資料保存

E2126 - National Film Registryの30年:米国におけるフィルム保存

2018年,米国のNational Film Registryが制度開始から30周年を迎えた。National Film Registryとは,1988年に成立した米国フィルム保存法(The National Film Preservation Act)を根拠にした「文化的,歴史的,あるいは美学的に重要な」フィルムのリストであり,このリストに掲載されたフィルムは,米国議会図書館(LC),映画スタジオ,その他のアーカイブ機関,フィルム製作者のいずれかによって保存することが求められる。

岡山史料ネット、ウェブサイトを開設:ニュースレターも創刊

2019年4月4日、岡山史料ネットが、ウェブサイトの開設を発表しています。

岡山史料ネットは、2005年に設立された、関係諸機関・諸団体と連携して、歴史資料や広義の文化財の保全と社会におけるその活用を実践的に進めるボランティア組織です。

あわせて、4月17日には『岡山史料ネットNewsletter』の創刊も発表されています。

岡山史料ネット 新着情報
http://okayamasiryonet.s1008.xrea.com/
※2019年4月4日欄に「岡山史料ネットHP開設」とあります。
※2019年4月17日欄に「岡山史料ネットNewsletter 創刊」とあります。

岡山史料ネットについて
http://okayamasiryonet.s1008.xrea.com/history/

CA1949 - レーザーディスクのデジタル化に向けた国立国会図書館の取組み / 本田伸彰

 国立国会図書館(NDL)では図書や雑誌など紙媒体の資料等に加え、再生環境の旧式化や媒体自体の劣化が危惧されるアナログ形式の録音・映像資料のデジタル化を進めている。録音資料のカセットテープやソノシートに続き(E2057参照)、2016年度からは映像資料であるレーザーディスク(1)(LD)のデジタル化(2)の検討を開始し、2018年度から本格的にデジタル化に着手した(3)

長谷寺の日本最大級の掛軸がデジタル化される

2019年3月13日、奈良県の長谷寺が所蔵する日本最大級とされる掛軸「長谷寺大観音大画軸」を、株式会社凸版印刷がデジタル化したことを発表しました。

「長谷寺大観音大画軸」は縦16.46メートル、横6.22メートルで、同社は同資料のために設計したスキャナを用いてデジタル化を行ったと述べています。デジタル化したデータを用い、資料を原寸大で鑑賞できる映像コンテンツも作成したとしています。

茨城大学図書館、貴重資料「菅文庫」の修繕をめざすクラウドファンディングを開始

2019年3月11日、茨城大学図書館が、同館所蔵の貴重資料「菅文庫」の修繕をめざすクラウドファンディングを開始しました。

菅文庫は、幕末の水戸藩の史学者・菅政友(かんまさすけ)の収集した蔵書の大部分を収めたもので、地元水戸に関する資料や、菅政友が専門とする史学関係に加え、国学・文学・儒学・地誌・法制・経済から理学・医学等まで幅広い内容の蔵書を含む漢籍・国書約1万点のコレクションです。

今回のプロジェクトは、損傷のひどい資料の中でも重要度の高い、菅政友自身が書写した写本を中心に修繕することを目指すものです。目標金額100万円を達成した場合、茨苑祭(茨城大学水戸キャンパス学園祭)での修復資料の展示や、ギャラリートークなども予定されています。

募集期間は3月11日から4月19日までです。

貴重資料「菅文庫」の修繕をめざすクラウドファンディングを公開しました(3館共通)(茨城大学図書館,2019/3/11)
http://www.lib.ibaraki.ac.jp/news/index.php?id=252

【イベント】公開フォーラム「被災地と史料をつなぐ―歴史資料の被災状況と保存技術の共有―」(3/16・仙台)

2019年3月16日、東北大学災害科学国際研究所において、同研究所等主催の「公開フォーラム「被災地と史料をつなぐ―歴史資料の被災状況と保存技術の共有―」が実施されます。

阪神・淡路大震災や東日本大震災から、2018年に発生した西日本豪雨まで、被災地となった地域において展開した被災資料の救済に関しての報告が行われます。また、資料保存技術の公開・共有として、襖や屏風の下張り文書の保存技術についてのワークショップが実施されます。

定員は40人程度で、参加には事前の申し込みが必要です。

内容は以下の通りです。

第1部 各地の被災資料救済の事例(各報告20分+質疑5分)
・奥村弘氏(神戸大学大学院人文学研究科長)
「全国へ広がった史料ネットの活動―1995年阪神・淡路大震災から2018年自然災害へ」
・蝦名裕一氏(東北大学災害科学国際研究所准教授)
「東日本大震災以降の気仙郡における史料保全活動」
・加藤明恵氏(神戸大学大学院人文学研究科特命助教)
「大船渡被災資料の整理作業報告と史料紹介」
・今津勝紀氏(岡山大学大学院社会文化学研究科教授)
「西日本豪雨における被災資料救済の現状と課題」

IFLA Journal、2019年3月号が発行:「危機の時代の図書館」を特集

2019年3月5日、国際図書館連盟(IFLA)が刊行する“IFLA Journal”の45巻1号(2019年3月)が公開されました。

「危機の時代の図書館」(Libraries in Times of Crisis)をテーマとした特集号で、フィリピンの「移行期正義」における図書館とその役割、西インド諸島におけるアフリカ系住民の口頭による伝統文化の記憶と知識の伝達と図書館、米国図書館協会(ALA)と第二次世界大戦後の東欧の図書館の再建、共産主義政権下でのルーマニアの公共図書館、クロアチア紛争や情報化社会とクロアチアの公共図書館についての論考が掲載されています。

Out Now: March 2019 issue of IFLA Journal(IFLA,2019/3/5)
https://www.ifla.org/node/92016

芦屋町歴史民俗資料館(福岡県)、企画展「8年目の3.11ー大津波から甦る財(たから)たちー」を開催中

福岡県の芦屋町歴史民俗資料館が、2019年2月5日から3月21日まで、企画展「8年目の3.11ー大津波から甦る財(たから)たちー」を開催中です。

陸前高田市立博物館(岩手県)が、文化庁の支援を得ながら、国内の様々な機関と連携し、東日本大震災の津波により被災した資料の救出と再生に取り組んだ成果を展示するものです。

3月16日には被災から復元したリードオルガンの演奏と歌唱のコンサートが、3月17日には講演会「8年目の3.11~津波で被災した資料再生の軌跡」と被災資料の安定化処理技術に関するワークショップが開催されます。

芦屋歴史の里企画展「8年目の3.11ー大津波から甦る財(たから)たちー」(芦屋町,2019/2/8)
http://www.town.ashiya.lg.jp/view.rbz?ik=1&pnp=116&pnp=300&pnp=306&nd=306&cd=4126

福島県立博物館、特集展「震災遺産を考える」を開催中

福島県立博物館が、2019年2月16日から4月11日まで、特集展「震災遺産を考える」を開催中です。

福島県立博物館を中心とするふくしま震災遺産保全プロジェクトが収集した資料を介して震災が福島県にもたらした出来事を考えることを目的に開催されます。

3月23日には、同館講堂において、ミニシンポジウム「震災を未来へ継承する」も開催されます。

震災遺産を考える(福島県立博物館)
http://www.general-museum.fks.ed.jp/01_exhibit/kikakuten/2018/20190216_shinsaiisan/20190216_shinsaiisan.html

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