資料保存

オーストラリア国立大学チフリー図書館、洪水による浸水被害のため所蔵資料に水損被害が発生

オーストラリア・キャンベラにあるオーストラリア国立大学のチフリー図書館が、洪水による浸水被害により休館しています。

各種報道によると、同館では、各種設備のほか、歴史・哲学・政治学といった分野のマイクロフィルム、書籍、雑誌といった資料に被害が出たようです。また、水損被害を受けた資料については、現在、ページの張り付きをはずして吸水紙を挟む作業や、新刊を購入するか修復作業を行なうかが確定できるまでの間の処置として凍結乾燥の処理が施されているとのことです。

Chifley Library closed until further notice(Australian National Libray,2018/2/27)
https://anulib.anu.edu.au/chifley-library-closed-until-further-notice

米・カリフォルニア州立図書館、天井の水漏れにより約250冊の貴重書が水損被害

2018年2月27日、米・カリフォルニア州立図書館が、天井からの水漏れにより、1800年代の資料を含む約250冊の貴重書が水損したと発表しています。

水損被害を受けたコレクションは、Statewide Museum Collections Centerに運ばれ、凍結乾燥される処置が取られました。大きな被害を受けていない資料は館内の資料保存部門で資料を乾燥させる作業が行われています。

また更なる被害を防ぐために、書架に透明のカバーをする等の作業も実施されています。

@CAStateLibrary(Twitter,2018/2/28)
https://twitter.com/CAStateLibrary/status/968639696845746176
https://twitter.com/CAStateLibrary/status/968985476400005120

北海道立図書館、ウェブ研修(遠隔研修)に「初めての図書修理」を追加

2018年2月23日、北海道立図書館は、同館が運営しているウェブ研修(遠隔研修)に「初めての図書修理」の動画を追加したと発表しています。

2018年1月18日に開催した平成29年度全道図書館専門研修(資料保存)で講師を務めたNPO法人修理製本北海道の代表理事から提供を受け公開されたもので、再生時間は約47分です。

WEB研修の新規資料「初めての図書修理」を公開しました(北海道立図書館,2018/2/23)
http://www.library.pref.hokkaido.jp/web/news/vmlvna000000894m.html

ウェブ研修のご案内(北海道立図書館)
http://www.library.pref.hokkaido.jp/web/guide/fvreli00000010qr.html#s4

E2001 - 第28回保存フォーラム「図書館資料を守るIPMの実践」<報告>

2017年12月21日,国立国会図書館(NDL)は,東京本館において第28回保存フォーラム「図書館資料を守るIPMの実践」を開催した。保存フォーラムは資料保存の実務者による知識の共有,情報交換を意図した場である(E1884参照)。

福井県文書館、北陸地方の大雪を受け、民間所在の歴史資料の保全を呼びかけ

2018年2月15日、福井県文書館が、北陸地方の大雪を受け、自宅や蔵、地域の集会所などで古くから保管されていた資料や古文書が濡れたり、汚れたりした場合、処分はせず、文書館まで相談するよう呼びかけています。

@FukuiPrefArch(Facebook,2018/2/15)
https://www.facebook.com/FukuiPrefArch/photos/a.268440416653737.1073741828.266215800209532/902484729915966/

参考:
北陸地方の大雪の影響で福井県内の公立図書館数館が休館
Posted 2018年2月9日
http://current.ndl.go.jp/node/35471

国際図書館連盟(IFLA)、欧州文化遺産年(2018年)を受けて、図書館での取り組み方をまとめたブリーフィングペーパーを公開

2018年2月8日、国際図書館連盟(IFLA)が、2018年が欧州文化遺産年(European Year of Cultural Heritage)であることを受けて、図書館での取り組み方をまとめたブリーフィングペーパーを公開しました。

欧州各国の図書館が日々行なっている、手稿類からボーンデジタル資料までの文化遺産保存の取組や、文化遺産の利用に関する新しい方法の開発に関する取組を理解してもらい、法的にも財政的にもこの取組を効果的に実行し続けるための支援を受けるための好機であるとし、“Engagement”、“ Sustainability”、“Protection”、“Innovation”という欧州文化遺産年の4つのテーマと図書館の諸活動の関係について示すとともに、この好機を生かすための5つの事項を提案しています。

European Year of Cultural Heritage - Briefing for Libraries(IFLA,2018/2/8)
https://www.ifla.org/node/27027

国際図書館連盟(IFLA)、資料保存のために各機関が用いている基準・ガイドライン等のアンケート調査の分析結果を公表

2018年2月5日、国際図書館連盟(IFLA)が、所蔵資料の保存のために各機関が基準・ガイドライン・ベストプラクティスに関するアンケート調査の分析結果の報告書を公表しました。

調査は2016年に実施され、寄せられた400以上の回答は2017年にIFLAのウェブサイトで公開されましたが、今回、寄せられた情報を分析し公表したものです。

IFLA survey on preservation standards, guidelines, and best practices(IFLA,2018/2/5)
https://www.ifla.org/node/26414

国際音声・視聴覚アーカイブ協会(IASA)、視聴覚資料の保存に関するガイド“The Safeguarding of the Audiovisual Heritage”(IASA-TC 03)の第4版を公開

2018年1月30日、国際音声・視聴覚アーカイブ協会(IASA)が、視聴覚資料の保存の専門的方法についての、視聴覚資料のアーキビスト向けのガイド“The Safeguarding of the Audiovisual Heritage: Ethics, Principles and Preservation Strategy” (IASA-TC 03)の改定版を公開しました。

視聴覚資料の保存に関するコミュニティにおいて重要な資料として国際的に認められているものの第4版です。今回の改定では、ボーンデジタル資料の拡大や動画の保存について取り扱っています。

Landmark AV preservation document revised and republished(IASA,2018/1/30)
https://www.iasa-web.org/notice_board/landmark-av-preservation-document-revised-and-republished

【イベント】第一回無形文化遺産映像記録作成研究会(2/19・東京)

2018年2月19日、東京都台東区の東京文化財研究所において、第一回無形文化遺産映像記録作成研究会が開催されます。

近年、国内外において、映像記録の重要性が高まりつつある一方、無形文化遺産の映像記録作成に関する方法論について、十分な議論がおこなわれることは少なかったことから、方法論を検討し、そのガイドラインを示すことを目標として開催されるものです。

今後、3か年にわたって定期的に研究会を開催し、そこで検討された成果を『無形文化遺産の映像記録作成のてびき』としてまとめる予定としています。

参加には事前の申し込みが必要です。

・開会のあいさつ
・趣旨説明  
 石村智氏(東京文化財研究所無形文化遺産部音声映像記録研究室長)
・研究発表
「研究資料としての映像記録作成」 佐野真規氏(映像作家)
・コメント
・ディスカッション
(キーワード:記録保存、アーカイブ、インフォームド・コンセント、映像人類学)

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