / 高橋美保子

ロンドン・コリンデールの英国図書館新聞図書館は英国発行新聞の宝庫で,60万冊以上の製本済みの新聞を所蔵し,利用者は毎年約4万人にのぼる。しかし新聞は自壊の種を抱えている。1840年代以来新聞印刷用紙として世界的に利用されている安価な木材パルプの紙は化学的に不安定で寿命が限ら…

CA1146 - 書庫管理に関するISO規格 / 永村恭代

近年,資料を保存するのに,資料が傷んだ後に技術を用いて資料に干渉するより,資料が傷む前に書庫環境を整備して予防しようという考えが広まってきている。書庫環境の考え方も,温度・湿度を管理するといった今までいわれてきたことに加え,安全管理等を含み幅広くなっている。こうし…

CA1131 - カビによるアレルギーの予防 / 鈴木昭博

書物や公文書は,カビの温床となるセルロースを含む紙でできており,カビが繁殖しやすい条件を備えている。このようなことから,公文書館や図書館などの紙資料を保存する施設では,これまでも,カビの害に対しては一定の注意・関心が払われてきた。しかし,それは,カビによる資料の汚…

CA1110 - 新聞・新聞情報の電子的保存に関するフォーラム / 篠原ミカ

新聞と新聞情報の電子的保存に関するフォーラムが1996年3月にロンドンにおいて開催された。これは,英国図書館新聞図書館と英国メディア・ライブラリアン連盟の共催によるものである。英国の全国紙およびいくつかの地方紙の代表者等が集まり,新聞の電子化とその保存について議論がもた…

CA1087 - 電子情報の保存 / 中島薫

電子情報の出現は,今までとは違う新たな保存の必要性を生み出した。媒体そのものを保存することがそこに含まれる情報を保存することになる印刷物と異なり,電子情報は簡単に一つの媒体から次の媒体へと,情報の損失なく移すことができる。そこでは媒体そのものの保存よりも,情報の知…

CA1062 - ナイジェリアにおける視聴覚資料の保存への取り組み / 村本聡子

視聴覚資料は,文字情報だけでは提供できない情報を提供できる。また,この特徴を利用した教育は,効果的な学習方法として認められ,広く採用されている。従って,大学図書館をはじめとする図書館や情報提供施設において,図書や雑誌などとともに,視聴覚資料の積極的な利用の促進とそ…

E423 - 危機に立つ文化財保存の実態(米国)

文化財を所蔵する機関の65%は,適切でない保存環境の影響を受けて収蔵品に何らかの被害を受けたことがある。非営利法人Heritage Preservationが,博物館・図書館サービス機構(IMLS)と協力して実施した全米の美術館・博物館・図書館へのアンケート調査から,光,温度,湿気,ほこりなどの環境…

E420 - 災害から本を守るために−IFLA/PAC公開セミナー <報告>

2004年12月26日のスマトラ島沖大津波・地震(E282参照)から間もなく一年。被害を受けた文書遺産の復興状況と,同様の災害からこれらの遺産を守る政策等に関する情報の共有を目的として,12月6日,公開セミナー「スマトラ沖地震・津波による文書遺産の被災と復興支援」が国立国会図書館で開…

CA966 - LCのビデオコレクション:共同プロジェクトで貴重なフィルムを広く利用可能に / 本橋麻里子

LCの映画・放送・録音物部は300万以上の映画,ビデオテープ,ビデオディスクを所蔵している。そのうち10万リールは,初期の硝酸フィルムのもので,他の何処にもない可能性が高い。数年来,LCでは,その硝酸フィルムの修復と保存に力を入れてきた。先頃LCとスミソニアン協会は,そのなかの…

CA961 - 全国的フィルム保存プログラム(米国)推進のための委員会が発足 / 中村規子

National Film Preservation Act of 1992 (P.L.102-307)は,1988年の法律(P.L.100-446)を更新するものだが,さらに米国議会図書館(LC)館長に米国におけるフィルムの保存状況を調査し,全国的保存プログラムを作ることを指示している。ビリントンLC館長は,この法律に従って,昨年6月議会にFilm Preservation 199…

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