資料保存

全国市長会の機関誌『市政』2016年11月号が、「特集:自然災害から文化財を守る」を掲載

全国市長会の機関誌『市政』2016年11月号が、「特集:自然災害から文化財を守る」として以下の記事を掲載しています。

・文化遺産防災ことはじめ 立命館大学 衣笠総合研究機構教授 土岐憲三氏
・文化財防災ネットワーク推進事業について 独立行政法人国立文化財機構 文化財防災ネットワーク推進室長/東京文化財研究所保存科学研究センター長 岡田健氏
・文化財を守り生かしそして伝える 白河市長 鈴木和夫氏
・文化首都・京都の文化財を火災から守る~文化財関係者、市民、行政一体の取り組み~ 京都市長 門川大作氏
・太宰府市の文化財と防災の取り組み 太宰府市長 芦刈茂氏

岡田氏の記事では、2016年の台風10号被害で、蔵書2,000冊に被害を受けた、岩手県の遠野市立図書館・博物館での、被災資料のレスキュー活動の様子も紹介されています。

『市政』2016年11月号
http://www.toshikaikan.or.jp/shisei/2016/201611.html

スコットランド国立図書館、17世紀後半の古地図の修復作業の様子を撮影した動画を公開

2016年11月28日、スコットランド国立図書館が、他に2点しか存在が確認されていないオランダの彫刻家ジェラルド・バルクによって作成された17世紀後半の世界地図(掛地図)の修復作業の様子を撮影した動画を公開しています。

スコットランドのアバディーン市内の住宅の改築作業中に、煙突に詰まった状態で発見された同地図は、22メートル×1.6メートルの大きさで、同館に寄贈された時点では、紙の部分のかなりの箇所が虫損被害により崩壊していたとのことです。

同館が発行する雑誌“Discover”の33号にも関連記事“Back From the Brink”が掲載されています。

修復作業では、日本の和紙やフノリが使われた事も紹介されています。

'Chimney map' restored Rare map of world saved by National Library(スコットランド国立図書館,2016/11/28)
http://www.nls.uk/news/press/2016/11/chimney-map

Amazing restoration of antique map(スコットランド国立図書館,2016/11/28)
http://www.nls.uk/news/archive/2016/11/world-map-restored

英国映画協会、戦略計画“BFI2022”を発表:テレビ番組のデジタル化保存等

2016年11月29日、英国映画協会(BFI)が戦略計画“BFI2022”を発表しました。

そのなかで、ビデオ形式の少なくとも10万点の保存リスクが高い英国のテレビ番組をデジタル化して保存することが謳われています。

BFI ANNOUNCES BFI2022,ITS FIVE YEAR STRATEGY FOR UK FILM(BFI,2016/11/29)
http://www.bfi.org.uk/sites/bfi.org.uk/files/downloads/bfi-press-release-bfi-2022-unveil-five-year-strategy-29-11-2016.pdf

岩泉町歴史民俗資料館(岩手県)、活動を再開

2016年11月28日、台風10号の影響で休館していた岩手県の岩泉町歴史民俗資料館が、同館のFacebookで、活動を再開したと発表しています。

被災された住民から、山道具や槍など、保管場所である倉庫ともに泥をかぶってしまった計8点の民俗資料が寄贈され、調査を行なったとのことです。

Facebook(岩泉町歴史民俗資料館,2016/11/28)
https://www.facebook.com/sansonken/posts/579671545575518

参考:
岩泉町歴史民俗資料館(岩手県)、古文書や民具などの歴史民俗資料を廃棄しないよう呼びかけ:廃棄情報の収集にFacebookを活用
Posted 2016年9月20日
http://current.ndl.go.jp/node/32572

【イベント】シンポジウム「よみがえる文化財と博物館の復興」開催(11/27・陸前高田)

2016年11月27日10:00~16:30、陸前高田市コミュニティホールに於いてシンポジウム「よみがえる文化財と博物館の復興」が開催されます。このシンポジウムは、「津波により被災した文化財の保存修復技術の構築と専門機関の連携に関するプロジェクト」(文化庁による平成28年度文化芸術振興費補助金事業)の一環として行われるものです。

日本博物館協会会長(東京国立博物館長)銭谷眞美氏の基調講演のほか、シンポジウム 共助の精神―広がる広域連携の輪―、プロジェクト特別展示開催館からのメッセージ等が予定されています。参加無料で、申込不要です。

なお、2016年11月26日から12月5日まで、同会場にて展覧会「ずっとずっとふるさと陸前高田―こころに生きるたからもの-」も開催されます。

陸前高田市で開催する特別展とシンポジウムのご案内(日本博物館協会、2016/11/15)
https://www.j-muse.or.jp/
https://www.j-muse.or.jp/02program/pdf/ootsunamitirashi.pdf?cat=10
https://www.j-muse.or.jp/02program/pdf/shinpo%20gaiyou.pdf?cat=10

E1861 - 文化遺産国際協力コンソーシアム設立10周年

文化遺産国際協力コンソーシアム(以下,コンソーシアム)は,海外の文化遺産保護に関する日本国内の政府機関・教育研究機関・NGOなどの連携・協力を推進するネットワーク組織で,会員は2016年11月の時点で総勢431名,29団体にのぼり,文化庁の委託事業として運営されている。日本の文化遺産国際協力に資するための(1)会員間のネットワーク構築,(2)調査研究,(3)情報の収集と提供,(4)広報・普及を主なミッションとして活動しており,2016年6月に設立10周年を迎えた。本稿では,これまでのコンソーシアムの取組みと,10周年記念シンポジウムについて報告する。...

カナダ国立図書館・文書館と韓国国立古宮博物館、資料保存等に関する覚書を締結

2016年11月16日、カナダ国立図書館・文書館(LAC)と韓国国立古宮博物館が、3年間の覚書を締結しました。

写真やガラス乾板に関する保存技術調査や、最新動向の入手を目的に2015年7月に行われた業務交流を引き継ぐもので、専門家の交流やイベントの共催、貴重資料の資料保存のベストプラクティスや最新動向の共有、共同調査・研究、保存専門家の育成などを行うほか、デジタル情報源の管理について議論すると説明されています。

Collaboration agreement with the National Palace Museum of Korea in Seoul, South Korea (LAC,2016/11/18)
http://www.bac-lac.gc.ca/eng/news/Pages/mou-national-palace-museum-korea.aspx

【イベント】シンポジウム「災害史研究と資料保存」(12/11・新潟)

2016年12月11日、新潟大学災害・復興科学研究所が、新潟大学総合教育研究棟において、シンポジウム「災害史研究と資料保存」を開催します。

・矢田俊文氏(新潟大学災害・復興科学研究所)「安政2年江戸地震と安政3年台風」
・中村元氏(新潟大学人文学部)「1964年新潟地震と歴史資料―20世紀後期日本の災害を歴史学から考えるために―」
・三村昌司氏(東北未来大学モチベーション行動科学部)「東京足立の災害史と郷土史」
・蝦名裕一氏(東北大学災害科学国際研究所)「岩手県・宮城県における被災資料保全と歴史津波研究」
・原田和彦氏(長野市立博物館)「善光寺地震と2014年長野県北部地震資料保全」
・添田仁氏(茨城大学人文学部)「関東・東北豪雨水損文書に刻まれた水害史」
・田中洋史氏(長岡市立中央図書館文書資料室)「昭和36年豪雪・長岡地震・集中豪雨・第2室戸台風の記録写真ー長岡市災害復興文庫・歴史公文書と災害史研究ー」

の各報告の後、矢田氏を司会に、報告者によるパネルディスカッションが行われます。

申し込みは不要です。

【イベント】神戸映像アーカイブプロジェクト「ノンフィルム資料の保存と活用」公開講座・勉強会(12/11-12・兵庫)

2016年12月11日と12日に、兵庫県神戸市の神戸映画資料館で、神戸映像アーカイブプロジェクト「ノンフィルム資料の保存と活用」の公開講座と勉強会が神戸ドキュメンタリー映画祭実行委員会が主催し、開催されます。

脚本、ポスター、スティル写真、プレス資料、機材などの「ノンフィルム資料(映画関連資料)」の適切な保管・管理・修復についての実践的な講義と議論、及びワークショップで、12月11日の公開講座「映画関連資料の現在」は、参加無料/予約不要ですが、12月12日の勉強会「映画関連資料の取り扱い」は、参加無料ですが申込制で定員は20名です。勉強会は、資料の管理等に携わる職員、研究者からの申込を優先して受け付けるとのことです。 

神戸映像アーカイブプロジェクト ノンフィルム資料の保存と活用(第8回神戸ドキュメンタリー映画祭実行委員会)
http://kobe-eiga.net/kdff/program/2016/12/1018/

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