読書

N.Y.Times紙日曜版が連載記事『読書の将来:デジタル 対 紙』を開始

米国のNew York Times紙日曜版が2008年7月28日から、連載記事『読書の将来:デジタル 対 紙』を開始しました。ウェブ版でも見ることができます。連載の第1回目のタイトルは“Literacy Debate: Online, R U Really Reading?”で、インターネットが生み出した新しい読書スタイルについて概観するとともに、親が紙で、子どもがPCで読書にいそしむ読書好きの家庭の様子をビデオで紹介するなどしています。ちなみにわずか1日でコメントが150件を越えるなど、注目記事になっています。

Literacy Debate: Online, R U Really Reading?
http://www.nytimes.com/2008/07/27/books/27reading.html

July 27th, 2008付けiLibrarianの記事

簡便な読書相談を可能にする「ソーシャルな情報探索システム」“BiblioCommons”

他の統合図書館システムの「上のレイヤー」で機能する、図書館向けのソーシャル・ディスカバリー・システム“BiblioCommons”が、カナダ・オンタリオ州のオークヴィル公共図書館に採用されました。今後、カナダ、米国の他の図書館でも採用される予定があるとのことです。タグやコメント、5段階評価の付与機能、ファセット方式での絞り込み機能、新着資料・最近コメントがついた資料の表紙画像からのブラウジング機能などを備えており、簡便な読書相談ツールがほしいという要求に応えるものとなっています。

Oakville Public Library | BiblioCommons
http://opl.bibliocommons.com/dashboard

BiblioCommons Inc. | We've been busy
http://bibliocommons.com/

5歳未満の子どもに毎月無料で本を贈るプログラム“Dolly Parton’s Imagination Library”

グラミー賞、アカデミー賞も受賞している米国のカントリー歌手、ドリー・パートン(Parton Dolly)氏とドリー・パートン財団は、1996年から、5歳未満の子どもに毎月、無料で本を贈るプログラム“Dolly Parton’s Imagination Library”を行っています。

家族から毎日、本の読み聞かせをしてもらうという3~5歳児が60%に(米国)

米国の政府機関が実施した統計調査のうち、子どもや家族に関するものをまとめた“America's Children in Brief: Key National Indicators of Well-Being, 2008”が、子どもと家族の統計に関する連邦機関間フォーラムから刊行されました。これは、人口、家族・社会環境、経済環境、ヘルスケア、物理的環境・安全、行動(喫煙・飲酒・薬物等)、教育、健康の各区分ごとに、統計調査で判明した数値を過去のものと比較、分析しています。

半数近くが「本は紙が良い」:読書に対する意識調査(日本)

ネットマーケティング会社による、20代から40代を中心とする男女364名を対象に実施した「読書に関する意識調査」の概要が公表されています。
概要によると、読書量の変化に関する質問では、全体の約42%が「変わらない」と回答しており、20代でもほぼ同じ傾向であると指摘しています。一方で「元々あまり読まない」と回答した割合は、20代では約20%、30代で約17%、40代で約9%と、年齢層が下がるに従い高くなっていると指摘しています。
また携帯電話やゲーム機などのツールで本が読める「電子書籍」に関する質問では、賛成が全体の約5%、20代から40代までの各年齢層でもほぼ同一の結果を示しています。一方、「本は紙が良い」と回答した割合は全体の約46%で、20代が51%、30代が約42%、40代が約53%であると指摘しています。

意識調査:読書に関する意識調査(株式会社アイシェア)

イランの研究所が本を無料で郵送する読書推進プログラムを実施

イランのJavan Quran Interpretation Instituteが、子どもや若者の読書推進策の一環として、本を郵便で無料で送り届けるプログラムを行っています。

同研究所の5000冊の本の中から1冊ずつ借りることができ、2回目以降は前に借りた本についての3つの質問に電話で答えられたら借りることができるという仕組みになっているそうです。

Iran establishes free postal library to promote book reading
http://www.tehrantimes.com/index_View.asp?code=169496

英国の「国民読書年」読書支援情報共有サイト“Wikireadia”

日本では2010年を「国民読書年」とする決議が国会でなされましたが、英国では今年2008年が国民読書年(National Year of Reading)に定められています。これは、読書には多様な価値があることに、人々にもっと気づいてもらうための取り組みで、National Literacy Trust、The Reading Agency、英国児童・学校・家庭省(DCSF)などの機関によるコンソーシアムが運営しています。

この国民読書年に行われる各種イベントについては、国民読書年の公式サイトで紹介されていますが、このほかに、読書支援に関する優良事例・ツールキット類を収録した情報共有サイト“Wikireadia”も立ち上がっています。2008年7月現在で500を超える記事エントリが登録されており、図書館での読書プログラムの実践例も数多く紹介されています。

子どもへの読み聞かせの効果に関するレビュー論文(米国)

Archives of Disease in Childhood誌の2008年7月号に、子どもへの読み聞かせの効果に関する研究をレビューした論文が掲載されています。この論文では、特に愛情を込めて子どもに読み聞かせることは、識字・言語発達を促進し、親子の関係を支え、読書への愛を育むと結論づけるとともに、マイノリティに属し英語が話せず低所得者の家族にとっては特に、読み聞かせの効果は重要であるとしています。

E Duursma ; M Augustyn ; B Zuckerman. Reading aloud to children: the evidence. Archives of Disease in Childhood. 2008, 93(7), p. 554-557.
http://press.psprings.co.uk/adc/may/ac106336.pdf

ブックトークや資料紹介をYouTubeで配信(米国)

米国ではブックトークや、書籍・DVDの書評・紹介などをYouTubeで配信する公共図書館がでてきており、米国図書館協会(ALA)のブログ“TechSource”が注目すべき事例として取り上げています。

イリノイ州ラグランジュ公共図書館は、地元の高校が作成する一般向けチャンネルと協同してブックトークを録画し、ローカルテレビ局で番組を放映してもらうとともに、Youtubeでも配信しています。

またコロラド州のアラパホ図書館区では、図書館による書籍・DVDの書評・紹介をYouTubeで配信し、読書相談に役立てています。なおYouTubeで配信しているもののほかに、ポッドキャストで配信しているものもあります。

La Grange Public Library
http://www.lagrangelibrary.org/
同館のブックトーク動画

『国民読書年』国会決議に関する報告集会

2010年を国民読書年とする「国民読書年に関する決議」が国会で採択されたことを受け、6月16日に文字・活字文化推進機構主催の「『国民読書年』国会決議に関する報告集会」が開催されました。

「国民読書年」国会決議に関する報告集会を開催しました
http://www.mojikatsuji.or.jp/katsudou.html#080616shukai

「国民読書年」国会決議に関する報告集会アピール
http://www.mojikatsuji.or.jp/pdf/dokushonen_apeal.pdf

国民読書年:国会決議、東京で報告集会 - 毎日新聞
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080617ddm041040060000c.html

参考:
「国民読書年に関する決議」が採択

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