貸出

E1964 - Code4Lib JAPANカンファレンス2017,熊本にて開催<報告>

2017年9月2日から3日にかけて,熊本学園大学にてCode4Lib JAPANカンファレンス2017が開催された。5度目の開催(E1851ほか参照)となる今回は39人が参加し,基調講演1件,発表8件,ライトニングトーク14件が行われた。本稿では開催概要や発表の一部を紹介し,報告としたい。

米国デジタル公共図書館、図書館のための電子書籍市場のモデル構築を目的としたパイロット事業“DPLA Exchange”を開始

2017年10月10日、米国デジタル公共図書館(DPLA)が、パブリックドメインやオープンライセンスのものも含めた、図書館による図書館のための安価な電子書籍市場のモデル構築のためのパイロット事業“DPLA Exchange”を開始すると発表しています。

図書館を通じた利用者の電子書籍へのアクセスの最大化を実現するためのDPLAによる取組の一環で、複数のリソースからなる多様なコレクションを、図書館のデジタルコンテンツに容易に追加できるようにすることを目的とした事業です。

米国の図書館ネットワークLYRASISと共同で行なわれるもので、パイロット事業参加館6館の職員は、システムにログインして電子書籍を選定することができます。

貸出しを促進する図書紹介のアイデア(記事紹介)

2017年9月28日付の米国図書館協会(ALA)児童図書館サービス部会(ALSC)のブログで、カリフォルニア州シミバレー公共図書館のKathia Ibacache氏が、貸出しを促進するための図書紹介のアイデアを紹介しています。

紹介する図書を持っての自撮り写真や、Instagram・Facebook videoといったソーシャルメディアの活用、デジタルサイネージの利用やポスターの掲示、しおりの作成、図書展示における児童・生徒を惹きつける小道具の使用や図書のラッピング、書架を用いた書店形式での図書展示などが紹介されています。

Book Displays - Social Media and Physical Space(ALSC Blog,2017/9/28)
http://www.alsc.ala.org/blog/2017/09/book-displays/

E1953 - Beaconを活用した図書館アプリ「びーこん館」の取組

高知工業高等専門学校今井一雅研究室では,以前より研究の一環としてBLE(Bluetooth Low Energy)を用いた発信機であるBeaconを活用したスマートフォンアプリの開発を行い,全国高等専門学校プログラミングコンテストでの最優秀賞(2014年)や,第6回ものづくり日本大賞の内閣総理大臣賞(2015年)を受賞するなど,活発な活動を行ってきた。今回は現在開発中のBeaconを活用した図書館アプリ「びーこん館」について紹介する。

韓国・富川市、雇用創出と貸出しサービス向上のため、高齢者の図書配達員を採用

韓国・京畿道の富川市が、2017年9月1日から、公共事業での高齢者の雇用創出及び安定的な貸出し・返却サービスのため、高齢者の図書配達員による図書の配達サービスを開始したと発表しています。

同市では、図書館の蔵書を、職場や自宅の近くの場所で貸出し・返却できるサービスを実施しており、現在76万冊の貸出し・返却実績の拡大を目的に行われるもので、同市では、現在3台の配達用車両を、来年には1台増やし、サービスを市全域に拡大する計画です。

配達員には、公募により採用された満55歳から65歳までの6人と、富川シニアクラブに所属する満60歳以上の13人、あわせて19名が選ばれ、採用者には研修が行われ、制服が支給されています。

鹿嶋市立中央図書館、読書履歴を管理できる「マイ本棚」機能の提供を開始

茨城県の鹿嶋市立中央図書館が、図書館システムの更新にあわせて2017年6月からインターネットサービスを拡充しています。

貸出中ではない資料の予約、インターネットからの貸出延長に加え、読みたい本の整理や読書履歴の管理ができる「マイ本棚」機能も提供を開始したとのことです。借りた本の履歴が管理できるほか、読みたい本として登録したものについてそのまま予約すること等も可能とのことです。

インターネットサービスが拡がります。(2017年6月1日付け、鹿嶋市立中央図書館)
http://opac.city.kashima.ibaraki.jp/news/?id=8

借りた本の履歴がHPに 鹿嶋市立中央図書館、読書手帳も無料配布(茨城新聞、2017/6/29付け)
http://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=14986512221341

千葉市図書館、マイナンバーカードで図書の貸出が可能に 暗証番号の入力などは不要

2017年6月1日、千葉市図書館は、マイナンバーカードで図書の貸出が可能となったことを発表しました。

システム開発業者によると、マイナンバーカード内の利用者証明用電子証明書の発行番号のみを抜き出し、図書館の利用者番号と紐付けて登録する方式の利用者認証を採用しており、マイナンバーカードを図書館カードとして利用する際の、利用者による暗証番号の入力や、外部ネットワークとの接続などが不要となっています。このシステムでは、マイナンバー、氏名、住所などマイナンバーカードの個人情報は利用しないとのことです。

マイナンバーカードを利用するには、事前の手続きが必要です。

マイナンバーカードで図書館が利用できるようになりました(千葉市図書館, 2017/6/1)
http://www.library.city.chiba.jp/news/news1125.html

静岡県立中央図書館、県主催のセミナーにあわせ、若年性認知症関連本による出張図書館を開催

2017年2月17日、静岡県立中央図書館が、ホテルアソシア静岡において、若年性認知症関連本による出張図書館を開催します。

静岡県が同日同会場で開催する若年性認知症セミナーにあわせて関連本の展示を行なうもので、展示本の貸出も可能です。貸出に必要な貸し出しカードの作成もその場で可能となっています。

出張図書館のお知らせ(静岡県立中央図書館)
http://www.tosyokan.pref.shizuoka.jp/contents/info/2017/201701_syuttyou.html

平成28年度 若年性認知症セミナーの開催について(静岡県)
https://www.pref.shizuoka.jp/kousei/ko-210/28jyakunenseminar.html

参考:
直方市立図書館(福岡県)、「認知症カフェ図書館」を毎月開催へ
Posted 2017年1月23日
http://current.ndl.go.jp/node/33302

指宿市立図書館(鹿児島県)、地域包括支援センターと連携して認知症等に関する展示、講座等を開催
Posted 2016年8月30日
http://current.ndl.go.jp/node/32423

福井市立図書館で、今夏、子ども向け認知症講座が開催される

図書館利用者がインターネット経由で書店に書籍を注文し、図書館がその代金を支払って蔵書にするサービス(中国)

上海図書館によると、図書館利用者が書店で書籍を購入し、その代金を図書館が支払って蔵書にするサービスに、最近、新しいモデルが加わったようです。

これは、このサービス向けに構築されたインターネットシステムを利用するモデルで、利用者がネット端末で書店へ書籍を注文するとその情報が図書館に通知され、図書館はその情報を基に代金を支払い、注文者に書籍が配達されるというものです。青島市(青島新華書店と青島市南区図書館)や杭州市の公共図書館の事例が紹介されています。

「あなたが借りた本を図書館が買い取ります」サービスにインターネットプラスモデルが登場(上海図書館, 2016/12/30)
http://www.library.sh.cn/Web/www/shtsg/20161230/n82082737.html

関連:
「図書館+」―他業種と連携して提供する新サービスで全民読書の新モデルを実現(上海図書館, 2016/5/18)
http://www.library.sh.cn/Web/www/shtsg/2016518/n14852594.html

参考:
韓国・烏山市中央図書館(京畿道)、「希望図書即時提供サービス」を開始:地元書店の活性化も目的
Posted 2016年7月11日
http://current.ndl.go.jp/node/32051

韓国・文化体育観光部、24時間貸出・返却が可能な「U-図書館サービス」事業を推進

2016年12月22日、韓国・文化体育観光部は、全国9つの地方公共団体(仁川広域市西区、光州広域市光山区、世宗特別自治市、京畿道広山市・東豆川市、全羅北道清州市、全羅南道麗水市、慶尚北道浦項市、済州特別自治道済州市)において、2017年から、24時間貸出・返却が可能な「U-図書館サービス」事業を推進すると発表しています。

国民の読書振興や情報へのアクセス強化のため、生活に密着した図書館サービスを実施することが目的で、地下鉄の駅など、人がたくさん集まる公共の場所に、無人の貸出し・返却機器が設置されます。

2010年に開始し、2012年に予算の問題で中断した同種のサービスでは、本を借りるために事前の予約が必要でしたが、今回は、予約なしで借りることが出来るとのことです。

ページ