読書

山形県立図書館、山形県図書館大賞作品展を開催

2016年10月25日から12月28日まで、山形県立図書館で、山形県図書館大賞作品展が開催されます。

今年で2回目の開催で、県内市町村の図書館・図書室の職員に加え、高等学校図書館の学校司書をあわせた353名が投票に参加し、1次投票で票を獲得した481作品から2次投票を経て、多くの票を集めた44作品を「山形県図書館大賞」作品として発表・展示するものです。

県内図書館職員からのおすすめコメントを掲載した帯や手書きコメントカードもあわせて掲示されます。

山形県図書館大賞作品展の開催について(山形県立図書館,2016/10/19)
https://www.lib.pref.yamagata.jp/osirase/index.html

チラシ
https://www.lib.pref.yamagata.jp/files/attach/files809_1.pdf

趣旨
https://www.lib.pref.yamagata.jp/files/attach/files809_2.pdf

参考:
CA1871 - 研究文献レビュー:都道府県立図書館論 / 田村俊作
カレントアウェアネス No.327 2016年3月20日
http://current.ndl.go.jp/ca1871

米・ヤングアダルト図書館サービス協会、2016年の“Teens’ Top Ten”を公表

2016年10月17日、米国図書館協会(ALA)のヤングアダルト図書館サービス協会(YALSA)が、2016年のティーンが選ぶ、ティーン向けの作品リスト“Teens' Top Ten”を公表しています。

世界中のティーンを対象に、8月15日からティーン読書週間(10月9日から10月15日)終了まで投票が行われ、候補26作品のなかから10作品が選ばれました。

あわせて、2016年中に出版されたものを対象に、2017年の候補の受付を12月31日まで受け付けています。

Official 2016 Teens’Top Ten titles announced(ALA,2016/10/17)
http://www.ala.org/news/member-news/2016/10/official-2016-teens-top-ten-titles-announced

米国芸術科学アカデミーの“Humanities Indicators”による、米国民の読書状況分析(記事紹介)

米国芸術科学アカデミーによる、各種統計に基づいた米国における人文学の客観的な状況を提示するプロジェクト“Humanities Indicators”において、ウェブサイトに“Time Spent Reading”と題した記事が2016年9月付で掲載されています。

2016年6月に公開された、米国労働省労働統計局による15歳以上の米国民を対象とした、時間消費に関する調査“American Time Use Survey”を基に、読書時間(週末や祝日に余暇として読書する時間(1日当たり))について、2005年以降のデータとともに調査・分析したものです。

・2015年の読書時間は21分で、2005年から6分ほど減少した。
・学歴別に見ると、高学歴であるほど費やす時間が長いという相関があり、2015年時点の高校を卒業していない人の8分に比べ、大学卒業者は32分と、4倍となっている。
・学歴別に2005年と2015年の読書時間比較すると、下げ幅が大きいのは大学卒業者で、45分から2015年は30分に減少している。

国内33の図書館で世界の古典作品を読む読書会プログラムを実施中(韓国)

韓国国内の33の図書館で、2016年9月中旬から11月まで、世界の古典作品を読んで議論する読書会プログラム「古典人文学堂」が開催されています。

文化体育観光部と韓国図書館協会が試験的に行なうもので、1人では理解しがたい世界の古典作品を分量を定めて予め読んでおき、元大学教師や非常勤講師、研究家、著述家等からなる講師による解説を受けた後、参加者同士で議論する読書会プログラムで、最終的には作品を読破します。

多く採択された東洋の古典作品は「論語」で、それ以外にも「史記」「道徳経」「三国遺事」が、西洋の古典作品では「ニコマコス倫理学」「君主論」「夢判断」が選ばれています。また、文学作品では、トルストイやシェークスピアの作品が多く採択されており、その他、漢詩や「洪吉童伝」「濁流」も選ばれています。

토론형 집단독서프로그램 ‘고전인문학당’ 운영(韓国・文化体育観光部,2016/9/8)
http://www.mcst.go.kr/web/s_notice/press/pressView.jsp?pSeq=15539&pMenuCD=0302000000&pCurrentPage=1&pTypeDept=&pSearchType=02&pSearchWord=%EB%8F%84%EC%84%9C%EA%B4%80

参考:

米国議会図書館(LC)、2016年の“Library of Congress Literacy Awards”受賞団体を発表

2016年9月23日、米国議会図書館(LC)は2016年の“Library of Congress Literacy Awards”の受賞団体を発表しました。同賞は、米国や世界中のリテラシーや読書に関する取組を表彰するもので、慈善活動家David M. Rubenstein氏がスポンサーとなっています。2016年の受賞団体は以下の3つの取組です。

識字レベルの増加に顕著で、測定可能な貢献をし、識字の発展へのコミットメントに例外的で持続的な深さと幅が実証されている組織に授与される“David M. Rubenstein Prize” (15万ドル):米国の公共放送サービス(PBS)に加盟するWETAが提供する、子どもたちが字を読む方法、多くの子どもたちが苦労する理由、大人たちがどのように手助けをできるかなどといったことに関する情報やリソースを提供するイニシアティブ“Reading Rockets”

識字やリテラシーの重要性について国民の意識を高めることに重大かつ測定可能な貢献をした団体に授与される“The American Prize” (5万ドル):1週間に2回、2年間にわたって子どもたちの家族のもとへ早期リテラシー教育の専門家が訪れ、親子間のやり取りの重要性を教えるなどといった取組を行う“Parent-Child Home Program”

住友商事株式会社、ミャンマーのドーキンチー財団に移動図書館車3台を寄贈

2016年9月14日、住友商事株式会社は、6月にミャンマーのドーキンチー財団に移動図書館車3台を寄贈したことを発表しました。

ドーキンチー財団は、ミャンマーにおける健康、教育、生活水準の向上などを目的とし、アウンサンスーチー氏によって設立された非営利団体です。同財団による移動図書館はミャンマーの学生・生徒などに利用されています。

寄贈された移動図書館車は、主に地方農村地帯を定期巡回する予定となっています。

ミャンマーのドーキンチー財団(DKKF)へ移動図書館車両を寄贈(住友商事株式会社, 2016/9/14)
http://www.sumitomocorp.co.jp/company/topics/20160831-01/

Mobile Library(Daw Khin Kyi Foundation)
http://dawkhinkyifoundation.org/projects/mobilelibrary/

参考:
ミャンマーに初めての移動図書館がオープン
Posted 2013年7月29日
http://current.ndl.go.jp/node/24028

新潟市がミャンマーにブックバスを寄贈:アウンサンスーチー氏から新潟市長へお礼の盾、届く
Posted 2014年8月22日

E1841 - 地域における読書活動推進のための体制整備に関する調査研究

 2016年6月,文部科学省は,2015年度の委託調査として株式会社浜銀総合研究所が行った「地域における読書活動推進のための体制整備に関する調査研究」の報告書を公開した。本調査研究は,次の2点を目的として実施された。

読書文化振興に寄与した功労者を表彰する「第22回読書文化賞」の授賞者が発表される(韓国)

韓国江原道の江陵市で開催された第22回大韓民国読書大典(2016年9月9日から9月11日)の開始に先立ち、2016年9月9日、読書文化賞の表彰式が行われました。

大統領賞には、高齢者等を募って、地域の児童センターや小さな図書館、支援学校、障害者施設で読書活動を実施し、「文化疎外階層」の読書振興に寄与した江陵市の「文化の家」と、仁済大学校上渓白病院において人を生かすことが人文学であるという信念のもとに人文学プログラムを運営するほか、ソウル特別市芦原区においてヒューマンライブラリーを行なっているチェ・スジョン(최수전)医学部教授が選ばれています。

また、国務総理賞には、様々な書籍に関する情報とそれへの批判的な視点を提供することで国民の読書を促した、韓国放送(KBS)の番組「TV 책(本)」の製作チームと、軍隊内での読書文化と読書環境形成のために尽力した国防部のチェ・ジェギュン(최재균)事務官が選ばれています。

文化体育観光部長官賞には、夭折した娘の母校(高校)に文庫を設置し毎年図書購入費を寄付している農家や、小学校の読書イベント・プログラムをボランティアで行っている母の会、地域の読書基盤の形成と改善に寄与した高陽市図書館センターなど25の人物や団体が選ばれています。

제22회 독서문화상 시상(韓国・文化体育観光部,2016/9/8)

米・テキサス州ダラス市の“Little Free Library”を規制する条例案、本会議での審議へ

2016年9月12日、米・テキサス州のダラス市議会のクオリティ・オブ・ライフに関する委員会が、コミュニティでの書籍の交換に係る構造物のサイズや場所を制限する条例案に署名しました。

条例案では、コミュニティでの書籍の交換に係る構造物は、高さ5フィート、幅20インチ、奥行き18インチ以下に規制され、庭先に設置する場合には、隣家との境界線から10フィート離れている必要があるとされています。また、設置が認められるのは、土地区画ごとに1つまでです。

この問題は、2015年4月に市民から“Little Free Library”に対して苦情が寄せられて以来、市で取り組んできた課題であり、地元メディアでは、設置者の反応や、賛成・反対の意見が取り上げられています。

条例案は、2016年10月26日に行われる本会議においての審議が予定されています。

2015-2016 Current Committee Meetings>Monday, September 12, 2016(City of Dallas) 
http://dallascityhall.com/government/Pages/Committee-Meetings.aspx

Book Exchange Structure Regulations(City of Dallas)

眠っている硬貨を集めて本を買おう:国立子ども青少年図書館、全国の公共図書館、教保文庫、韓国書店組合連合会、韓国銀行による共同事業(韓国)

2016年9月9日から、韓国において、貯金箱1箱で児童書1冊を10%割引で購入できる「本の貯金箱」事業が始まっています。

国立子ども青少年図書館、大型書店・教保文庫、韓国銀行、韓国書店組合連合会、全国の公共図書館による共同事業で、自宅等で眠っている100ウォン硬貨を紙製の貯金箱一杯に集めると、教保文庫及び韓国書店組合連合会加盟の全国約1,000の書店で、児童書1冊をその価格の10%割引で購入することができるものです。

集まった硬貨は、教保文庫が、1箱あたり100ウォンを加算して、運営資金が厳しい「小さな図書館」等に書籍を寄贈することになっています。

同事業は、硬貨の製造コスト削減が課題となっている韓国銀行と、読書人口拡大に取組む教保文庫が、文化体育観光部と共同で行なっているもので、「本の貯金箱」30万個は、全国の公共図書館や教保文庫等で配布されます。

公共図書館では地域の書店情報も併せて提供されます。

숨은 동전 찾아, 책 친구 만나러 가자!- 한 권의 책으로 바뀌는 책 저금통 -(韓国・国立子ども青少年図書館,2016/9/8)
http://www.nlcy.go.kr/commu/press_view.jsp?board_seq=7861

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