貸出

英国、2018年7月1日から公共貸与権の対象を電子書籍・オーディオブックに拡大

2018年6月7日、英国のデジタル・文化・メディア・スポーツ省が、公共貸与権(公貸権)の対象を、7月1日から、公共図書館で貸出しされる電子書籍及びオーディオブックに拡大すると発表しました。

Government extends Public Lending Right scheme to ebook authors (GOV.UK,2018/6/7)
https://www.gov.uk/government/news/government-extends-public-lending-right-scheme-to-ebook-authors

関連:
英国政府、2018年から電子書籍も正式に公共貸与権の対象に、昨年11月のEU司法裁判所の判決が後押し(hon.jp DayWatch,2017/2/24)
https://hon.jp/news/1.0/0/10903

台湾・教育部、12館で専門書の分担収集を行なう「公共圖書館資源整合計畫」によるサービス開始を発表:コンビニでの図書の受取・返却が可能

2018年5月28日、台湾・教育部が、「公共圖書館資源整合計畫」によるサービスの開始を発表しました。

これまで台湾の公共図書館では、建築空間の改善や広報活動に重点を置いていて、蔵書の質についてはあまり考慮して来なかったことや、予算や人材の不足という問題を常に抱え、限られた予算の中で購入希望の多い図書を優先して選書していたことから、台湾内の12館を中心館に選定し、各館で主題を分担してコレクションを構築し、知識を得るための図書を充実させる事が目的です。

公共図書館の利用者カードを持っていれば、12の分担館で無料で予約・貸出しすることが可能なほか、コンビニエンスストアを経営する企業と提携し、ウェブサイト「公共圖書館圖書資源共享服務平臺」から申込むことで、台湾内のコンビニエンスストアでの受け取り、返却も可能となっています。

今後は同プラットフォーム上での電子書籍の貸出しも検討しているとのことです。

佐伯市立佐伯図書館(大分県)、地元ケーブルテレビ局が過去に放送した番組のDVDを貸し出すサービスを順次開始

大分県の佐伯市立佐伯図書館(大分県)が、地元ケーブルテレビ局「ケーブルテレビ佐伯」が過去に放送した番組のDVDを貸し出すサービスを順次開始します。

佐伯の偉人を知り歴史を知る情報番組「佐伯歴史なぜ旅物語」と、過去のニュース番組を中心に月ごとに振り返る「さいき映像ライブラリー あの日・あの時」が対象となっており、2018年5月27日には、同館で「今月の試写会」として「佐伯なぜ旅物語 毛利高政(前編)」「さいき映像ライブラリーあの日・あの時 平成12年5月 編」が上映されます。

佐伯市立佐伯図書館 新着情報・おしらせ
https://lib.city.saiki.oita.jp/
※2018年5月14日欄に「さいき映像ライブラリーはじまります!」とあります。

おしらせ さいき映像ライブラリーがはじまります!(佐伯市立佐伯図書館)
https://lib.city.saiki.oita.jp/info.html

Internet Archive(IA)、大学出版局の出版物をデジタル化するプロジェクトを開始

2018年5月21日、Internet Archive(IA)が、Arcadia基金からの助成を受け、電子書籍としての貸出を可能とする事を目的に、大学出版局の出版物をデジタル化するプロジェクトを開始すると発表し、参加を呼びかけています。

19世紀から20世紀初期の書籍の大規模なデジタル化事業は実施されているものの、20世紀以降の大半の書籍は冊子体でしか利用できないことから、米・マサチューセッツ工科大学の出版局(MIT Press)とのパイロット事業の成功を受けて、同事業を拡充して実施するものです。

韓国国立中央図書館(NLK)、公共図書館660館の3年間の貸出しデータを用いて分析した科学系の書籍の貸出しに関する分析結果を発表

2018年4月10日、韓国国立中央図書館(NLK)が、4月の「科学の月」にあわせて、公共図書館660館の3年間(2015年1月から2018年2月まで)の貸出しデータ2億件をもとに分析した、科学系の書籍に関する分析結果の概要を発表しました。

・最も貸出された図書は、リチャード・ドーキンス『利己的な遺伝子』

・分野別では、数学(23%)、教養(20%)、生命科学(14%)の順で貸出しが多い。

・SF小説の貸出しでは英米の作家の作品が全体の66.6%を占める。韓国の作家の作品は20%。
※日本人作家では、田中芳樹『銀河英雄伝説』、東野圭吾『虹を操る少年』が貸出しの多い作品として紹介されています。

大津町立おおづ図書館(熊本県)、ボードゲームの館外貸出しを開始へ

熊本県の大津町立おおづ図書館が、2018年4月1日から、町内在住者を対象に、ボードゲームの館外貸出しを開始すると発表しています。

点数がすくないため、同館で取り扱っているゲームの一部が貸出し対象となっており、同館の利用カードをカウンターに提示することで1日1回1点まで借りることができます。

また、図書館ロビーでゲームを行なうための館内(ロビー)貸出しも行われます。

『図書館だより』2018年3月号 [PDF:2ページ]
http://www.town.ozu.kumamoto.jp/var/rev0/0022/7292/2-3.pdf
※「図書館でゲームを」の特集があります。

参考:
大阪府立中央図書館、リフレッシュルームをリニューアル:ボードゲームや将棋・囲碁なども設置
Posted 2018年1月17日
http://current.ndl.go.jp/node/35324

韓国・ソウル特別市、1枚の図書館カードで全国の図書館を利用できるサービスの対象館を拡大

2018年3月14日、韓国・ソウル特別市のソウル図書館が、1枚の図書館カードで全国の図書館での貸出しサービスを利用できる対象館を拡大したと発表しています。

韓国・文化体育観光部が実施する同サービスに、同市からは2017年時点で115館が参加していましたが、今回200館に拡大されます。

同サービスに登録すると、全国の参加館で15日間20冊の資料の貸出が可能です。

また、2018年、同市では、128の公共図書館と「小さな図書館」が同サービスを導入できるようシステム構築支援を実施することもあわせて発表しています。

報道によると同サービスには全国から1,000館が参加しているとのことです。

(석간) 서울시, “회원증 하나로 서울 200개 도서관 자유롭게 이용하세요”(서울도서관,2018/3/14)
http://spp.seoul.go.kr/main/news/news_report.jsp#view/252998/466

台湾国家図書館、公共図書館の貸出しサービスの統計調査の結果(2017年)を発表

2018年3月2日、台湾国家図書館が、公共図書館の貸出しサービスの統計調査の結果(2017年)を発表しています。

公共図書館の来館者数は8,622万人(前年比13%増)で、そのうち本を借りた人数は2,050万(前年比2.45%増)、貸出冊数は7,493万冊(前年比4.53%増)となっています。

その他、貸出し冊数が最も多かった地方公共団体は苗栗県三湾郷で、この3年間の1人あたりの平均貸出し冊数は14.07冊であったことや、貸出し冊数が最も多い年代は35歳から44歳で、貸出し冊数全体の28.47%を占めることなどが発表されています。

また、同館による発表を報じる新聞記事では、18歳から24歳までの年代の貸出し冊数は全体の4.11%を占めるに過ぎない事や、女性が借りた冊数が男性より20%多いことなどが紹介されています。

國圖發布106年臺灣閱讀風貌,臺灣閱讀力再躍升(國家圖書館,2018/3/2)
https://www.ncl.edu.tw/information_236_7700.html

韓国国立中央図書館(NLK)、公共図書館660館の3年間の貸出しデータを用いて行った保護者に人気のある教育関連の書籍の分析結果を発表

2018年3月2日、韓国国立中央図書館(NLK)が、韓国の新学期が3月から始まるのにあわせ、保護者に人気のある教育関連の書籍の分析結果を発表しています。

公共図書館用のビックデータ分析プラットフォーム“도서관 정보나루”(図書館情報の渡し場)を用いて、2015年1月から2017年12月にかけての、全国の660の公共図書館の貸出しデータ1億9,300万件を用いて分析したものです。

NLKからの発表では、貸出数上位10冊のほか、人気のある書籍を分析した結果として「子ども」「自信」「必要」「お母さん」「両親」「愛」「幸福」などが重要なキーワードであったことが紹介されています。一方で「お父さん」「夫婦」といったキーワードの登場頻度は少なかったとのことです。

また、保護者の教育関連の人気貸出し図書上位30位中における、30代・40代の女性への貸出しの割合が66.7%を占めたこと、時期的には各学期が始まる3月と8月に若干貸出しが増加するが全体的には平均的に貸出しされていること、教育関連の書籍が他分野に比べて特に人気があるわけではないこと、等が紹介されています。

韓国・教育部と韓国教育学術情報院(KERIS)、2017年の大学図書館統計を公開

2018年2月5日、韓国・教育部が韓国教育学術情報院(KERIS)と共同で、「2017年大学図書館統計分析」を公表したと発表しています。

全国423の大学図書館の蔵書数、利用状況、資料購入費などといった図書館運営の現況調査を行なったもので、教育部が毎年実施しています。

発表されている結果の概要は以下の通りです。

・在学生1人当たりの所蔵冊数は64冊(4年制:72冊、専門大学:33冊)
・在学生1人当たりの貸出冊数は6.5冊で毎年減少。
・在学生1人当たりの電子ジャーナル・電子書籍等の利用は261.7回で毎年増加(2013年比177%増)
・在学生1人当たりの資料購入は10万1,000ウォン(前年比4.1%増)

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