資料保存

米・ニューヨーク公共図書館の改修基本計画が理事会に提出される

2017年11月15日、米・ニューヨーク公共図書館(NYPL)の中央館にあたるスティーブン・A・シュワルツマン図書館(Stephen A. Schwarzman Building)の改修基本計画が同館理事会に提出されました。

基本計画は、既に、同館のミッドマンハッタン分館の改修を手掛けている、オランダの図書館デザインを専門とする建築会社Mecanoo社と、ニューヨーク市で歴史的建造物を手掛ける建築会社Beyer Blinder Belle社が策定したもので、2018年から2021年までの期間に、3億1,700万ドルの費用で、研究・展示・教育プログラムのためのスペースを現在の建物から約20%増大させる計画です。

具体的には、事務室・倉庫・未活用スペースの公共スペースへの転換、新しい入口や最新の現代的なトイレ・カフェ・ショップの設置、高校生・大学生に蔵書や研究図書館の利用方法紹介する研究教育センターの開設、常設展示スペースの設置などがあげられています。

また、同館理事会では、現在の基本計画には含まれていないものの、自然光が入り、温湿度・防火の基準を満たしておらず、現在では研究文献の保存に適していない中央書庫についての調査・検討も、両社に依頼しています。

【イベント】国立歴史民俗博物館国際研究集会「文化財のデジタル化とその保存・活用―イギリスと日本」(11/22・東京)

2017年11月22日、東京都千代田区の尚友会館において、国立歴史民俗博物館「総合資料学の創成事業」主催の国際研究集会「文化財のデジタル化とその保存・活用―イギリスと日本」が開催されます。

デジタル化等を通じて文化財のさまざまな課題を乗り越えてきた先行事例である英国・ウェールズの状況に関するウェールズ国立博物館長のデイビッド・アンダーソンによる講演に続き、同講演を踏まえて、日本ではどのように考えるべきなのかについて、アンダーソン氏・後藤真氏(国立歴史民俗博物館)・三木美裕氏(国立歴史民俗博物館客員教授)が討論するものです。

申し込みは不要ですが、定員は100人(先着順)です。

韓国国立中央図書館、「脱酸処理支援事業」を開始

2017年11月6日、韓国国立中央図書館(NLK)が、11月から、「脱酸処理支援事業」を開始したと発表しています。

NLKが2016年に設置した大量脱酸処理室を用いて、国内の図書館・文学館・資料館が所蔵する資料の保存処理を実施するものです。

全国の62の図書館を対象にニーズ調査を実施したところ、11館の約2万冊に対して脱酸処理へのニーズがあることが分かったことから、まずは、2017年12月から、資料の状態の悪い、ソウル大学中央図書館、正読図書館など7館の図書、新聞、手稿など約3,000点が優先的に処理されます。

국내 도서관 훼손자료 보존[탈산]처리 해드립니다(NLK,2017/11/6)
http://www.nl.go.kr/nl/commu/libnews/article_view.jsp?board_no=9333&notice_type_code=3&cate_no=0

E1966 - 震災と図書館:中止となった第26回京都図書館大会の発表から

2017年8月7日,「震災と図書館~まなぶこと・できること~」をテーマに,第26回京都図書館大会が京都市の同志社大学で行われる予定であったが,台風5号の接近に伴う悪天候が予想されたため中止となった。本稿では,大会で予定されていた事例発表の内容を紹介する。

【イベント】越佐歴史資料調査会・地方史研究協議会合同研究例会「地域と歩む史料保存活動 ―越佐歴史資料調査会の20年とこれから―」(11/4・長岡)

2017年11月4日、新潟県長岡市の長岡震災アーカイブセンターきおくみらいにおいて、越佐歴史資料調査会・地方史研究協議会合同研究例会「地域と歩む史料保存活動 ―越佐歴史資料調査会の20年とこれから―」が開催されます。

新潟県内で、地域に遺る歴史資料の調査・整理を中心に継続して活動してきた越佐歴史資料調査会が、2017年8月で結成20年を迎えたことから、調査会の活動を振り返り、その成果と課題について考えるものです。

参加費が資料代として500円必要です。内容は以下の通りです。

・報告1 長谷川 伸氏
「地域と歩む史料保存活動 ―越佐歴史資料調査会の20年を振り返る―」
・報告2 鈴木 秋彦氏
・「越佐歴史資料調査会と自治体との連携 ―新発田市蔵光・滝谷調査の事例を通して―」
・報告3 西村 慎太郎氏
「地域歴史資料保存の課題 ―越佐歴史資料調査会に学んだこと、できなかったこと―」
・報告4 新井 浩文氏
「地方史研究と地域史料調査会」
・質疑・討論

【イベント】国立国会図書館第28回保存フォーラム(12/21・東京)

2017年12月21日、国立国会図書館(NDL)は、第28回保存フォーラムを開催します。
 
虫菌害の発生を抑えるための総合的有害生物管理(Integrated Pest Management:IPM)の実践に関する理解を深めるため、「図書館資料を守るIPMの実践」をテーマとして開催します。
 
東京文化財研究所保存科学研究センター長の佐野千絵氏による講演「図書館における虫菌害対策―最近の動向―」(仮題)の後、九州大学附属図書館・埼玉県立図書館・NDLの事例報告を行います。
 
定員は300人(先着順)で、定員に達した時点で受付を終了します。
 
第28回保存フォーラム(NDL)
http://www.ndl.go.jp/jp/event/events/preservationforum28.html

【イベント】国際シンポジウム「災害文化形成を担う地域歴史資料学の確立をめざして」(11/11-12・神戸)

2017年11月11日と11月12日に、神戸大学先端融合研究環統合研究拠点コンベンションホールにおいて、科学研究費補助金基盤研究S「災害文化形成を担う地域歴史資料学の確立-東日本大震災を踏まえて-」研究グループ主催の国際シンポジウム「災害文化形成を担う地域歴史資料学の確立をめざして」が行なわれます。

東日本大震災後の実践的研究を踏まえながら、地域の歴史遺産を保全するための国際的なネットワークに着目し、これからの地域歴史資料学を展望するものです。

参加費は無料で、事前の申し込み不要です。

主な内容は以下の通りです。

●11月11日(土) ~災害資料の保存と活用~
・[趣旨説明]奥村弘氏(神戸大学)
・[基調講演]アンドルー・ゴードン氏(ハーバード大学)「災害が喚起する歴史保存と歴史認識の課題」
・[報告]イ・ユンギョン氏(韓国国家記録院/神戸大学)「韓国の災害資料の管理・活用の現状-公共機関を中心として-」
・[コメント]エリザベス・マリ氏(東北大学災害国際研究所)、白井哲哉氏(筑波大学)、佐々木和子氏(神戸大学)
・討論

弘前大学資料館、第17回企画展「被災地と向き合う -文化財レスキューの取り組みー 」を開催

青森県弘前市にある弘前大学資料館が、2017年10月28日から12月16日まで、第17回企画展「被災地と向き合う -文化財レスキューの取り組みー 」を開催します。

2017年4月に締結した弘前大学人文社会科学部と国立歴史民俗博物館間の教育研究連携協定に基づき、弘前大学人文社会科学部と国立歴史民俗博物館を拠点とする研究ユニット「地域における歴史文化研究拠点の構築[人間文化研究機構広領域連携型基幹研究プロジェクト[日本列島における地域社会変貌・災害からの地域文化の再構築]」が被災地で取り組んできた文化財レスキューやボランティアの活動を紹介するとともに、被災地の生活文化もあわせて紹介するものです。

弘前大学資料館第17回企画展 被災地と向き合う -文化財レスキューの取り組みー (弘前大学資料館)
http://shiryokan.hirosaki-u.ac.jp/exhibitions/1805

【イベント】被災地フォーラム新潟(12/2・新潟)

2017年12月2日、新潟大学において、「被災地フォーラム新潟」が開催されます。

科学研究費基盤研究(S)「災害文化形成を担う地域歴史資料学の確立ー東日本大震災を踏まえて」及び新潟大学災害・復興科学研究所地震・火山噴火予知研究協議会史料・考古部会「日本海沿岸地域を中心とした地震・火山噴火災害関連史料の収集と分析」研究グループが主催するものです。

申し込み不要で、参加費も無料です。

内容は以下の通りで、報告の後、矢田俊文氏(新潟大学人文学部、新潟大学災害・復興科学研究所兼任)の司会のもと、奥村氏及び各報告者によるパネル・ディスカッションも行われます。

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