読書

E2135 - 私達の人生を変える図書館:第3次図書館発展総合計画(韓国)

韓国の大統領所属図書館情報政策委員会は,所管官庁を跨いだ館種横断的な図書館政策の審議・調整・策定等を担う大統領直属組織であり,図書館法第14条で,法に準じた効力を持つ図書館発展総合計画を5年ごとに策定することになっている。その委員会が,2019年1月,第3次図書館発展総合計画(以後「第3次計画」)を発表した。第1次計画(2009年から2013年;E797参照),第2次計画(2014年から2018年)に続く2023年までの計画で,第2次計画の成果と課題,近年の情報・技術・社会環境や図書館へのニーズの変化をふまえ策定された。人間疎外・地方消滅・経済の二極化といった社会の変化に市民が適応できるよう,課題に能動的に対応できる図書館制度を構築することが目的である。本稿では,ビジョン「私達の人生を変える図書館」を掲げ,3つのコアバリュー「人への包容性」「空間の革新性」「情報の民主性」のもと,4つの戦略目標に13の中心的課題((1)から(13)を付与),36の推進課題を配置した第3次計画について戦略目標ごとに見ていきたい。

韓国・文化体育観光部、「第3次読書文化振興基本計画(2019~2023)」を発表

2019年4月29日、韓国・文化体育観光部が、「第3次読書文化振興基本計画(2019~2023)」を発表しました。

出版・図書館・読書界からの特別専門チーム(18人)のもと、2018年「本の年」を契機に初めて実施した読者・非読者を対象とした「読者開発研究」や読書の経済的価値等に関する事前調査や統計、アンケート・公聴会などで寄せられた意見に基づいて策定されたものです。

同計画は、個人的な読書を社会的な読書に転換し、読書の価値を改めて認識することを目的としており、「人と社会を導く読書」をビジョンに掲げ、「社会的読書の活性化」「読書の価値の共有・拡散」「包容的な読書福祉の実現」「未来の読書の生態系形成」の4大推進戦略のもと、13の重点課題を示しています。

韓国・京畿道の光明市図書館、高齢者向け福祉施設に毎月大活字本等を配達する事業を開始

韓国・京畿道の光明市所下(소하)図書館が、2019年4月15日から、敬老堂(高齢者向け福祉施設)10か所に同館の図書を配達する「訪ねていくシルバー図書館」サービスを開始したと、光明市が発表しています。

大韓老人会光明市支部の協力を得て、同館近くの敬老堂10か所に、12月まで毎月、同館のブックキュレーター資格課程を終了したサークルの会員が選定した、大活字本等20冊を配達するものです。

また、本を通じた世代間の交流の時間を持つことを目的に、青少年ボランティア等とともに敬老堂を訪問し、本を読んだり話し相手をしたりする活動も実施する計画です。

この他、同館では、高齢者福祉会館において、60歳以上の高齢者15人を対象に、認知症予防と自尊心向上を目的とした読書治療プログラムを3月から運営しています。

[소하Lib 실버도서관] 경로당 책 배달 서비스([所下Libシルバー図書館]敬老堂本配達サービス)(光明市,2019/4/15)
http://news.gm.go.kr/news/articleView.html?idxno=12295

「教育新聞」(電子版)が、学校図書館特集「「主体的・対話的で深い学び」の実現に向け学校図書館の積極的な活用を!!」を掲載

2019年4月22日付の「教育新聞」(電子版)が、学校図書館特集「「主体的・対話的で深い学び」の実現に向け学校図書館の積極的な活用を!!」を掲載しています。

「主体的・対話的で深い学び」の実現に向け学校図書館の積極的な活用を!!【学校図書館特集】(教育新聞,2019/4/22)
https://www.kyobun.co.jp/feature/pf20190422/

役割増す学校図書館の施策 組織一元化で連携進める(教育新聞,2019/4/22)
https://www.kyobun.co.jp/feature1/pf20190422_01/

菊池市中央図書館(熊本県)と喫茶店が連携し、司書が選んだ図書100冊からなる文庫を店内に設置

熊本県の菊池市中央図書館とコメダ珈琲店熊本菊池店が連携し、同館の司書が選んだ図書100冊からなる「菊池コメダ文庫」の店内への設置を2019年2月から実施しています。

4月14日からは、同館館長が選んだ100冊が置かれています。

地元紙の報道によると、同館の団体貸出制度を活用したもので、毎月15日に設置される図書は入れ替えるとのことです。

@KiCROSS.LL(Facebook,2019/2/16)
https://www.facebook.com/KiCROSS.LL/posts/1849515711843976

@komedakikuchi(Facebook,2019/4/14)
https://www.facebook.com/komedakikuchi/posts/2875089319197866

三重県立津高等学校図書館、昼休み時間帯に「青空図書館」を開催

三重県立津高等学校図書館が、2019年4月18日の昼休み時間帯に、同校中庭において「青空図書館」を開催しました。

教員推薦のバックミュージックを流したり、飲み物が準備されたと紹介されています。

新聞の報道によると、生徒の学校図書館の利用率が低いことから実施したものです。並べられた本は100冊弱で、「旅」をテーマに旅行に関する本を中心に揃えたほか、忙しい生徒のために、整体や世界の食べものに関する本も並べたとのことです。

三重県立津高等学校 TOPICS
http://www.mie-c.ed.jp/htu/
※2019/04/18欄に 「本校の活動報告 〈青空図書館が開催されました〉」とあります。

「青空図書館」の様子 H31.4.18(津高等学校)
http://www.mie-c.ed.jp/htu/topics/topics2019/20190418/aozoratosyokan.html

「群馬県民の読書活動の推進に関する条例」が可決され、2019年4月1日から施行

群馬県議会において、2019年3月12日に、議員22人の発議による「群馬県民の読書活動の推進に関する条例」が可決され、4月1日から施行されています。

都道府県では、秋田県、徳島県に次ぎ全国3番目と発表されています。

読書活動は、人生をより深く生きる力を身に付けていく上で欠くことのできないものであるとともに、民主的で文化的な社会の発展に不可欠でありながら、近年の各種情報メディアの急速な発展等、読書活動を取り巻く環境が変化し、読書離れが懸念されている状況にあることから制定されたものです。

第5条において、図書館等の機能充実が示されています。

「群馬県民の読書活動の推進に関する条例」が議員発議により可決されました(群馬県議会)
https://www.pref.gunma.jp/gikai/s0701940.html

横浜DeNAベイスターズ、制作した赤ちゃん絵本を市内約3万人の乳児を対象にプレゼント:横浜市との包括連携協定の一環

2019年3月25日、横浜DeNAベイスターズは、赤ちゃん絵本「スターマン!おきてくださーい」を市内約3万人の乳児を対象にプレゼントすると発表しています。

同絵本は、なかなか起きない球団マスコット『DB.スターマン』を揺らしたり、くすぐったり「どうやったら起きてくれるかな?」と親子でコミュニケーションをとりながら楽しめる内容とのことです。

横浜市と締結したスポーツ振興、地域経済活性化等に向けた包括連携協定「I☆YOKOHAMA協定」の一環として実施され、2019年度(2019年4月から2020年3月)に市内で4か月児健診を受診する約3万人の乳児にプレゼントされます。

プロ野球界初!よこはまDeNAベイスターズえほん「スターマン!おきてくださーい」を横浜市約3万人の乳児にプレゼント!(横浜DeNAベイスターズ,2019/3/25)
https://www.baystars.co.jp/news/2019/03/0325_03.php

国際連合(UN)の“SDG Book Club”、「持続可能な開発目標(SDGs)」の「1 貧困をなくそう」に関する子ども向け図書リストを公表

国際連合(UN)の“SDG Book Club”が、「持続可能な開発目標(SDGs)」の「1 貧困をなくそう」に関する子ども向け図書リストを公表しました。

英語版では以下の3冊が公表されており、その他、アラビア語版・中国語版・フランス語版・ロシア語版・スペイン語版でも各言語の図書が各々公表されています。

・Serafina's Promise
・Last Stop on Market Street
・A Chair For My Mother(かあさんのいす)

@unpublications(Twitter,2019/4/3)
https://twitter.com/unpublications/status/1113104656476114944

First SDG Book Club Selection Available(IFLA,2019/4/2)
https://www.ifla.org/node/92084

韓国・富川市立図書館、育児関連図書やSNSで受け付けた住民の悩み・事情に応じた図書を紹介するYouTubeチャンネルを開設

韓国・京畿道の富川市立図書館が、図書を紹介することを目的としたYouTubeチャンネルを2019年3月15日に開設しました。

カカオトークで受け付けた住民の悩みや事情に応じて適切な本を紹介する「本の悩み相談所」や、児童書や育児をテーマに親の目線で児童書を調べて育児関連図書を紹介するコーナーといった2つのコーナーがあり、月2回提供される予定です。

市の担当者の説明によると、若者が読書の価値を認識する契機となることを目的としているとのことです。

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