資料保存

国立文化財機構文化財活用センターとキヤノン株式会社、文化財の高精細複製品の制作と活用に関する共同研究プロジェクトを開始

2018年10月29日、国立文化財機構文化財活用センターとキヤノン株式会社は、日本美術の名品について、高精細複製品の制作を行うとともに、新しい活用方法の開発についての共同研究と実証実験を行うことを発表しました。

美術館や博物館の展示において様々な制限がある日本の文化財について、原本とほぼ変わりない鑑賞体験が得られる高精細複製品を制作し、新しい活用方法の開発を行うことによって、より多くの人に文化財に親しむ機会と、より深い文化体験を提供するとしています。

国立文化財機構文化財活用センターとキヤノン株式会社による文化財の高精細複製品の制作と活用に関する共同研究プロジェクト発足(キヤノン株式会社, 2018/10/29)
https://global.canon/ja/news/2018/20181029.html

【イベント】シンポジウム「博物館と文化財の危機」(京都・11/17)

2018年11月17日、京都大学人文科学研究所本館において、シンポジウム「博物館と文化財の危機―その商品化、観光化を考える」が開催されます。

シンポジウムでは、博物館・文化財の現状と未来についての議論などが行われます。
発表の内容は次のとおりであり、聴講無料、事前申し込み不要です。

小泉和子氏(登録文化財昭和のくらし博物館館長・重要文化財熊谷家住宅館長)
「文化財住宅を博物館にする」

岩城卓二氏(京都大学人文科学研究所教授)
「対話する資料館」

久留島浩氏(国立歴史民俗博物館館長)
「博物館の可能性」

髙木博志氏(京都大学人文科学研究所所長)
「文化財と政治」

司会:原田敬一氏(佛教大学歴史学部教授)

【イベント】国立国会図書館(NDL)第29回保存フォーラム(12/21・東京)

2018年12月21日、国立国会図書館(NDL)は、第29回保存フォーラムを東京本館で開催します。

資料保存に適した建築や施設完成後に取り得る対策に関する理解を深めるため、「図書館建築と資料保存」をテーマとして開催します。

参加費は無料です。定員は80人(先着順)で、定員に達した時点で受付を終了します。

主な内容は次のとおりです。

講演「資料収蔵施設の建築と設備」(仮題)
講師:青木睦氏(国文学研究資料館准教授)

事例報告1:「東京大学経済学部資料室における建築設計の考え方」
報告者:小島浩之氏(東京大学大学院経済学研究科講師)

事例報告2:「東京都立多摩図書館―施設からみる予防的資料保存対策」
報告者:眞野節雄氏(東京都立中央図書館資料保全専門員)

事例報告3:「国立国会図書館の3施設の概要―資料保存の観点から」(仮題)
報告者:小澤恵美子(国立国会図書館収集書誌部資料保存課保存企画係長)

国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構(NARO)、農業技術革新工学センターの書庫からガラス乾板が発見されたと発表

2018年10月19日、国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構(NARO)が、同機構の農業技術革新工学センターさいたま本所の書庫からガラス乾板が発見されたと発表しました。

発見されたガラス乾板は700枚を超えており、うち約200枚は割れ・カビ等により判別不能であったものの、残る500枚ほどを転写したところ、主に大正期から太平洋戦争末期頃と思われる写真の復元に成功したとのことです。

写真には、畜力用犂・人力脱穀機・石油エンジン・籾摺調製機といった農機具の試験・鑑定風景、農家庭先での農作業風景、出征を控えた職員の記念写真などが写されており、現在、写っている人物や場所、年代など詳細情報の特定作業を進めているとしています。

その他、古いフィルムや版木、銅板写真等も発見され、これらも順次、整理・分類を進める予定です。

同機構では、ガラス乾板の詳細情報特定のための情報の提供を呼びかけています。

北海道立文書館、文書等保存利用研修会「水ぬれ資料を救おう~被災資料の救出と日頃の備え」を開催

北海道立文書館が、2018年11月12日、文書等保存利用研修会「水ぬれ資料を救おう~被災資料の救出と日頃の備え」を開催します。

北海道では、7月の豪雨、9月の台風21号及び北海道胆振東部地震と大きな災害被害を受けたことから、生活の再建や地域の再生、人々の心の安寧のため、資料が被災してしまった時に何ができるか、そのために日頃からどのように備えればよいかなどを学ぶことを目的に開催されるものです。

定員は50人で、参加費は無料です。

文書等保存利用研修会 テーマ:水ぬれ資料を救おう~被災資料の救出と日頃の備え(北海道立文書館)
http://www.pref.hokkaido.lg.jp/sm/mnj/gyouji/kensyu_kai.htm

【イベント】神戸発掘映画祭2018(10/20-21、10/26-28・神戸)

2018年10月20日と21日及び26日から28日、兵庫県の神戸映画資料館をメイン会場に、神戸映像アーカイブ実行委員会が主催する「神戸発掘映画祭2018」が開催されます。

地域や家庭に眠るフィルムを持ち寄る上映会や、映画フィルムの修復事例の紹介、不完全なプリントをつなぎ合わせて最もオリジナルに近い版をつくりあげる「リコンストラクション(再構築)」の紹介等が行われます。

神戸発掘映画祭2018
http://kobe-eiga.net/kdff/kdff2018top/

神戸発掘映画祭2018 プログラム
http://kobe-eiga.net/kdff/program/2018/10/1334/

【イベント】シンポジウム「日本大学文理学部におけるビジュアル・メディアの収集と活用〜実例から見る修復、保存、管理、公開における課題と未来〜」(10/27・東京)

2018年10月27日、日本大学文理学部キャンパスにおいて、シンポジウム「日本大学文理学部におけるビジュアル・メディアの収集と活用〜実例から見る修復、保存、管理、公開における課題と未来〜」が開催されます。

今回のシンポジウムは、同学文理学部資料館の展示会「形象化された〈満・蒙〉-日本大学文理学部所蔵ビジュアル・メディアを中心として-」の関連事業として実施されます。

内容は以下の通りです。参加費は無料で事前申込は不要です。

日本大学文理学部におけるビジュアル資料の収集と研究および公開の紹介
「資料の収集について」
松重充浩氏(日本大学文理学部史学科教授)
「資料の保存について」
溝井慧史氏(日本大学文理学部資料館学芸員)
「資料の展示について」
竹ノ内悠氏(日本大学文理学部情報科学研究所研究員)

米国国立公文書館(NARA)、災害時・緊急時に事業を継続させる上で重要な記録を保存するための指針“Essential Records Guide”を公開

2018年9月14日、米国国立公文書館(NARA)が“Essential Records Guide”を公開しました。

1996年に策定された、災害時や緊急時に事業を継続させる上で重要な記録を保存するための指針「バイタルレコードガイド」(Vital Records Guide)の改訂版です。

今回の改訂では、米・連邦緊急事態管理庁(FEMA)の指針が取り入れられており、また、電子的記録に関する情報、近年の災害からの教訓、基幹記録を管理する省庁のためのオプションツール、旧式化した情報の置換といった情報も書かれています。その他、ページ数の縮小や写真や図の活用、参考文献・規格・有益なウェブサイト情報の掲載等の改訂も行なわれています。

同指針は、DEMAの“Continuity Resources Toolkit”にも掲載される予定です。

E2056 - 平成30年7月豪雨による図書館等への影響

2018年6月28日以降の台風第7号や梅雨前線等の影響による大雨(平成30年7月豪雨)により,西日本を中心に広い範囲で様々な被害が生じた。本稿では,2018年9月10日までの情報を基に,豪雨の影響を受けた図書館等の状況を中心に紹介する。

歴史資料ネットワーク、「2018年台風21号および北海道胆振東部地震被災地のみなさま、ボランティアのみなさまへ(歴史資料保全のお願い)」を発表

2018年9月11日、歴資料ネットワーク(史料ネット)が、「2018年台風21号および北海道胆振東部地震被災地のみなさま、ボランティアのみなさまへ(歴史資料保全のお願い)」を発表しました。

2018年台風21号および北海道胆振東部地震被災地のみなさま、ボランティアのみなさまへ(歴史資料保全のお願い)(史料ネット,2018/9/11)
http://siryo-net.jp/info/201809jebi-iburi/

ページ