資料保存

韓国国立中央図書館、歌謡曲のLPレコードの調査を実施:本人の歌声か「詐称曲」か

2016年11月7日、韓国国立中央図書館(NLK)は、本人が歌ったものか、他人が本人の名を騙って歌っているもの(詐称曲)かについて、LPレコードを調査した結果を、同館のブログで公開しています。

対象は、韓国の歌手ペ・ホとナム・インスのレコードで、同館と、韓国放送公社(KBS)、ロエン・エンタテインメント、崇実大学校音響工学研究所が共同で、今年の6月から、KBSの音楽資料室が所蔵するLPレコードを調査しました。

大衆歌謡を保存・継承すべき文化遺産と考えた時、「詐称曲」を区分する必要があるとの認識のもと行われた調査で、今後、その正確な情報を示し、本人が歌う音盤と原曲を保存・提供できるようにするとしています。

ロエン・エンタテインメントが運営するウェブサイト“Melon”では、本人のものと「詐称曲」を聴き比べることができるページが設けられています。

배호, 남인수의 진짜 목소리를 찾아라(NLK,2016/11/11)
http://www.nl.go.kr/nl/commu/libnews/article_view.jsp?board_no=8852&notice_type_code=3&cate_no=0

배호, 남인수의 진짜 목소리를 찾아라(NLK,2016/11/4)

任天堂株式会社、ファミリーコンピュータのゲームソフト30タイトルの取扱説明書をデジタル化して公開

任天堂株式会社が、ファミリーコンピュータのゲームソフト30タイトルの取扱説明書をデジタル化して公開しています。

これは、11月に発売されたニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータに収録されているゲームソフト30タイトルについて、発売当時の取扱説明書をデジタル化したもので、当時の表現を尊重して編集は最低限にとどめられています。

ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ 説明書(任天堂)
https://www.nintendo.co.jp/clv/manuals/ja/index.html

参考:
CA1719 - 動向レビュー:デジタルゲームのアーカイブについて―国際的な動向とその本質的な課題― / 細井浩一
カレントアウェアネス No.304 2010年6月20日
http://current.ndl.go.jp/ca1719

フィレンツェの大水害から50年:フィレンツェ国立中央図書館の現在(記事紹介)

1966年11月4日に発生した、イタリア・フィレンツェの大水害から50年を迎え、2016年11月6日付けの地元の英字紙“The Florentine”が、“The National Central Library, 50 years after the flood”という記事を掲載しています。

水害で所蔵資料に大きな被害を受けたフィレンツェ国立中央図書館の被災当時の様子と現在に関する記事で、当時資料修復への支援に訪れたオーストラリア・米国・ドイツ・英国の専門家からの助言が、資料修復技術の「遺産」として現在も引き継がれていること等が紹介されています。

現在、同館では、バーチャルリアリティ(VR)用のゴーグルを装着して館内を巡り、洪水当時を様子を体感するツアーの実施や、同種の体験が可能なアプリの提供、当時の写真のデジタル化、被害を受け修復された同館所蔵のユダヤ人の著作物に関する展覧会、本の修復に関する講義など、1966年の水害に関するイベントが行われています。

The National Central Library, 50 years after the flood(The Florentine,2016/11/6)

【イベント】平成28年度神奈川県歴史資料取扱機関連絡協議会第2回講演会「地域資料をまもる―神奈川地域資料保全ネットワークの活動―」(12/9・神奈川)

2016年12月9日、神奈川県立公文書館において、平成28年度神奈川県歴史資料取扱機関連絡協議会第2回講演会「地域資料をまもる―神奈川地域資料保全ネットワークの活動―」が開催されます。

神奈川県内に所在する地域資料を保全し、後世に継承するための活動を行っている神奈川地域資料保全ネットワークの活動を、同ネットワークの代表で横浜国立大学教授の多和田雅保氏が紹介します。

講演会の後、神奈川県立公文書館の見学会が行われます。

定員は110名(先着順)です。

平成28年度 神奈川県歴史資料取扱機関連絡協議会 第2回講演会
地域資料をまもる―神奈川地域資料保全ネットワークの活動―(神奈川県)
http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/p1078243.html

【イベント】全史料協関東部会第288回定例研究会「アーカイブズ・レスキュー活動から資料保存活動スキルを学ぼう」(12/15・東京)

2016年12月15日、東京都立川市の国文学研究資料館において、全国歴史資料保存利用機関連絡協議会(全史料協)関東部会第288回定例研究会「アーカイブズ・レスキュー活動から資料保存活動スキルを学ぼう」が開催されます。

国文学研究資料館准教授青木睦氏による講義「被災アーカイブズの救助・復旧技術の実際」の後、ワークショップ「被災資料の乾燥・洗浄プログラム体験」及び同館の施設見学が行われます。

事前の申し込みが必要で、締切は12月6日です。

同館では、2016年12月15日から12月22日まで、パネル展「アーカイブズ・レスキューの活動記録」が開催されています。

第288回定例研究会 (2016/12/15) アーカイブズ・レスキュー活動から資料保存活動スキルを学ぼう(全史料協関東部会)
http://www.jsai-kanto.jp/study288.html

【イベント】公開シンポジウム 地域と共に考える文化財の防災・減災Ⅲ 「熊本地震と文化財レスキュー」(12/4・福岡)

2016年12月4日、福岡県太宰府市の九州国立博物館において、独立行政法人 国立文化財機構「文化財防災ネットワーク推進事業」公開シンポジウム 地域と共に考える文化財の防災・減災Ⅲ「熊本地震と文化財レスキュー」が開催されます。

阪神・淡路大震災、東日本大震災の際の文化財レスキュー活動で第一線を担った平川新氏、三輪嘉六氏による対談の後、熊本地震発生から7ヶ月の間に取り組まれた文化財レスキューについての現場担当者から報告が行われます。また、最後に、「熊本文化財レスキューから学ぶ」をテーマにしたパネルディスカッションも行われます。

独立行政法人 国立文化財機構「文化財防災ネットワーク推進事業」公開シンポジウム 地域と共に考える文化財の防災・減災Ⅲ 熊本地震と文化財レスキュー(九州国立博物館)
http://www.kyuhaku.jp/event/event-161028.html

チラシ
http://www.kyuhaku.jp/event/161028/161028.pdf

参考:
【イベント】地域と共に考える文化財の防災減災 II(1/24・大宰府)
Posted 2016年1月6日
http://current.ndl.go.jp/node/30378

岩手県、「震災津波伝承施設(仮称)」での展示対象となる資料の情報を募集中

岩手県が、陸前高田市の高田松原津波復興祈念公園内に整備予定の「震災津波伝承施設( 仮称)」での展示対象となる、津波の脅威、困難な避難生活の状況、国内外からの支援、復興に向けての様々なチャレンジや苦労など、震災津波の事実と教訓を伝えることができるモノ(実物資料)や写真・動画などの資料の情報について募集を行なっています。

今後、実際に所有者から資料を提供して頂く際には、時期や所有権、著作権等の権利処理について相談するとされており、また、資料の提供を受けた場合でも、必ずしも公開することにはならないと説明されています。

震災津波伝承施設(仮称)に展示する資料(モノ・写真・動画など)の情報提供をお願いします!(岩手県,2016/10/3)
https://www.pref.iwate.jp/anzen/machizukuri/38466/049492.html

福井県立若狭歴史博物館で、エントランス展示「文化財を救え! -平成28年熊本地震と被災文化財-」が開催中

2016年10月17日から12月28日まで、福井県立若狭歴史博物館において、エントランス展示「文化財を救え! -平成28年熊本地震と被災文化財-」が開催されています。

「平成28年熊本地震」における文化財の被災状況と、およそ半年が経過した現在の様子、当該地域で現在行われている被災文化財の救援・復興に関する取組について、写真とパネルを通して紹介するものです。

エントランス展示「文化財を救え! -平成28年熊本地震と被災文化財-」を開催します!(福井県立若狭歴史博物館)
http://wakahaku.pref.fukui.lg.jp/exhibition/detail/post-336.php

倉吉市(鳥取県)、民間所在の歴史資料の保全を呼びかけ

鳥取県の倉吉市が、鳥取県中部で発生した地震で被害を受けた、古文書や民俗資料といった民間所在の歴史資料の保全を呼びかけています。

被災建物にある古文書等を処分する前にご一報ください(倉吉市,2016/10/25)
http://www.city.kurayoshi.lg.jp/gyousei/div/kyouiku/bunkazai/3/p111/

参考:
山陰歴史資料ネットワークと鳥取地域史研究会が連名で、「鳥取県中部地震による被災歴史資料の保存に関する緊急アピール」を発表
Posted 2016年10月25日
http://current.ndl.go.jp/node/32807

【イベント】第3回全国史料ネット研究交流集会(愛媛・12/17-18)

2016年12月17日と18日に、愛媛県松山市にある愛媛大学で、第3回全国史料ネット研究交流集会が開催されます。

「神戸宣言」をふまえ、地域の歴史資料を保全する実践に向けての連携を発展させるとともに、保全した資料を活用して、災害に強い地域社会をどのように創っていくかについても検討するとのことです。

入場は無料で、事前の申し込みも不要です。

第3回 全国史料ネット研究交流集会 (12/17(土)・12/18(日)開催)のお知らせ(歴史資料ネットワーク)
http://siryo-net.jp/event/20161217-18-koryusyukai3-ehime/

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