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米国議会図書館(LC)、長期保存のための推奨フォーマットのガイド”Recommended Formats Statement”の2017-2018年版を公開

米国議会図書館(LC)が、長期保存のための推奨フォーマットのガイド”Recommended Formats Statement”の2017-2018年版を公開しています。

今回のレビューでは、メタデータの充実、長期保存関連の他の文献とのリンク、の2点に焦点を当てているようです。

Recommended Formats Statement(LC)
http://www.loc.gov/preservation/resources/rfs/

Library of Congress Recommended Formats Statement 2017-2018
http://www.loc.gov/preservation/resources/rfs/TOC.html

名古屋市博物館、伊勢湾台風による被害を伝える資料の情報を募集

2017年9月4日、名古屋市博物館が、1959年の伊勢湾台風による被害を伝える資料の情報を市民から募集すると発表しました。

被災状況の写真のほか、被災した家財道具、復興にかかわる文書、復興の生活で利用したモノ、それらにかかわる当時の記憶を募集するほか、同館が所蔵する市立白水小学校の児童が伊勢湾台風被害について書いた作文集を公開するため、当時の在校生からの許可を求めています。

日本学術会議、提言「持続的な文化財保護のために―特に埋蔵文化財における喫緊の課題―」を公表

2017年8月31日付けで、日本学術会議が、提言「持続的な文化財保護のために―特に埋蔵文化財における喫緊の課題―」を公表しています。

埋蔵文化財の保護について現状と問題点をまとめ、地方分権下での埋蔵文化財に関する法的権限のあり方、埋蔵文化財保護のための人材育成、遺跡調査情報の確実な継承と広範な活用、の3点について提言しています。

遺跡調査情報の継承と活用については、写真・図面のデジタル保存と管理、地方公共団体の文化財ホームページの充実、調査報告書リポジトリ事業の推進、などの論点が挙げられています。

日本学術会議
http://www.scj.go.jp/
※「提言「持続的な文化財保護のために―特に埋蔵文化財における喫緊の課題―」を公表いたしました。(平成29年8月31日)」とあります。

提言(日本学術会議)
http://www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/division-15.html

【イベント】長岡市災害復興文庫展2017記念シンポジウム「あつめる・整理する・つたえる~震災復興と図書館のアーカイブ機能~」(10/28・長岡)

2017年10月18日から11月5日まで長岡市立中央図書館で開催される企画展「震災避難所の記録と記憶」にあわせ、10月28日、新潟県の長岡市立中央図書館において、長岡市災害復興文庫展2017記念シンポジウム「あつめる・整理する・つたえる~震災復興と図書館のアーカイブ機能~」が行なわれます。

阪神・淡路大震災後に神戸大学附属図書館で「震災文庫」を立ち上げた稲葉洋子氏、熊本地震の震災資料収集に取り組むくまもと森都心プラザ図書館長の河瀬裕子氏を講師に迎え、震災復興の経験・教訓を未来へ伝えていく図書館のアーカイブ機能の可能性を探るものです。

参加費は無料ですが、定員は150人で事前の申し込みが必要です(先着順)。

また、同館では、10月18日から11月5日まで、企画展「震災避難所の記録と記憶」が開催されます。

【文書資料室】10/28 長岡市災害復興文庫展2017 記念シンポジウム(長岡市立図書館)
http://www.lib.city.nagaoka.niigata.jp/index.php?key=joman8tjg-630#_630

松竹大谷図書館、クラウドファンディングプロジェクト第6弾「歌舞伎や映画、銀幕が伝えた記憶を宝箱で守る。」を開始

2017年9月5日、松竹大谷図書館が、クラウドファンディングプロジェクト第6弾「歌舞伎や映画、銀幕が伝えた記憶を宝箱で守る。」を開始しました。

今回のプロジェクトでは、同館の2017年度運営資金及び公開当時の新聞や雑誌などに掲載された映画の紹介記事が作品ごとに貼り込まれた「映画スクラップ」のアーカイバル容器の制作費用の募集が目的とされています。

期間は10月25日までで、目標金額は250万円です。

ネットを通じて当館への支援募集を開始いたしました(松竹大谷図書館,2017/9/5)
http://www.shochiku.co.jp/shochiku-otani-toshokan/news/170905.html

【第6弾】歌舞伎や映画、銀幕が伝えた記憶を宝箱で守る。(Ready for)
https://readyfor.jp/projects/ootanitoshokan6

【イベント】シンポジウム「厄災の記憶 その表象可能性」(10/5・いわき)

2017年10月5日、福島県いわき市のいわき芸術文化交流館(アリオス)において、はま・なか・あいづ文化連携プロジェクト実行委員会が主催するシンポジウム「厄災の記憶 その表象可能性」が開催されます。

同シンポジウムは、特に福島の文化財の状況を、地域の問題に限定せずに、フクシマ後の文化財と文化をめぐる制度について考える場として開催されるもので、福島県内外で文化財や災害の記憶の継承に携わる学芸員・研究者・アーティストらが一堂に会し、各自の専門領域から、震災から6年を経過した福島と文化財をめぐり議論します。

また、映画監督の藤井光氏が同シンポジウムを撮影、映像作品とし、震災後に置かれた文化財・文化を伝えるアーカイブとなることも企図されています。

文化審議会文化財分科会企画調査会、中間まとめの取りまとめを発表:パブリックコメントの募集を開始

2017年8月31日、文化審議会文化財分科会企画調査会が、中間まとめを取りまとめたことを発表しました。

文化審議会文化財分科会企画調査会では、2017年5月19日に文部科学大臣からの諮問を受け、近年の社会状況の変化等を踏まえた、これからの時代にふさわしい文化財の保存と活用の方策等について調査・検討を行ってきており、今回の中間まとめは、七回にわたる議論を経て取りまとめられたものです。

公開された中間まとめへのパブリックコメントの募集が、9月29日まで行なわれています。

文化審議会文化財分科会企画調査会中間まとめの取りまとめ及び意見募集の実施について(文化庁,2017/8/31)
http://www.bunka.go.jp/koho_hodo_oshirase/hodohappyo/2017083101.html

全米人文科学基金(NEH)、ハリケーン「ハービー」の被害を受けたテキサス州とルイジアナ州の図書館等の文化機関に対して100万ドルの資金援助

2017年8月30日、全米人文科学基金(NEH)は、ハリケーン「ハービー」の被害を受けたテキサス州とルイジアナ州の図書館等の文化機関に対して、人文学コレクションの保全や運営再開を支援するために、100万ドルの資金援助を緊急に実施することを発表しました。

まず、これら2州の人文学協議会に対して約25万ドルが資金援助され、各州で再配分されます。また、被害の調査のためにTexas Cultural Emergency Response AllianceとHeritage Emergency National Task Forceに対しても資金援助されます。

また、連邦緊急事態管理庁(FEMA)の指定を受けた地域の文化機関は、3万ドルの緊急資金援助をNEHに申請することができます。

NEH Commits $1 Million to Cultural Organizations Impacted by Hurricane Harvey(NEH, 2017/8/30)
https://www.neh.gov/news/press-release/2017-08-30

国際図書館連盟(IFLA)、IFLAの資料保存関連の業務を紹介するパンフレット“Preserving Cultural Heritage”を公開

2017年8月23日、国際図書館連盟(IFLA)が、IFLAの資料保存関連の業務を紹介するパンフレット“Preserving Cultural Heritage”を公開しました。

図書館内外にIFLAの資料保存関連の業務を知ってもらうために作成されたもので、現在、英語版、フランス語版、スペイン語版、ドイツ語版、ロシア語版、中国語版、アラビア語版が公開されています。

Preserving, Protecting, Promoting: IFLA launches new guide to its Cultural Heritage work(IFLA,2017/8/23)
https://www.ifla.org/node/11597

上越市役所(新潟県)第2庁舎火災により、3,300冊以上の公文書ファイルに被害

地元メディアが、新潟県の上越市役所第2庁舎で2017年8月6日未明に発生した火災により、3,300冊以上の公文書ファイルに被害が出たことを報じています。

2017年8月21日に開催された上越市議会全員協議会で明らかにされたもので、8月18日現在、被害を受けたファイルは、全部焼損が819冊、一部焼損が1,900冊、一部水損が591冊となっており、同市の公文書センター職員が被害を受けた公文書の修復作業を行なっているとのことです。

公文書ファイル3310冊被害 上越市役所第2庁舎の火災で(上越タウンジャーナル,2017/8/21)
https://www.joetsutj.com/articles/90128637

公文書3300冊以上被害 上越市役所第2庁舎火災(新潟日報,2017/8/22)
http://www.niigata-nippo.co.jp/news/national/20170822341803.html

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