資料保存

大仙市アーカイブズ(秋田県)、豪雨による水損被害を受けた市内の古い文書や写真などの修復作業を実施中

秋田県大仙市の大仙市アーカイブズが、2017年7月22日、7月23日に発生した豪雨により水損被害を受けた古い文書や写真などの修復作業を行なっています。

今回の水害で代々家に伝わる文書や写真が被害を受けたり、今後の保管に関して心配がある場合には、大仙市アーカイブズに連絡するよう呼びかけています。

古い文書や写真などの救出について(大仙市,2017/7/28)
http://www.city.daisen.akita.jp/docs/2017072700040/

「思い出を守りたい」 アルバムも修復(毎日新聞,2017/8/6)
https://mainichi.jp/articles/20170806/k00/00e/040/208000c

【イベント】シンポジウム「地域歴史資料救出の先へ」(9/2・いわき)

2017年9月2日、福島県のいわき市文化センターにおいて、人間文化研究機構広領域型基幹研究プロジェクト国文学研究資料館ユニット「人命環境アーカイブズの過去・現在・未来に関する双方向的研究」シンポジウム「地域歴史資料救出の先へ」が開催されます。

福島県内の歴史資料の保全と継承に関する以下の報告が行われます。

参加費は無料で、事前の申し込みは不要です。

・「民俗資料の保全をめぐる限界と可能性―福島県における民具の救出を事例に―」 
内山大介氏(福島県立博物館主任学芸員)

・「「地域の記憶」を記録する―浪江町請戸地区における大字誌編纂の取り組み―」 
泉田邦彦氏(東北大学大学院生)

・「救出した歴史資料の射程―福島県浜通りから未来へ―」
西村慎太郎氏 (国文学研究資料館准教授)

・「被災の記憶と資料を未来へ伝える試み―双葉町と筑波大学の震災資料保全活動―」
白井哲哉氏(筑波大学教授)

あさくらフォトプロジェクト、「平成29年7月九州北部豪雨」で被害を受けた写真の洗浄活動を開始

あさくらフォトプロジェクトが、「平成29年7月九州北部豪雨」で被害を受けた写真の洗浄活動を開始しています。

同プロジェクトでは、富士フィルム株式会社、陸前高田市思い出の品、朝倉市等の協力を得て、被害を受けた写真の修復活動を行なっています。

朝倉市役所の被災者支援情報のウェブページの情報では、紙製の封筒もしくは紙袋に写真を入れ「見つけた場所・日時」「持ち主(不明でも可)」「復活した写真の返却先氏名・連絡先」を書いて、朝倉市役所総合政策課に持参するよう案内しています。

@asakuraphoto(twitter,2017/7/11,2017/7/26)
https://twitter.com/asakuraphoto/status/884732462454120449
https://twitter.com/asakuraphoto/status/890185420079681536

【イベント】国立大学図書館協会近畿地区協会主催講演・ワークショップ「その時図書館はどう動くか?~大規模災害時における対応及び事前準備について~」(9/1・和歌山)

2017年9月1日に、和歌山大学図書館において、国立大学図書館協会近畿地区協会主催の講演・ワークショップ「その時図書館はどう動くか?~大規模災害時における対応及び事前準備について~」が開催されます。

以下の2講演が開催されるほか、参加者の勤務館の見取り図を基に、映像や写真、体験談を共有しながら、シールやぺん等で書き込みを行なって、オリジナルの「図書館減災マップ」を作成する、減災アトリエ主宰の鈴木光氏によるワークショップ「大震災発生-その時図書館は」も行われます。

・「平成28年熊本地震に対する熊本大学附属図書館の対応について」
  熊本大学附属図書館 図書館課副課長 濱﨑千雅氏
・「災害時における歴史資料の救援・保全」
  和歌山大学学術情報センター図書館 特任准教授 橋本唯子氏

対象は、近畿地区の図書館に勤務する職員で、参加には事前の申し込みが必要です。定員は40名(申込先着順)で、受講料は無料です。

歴史資料ネットワーク、「2017年7月5日からの大雨による被災地のみなさま、ならびに災害ボランティアのみなさまへ(歴史資料保全のお願い)」を発表

2017年7月16日、歴史資料ネットワーク(史料ネット)が、「2017年7月5日からの大雨による被災地のみなさま、ならびに災害ボランティアのみなさまへ(歴史資料保全のお願い)」を発表しています。

2017年7月5日からの大雨による被災地のみなさま、ならびに災害ボランティアのみなさまへ(歴史資料保全のお願い)(史料ネット,2017/7/16)
http://siryo-net.jp/info/201707-flood/

参考:
CA1743 - 被災資料を救う:阪神・淡路大震災からの歴史資料ネットワークの活動 / 川内淳史
カレントアウェアネス No.308 2011年6月20日
http://current.ndl.go.jp/ca1743

広島平和記念資料館、被爆前の広島を撮影した16mmフィルムをデジタルリマスター処理し、平和データベースで公開

2017年7月6日、広島平和記念資料館が、被爆前の広島を撮影した16mmフィルムをデジタルリマスター処理し、平和データベースで公開したと発表しています。

河崎源次郎氏が1935年4月頃に撮影し1963年に寄贈した16mm白黒フィルム(音声なし、3分9秒)で、桜の花や、相生橋・八丁堀・元安橋付近などを行き交う人々が写っています。

被爆前の広島を撮影した映像をデジタルリマスター処理し平和データベースで公開しました(広島平和記念資料館,2017/7/6)
http://hpmmuseum.jp/modules/news/index.php?action=PageView&page_id=35

河崎源次郎氏撮影 1935(昭和10)年4月頃の広島(平和データベース)
http://a-bombdb.pcf.city.hiroshima.jp/pdbj/detail/256911

宮城歴史資料保全ネットワーク、活動を紹介する動画の英語版を公開

2017年7月13日、宮城歴史資料保全ネットワークが、同ネットワークの活動を紹介する動画の英語版を公開しました。

同ネットワークの依頼を受けて復興支援メディア隊が製作したもので、海外で活動を紹介する際などに活用されるとのことです。

宮城歴史資料保全ネットワーク 活動記録
http://www.miyagi-shiryounet.org/
※「英語版ができました(下段の活動紹介動画)2017/07/13」とあります。

Facebook(@RAmediateam,2017/7/12)
https://www.facebook.com/RAmediateam/posts/1487997574556964

米・イーストバトンルージュ郡図書館が開催した水損した写真の修復イベント(記事紹介)

2017年7月12日付けのLibrary Journal(LJ)誌(オンライン版)が、米・ルイジアナ州のイーストバトンルージュ郡図書館(EBRPL)が開催した水損した写真の修復イベントを紹介しています。

2016年8月に発生した洪水により、同地域では、多くの家庭が浸水し、各家庭で保管していた写真も水損被害を受けたことから、BRPLの特別コレクション部門では、高解像度のデジタルカメラでの撮影及びPhotoshop等でのデジタル修復による被災した写真の保存活動に取り組んでいるボランティア団体Operation Photo Rescue (OPR)と連携し、水損した写真の修復イベント(2日間)を開催しました。

イベントでは、被災時に冷凍保存した写真から、各家庭20枚までの写真の提出が可能となっていて、図書館職員が写真の破損状況を見て修復可能か判断し、サイズで分類した上で、OPRのボランティアが撮影を行ないました。

記事によると、提出された写真の多くは肖像写真で、年代的には、19世紀後半から1990年代中頃までのものがあり、その多くは1970年代から1980年代のものだったとのことです。

イベントには住民200人近くが参加し、2,000点以上の写真がデジタル修復されました。

熊本県博物館ネットワークセンターが、企画展示「熊本地震と文化財レスキュー」を開催中

熊本県宇城市にある熊本県博物館ネットワークセンターで、2017年7月11日から9月3日まで、平成29年度第3回企画展示「熊本地震と文化財レスキュー」が開催されています。

地元紙の報道によると、同センターでは、被災した国や自治体の指定を受けていない文化財を中心に約1万5千点を保護しており、展示会場ではレスキューされた文化財70点や、日奈久断層(甲佐町白旗)の「剥ぎ取り標本」が展示されているとのことです。

甘木歴史資料館(福岡県)、九州北部地方の豪雨で被害を受けた文化財のレスキュー活動を開始

福岡県朝倉市にある甘木歴史資料館が、7月5日からの九州北部地方の大雨で被害を受けた文化財のレスキュー活動を開始しています。

水没したり泥をかぶったりした古文書・写真等の処分をする前に、同館に相談するよう呼びかけています。

同館では、豪雨による被害を受けた文化財を一時的に預かるとのことです。

甘木歴史資料館 お知らせ
http://www.city.asakura.lg.jp/ama-reki/
※2017年7月13日更新として「文化財レスキュー」とあります。

参考:
CA1891 - 水損資料を救うために / 正保五月
カレントアウェアネス No.331 2017年3月20日
http://current.ndl.go.jp/ca1891

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