エジプト

Clarivate Analytics社、アラビア語の引用索引“Arabic Citation Index (ARCI)”の開発を発表

2018年5月29日、Clarivate Analytics社が、エジプト政府による電子図書館・オンラインのナレッジハブであるEgyptian Knowledge Bank (EKB) と連携し、初のアラビア語の引用索引“Arabic Citation Index (ARCI)”を開発すると発表しました。2030年までの知識経済への転換を目標とするエジプト政府のビジョンの一環として2020年に公開予定です。

ARCIはEKBの助成により構築され、Web of Scienceのアラビア語インターフェイスを導入するとともに、アラビア語の雑誌等から専門的に選定された学術論文の書誌情報や引用情報へのアクセスを提供します。

ARCIは、Web of Scienceに基づいた地域別の引用索引としては、Chinese Science Citation Database、SciELO Citation Index、Russian Science Citation Index、KCI-Korean Journal Databaseに次いで5番目となります。

英国図書館(BL)、スルタン・バイバルスのコーラン全ページをデジタル化してオンラインで公開

2018年5月8日、英国図書館(BL)が、スルタン・バイバルスのコーラン(Sultan Baybars’ Qur'an)をデジタル化してオンラインで公開したと発表しました。

マムルーク朝時代の1304年から1306年頃に、後にスルターンとなったムザッファル・バイバルス(バイバルス2世:在位1309年から1310年)の依頼によりカイロで作成された7巻からなるコーランで、2002年に“Turning the Pages”プロジェクトの一環で、一部のページがデジタル化されましたが、今回全ページをデジタル化して公開したものです。

Over 2,000 pages in gold: Sultan Baybars’ Qur’an now online(BL,2018/5/8)
http://blogs.bl.uk/asian-and-african/2018/05/over-2000-pages-in-gold-sultan-baybars-quran-now-online.html

ヒポクラテスの処方せんか エジプト・聖カタリナ修道院から発見

エジプト・シナイ半島にあるキリスト教文書のコレクションで著名な聖カタリナ修道院から、古代ギリシャの医師・ヒポクラテスの手によるものと考えられる処方せんが見つかったことが報じられています。

この処方せんは使用済みの羊皮紙の表面を削り取って上から別の文書が書かれた、いわゆるパリンプセストの中から発見されました。ヒポクラテスの処方せんと見られるパリンプセストには、上から聖書の文章が書かれていたとのことです。古代の手稿類のデジタル化・解析を行う研究集団、Early Manuscripts Electronic Libraryが過去に何が書かれていたかを分析しました。

世界の変わった「図書館」10選(記事紹介)

2016年7月31日付のFlavorwireで、世界の変わった「図書館」(library)を写真と関連するウェブサイトへのリンク付きで10件紹介した“10 Unusual Libraries Around the World”という記事が掲載されています。

・辺地の子どもたちにラクダ・馬・車を使用して本を届ける移動図書館(モンゴル)
・アムステルダム・スキポール空港の空港図書館(オランダ)
・建築事務所Productoraが設計したガラス張りで内部をアレンジできる移動図書館“A47 Mobile Art Library”(メキシコ)
・クッド島にあるソネバギリ・リゾートの図書館(タイ)
・バスコンセロス図書館(メキシコ)
・シナイ山麓にある世界中のキリスト教文書のコレクションを持つ聖カタリナ修道院の図書館(エジプト)
・建築家・安藤忠雄氏が建築した福島県いわき市の絵本美術館「まどのそとのそのまたむこう」(日本)
・黒海沿岸のアルベナの浜辺にある、10か国語2,500冊の本を所蔵する“beach library”(ブルガリア)
・テルアビブのバス停に設置された、季節労働者のコミュニティを支援するための図書館“Levinski Garden Library”(イスラエル)

IFLA Journal、2014年10月号が公開:イノベーションの中心としての国立図書館がテーマ

国際図書館連盟(IFLA)が刊行する“IFLA Journal”の40巻3号(2014年10月)が公開されました。今号は、「イノベーションの中心としての国立図書館」をテーマとしており、シンガポール、オランダ、エジプト、カタール、エジプト、カナダ、オーストラリア、ドイツ、中国、英国の図書館についての記事が掲載されています。

Volume 40 Number 3 October 2014
http://www.ifla.org/files/assets/hq/publications/ifla-journal/ifla-journal-40-3_2014.pdf

IFLA Journal
http://www.ifla.org/publications/ifla-journal

中国・アラブ諸国国立図書館長フォーラムが中国国家図書館で開催

2014年10月13日、中国・アラブ諸国国立図書館長フォーラムが中国国家図書館で開催されたとのことです。中国から文化部副部長と中国国家図書館長が、エジプト、イラク、オマーン、チュニジア、アルジェリア、レバノン、スーダン、モロッコ、イエメン等から国立図書館長や専門家等10余名が参加したとのことです。

中国・アラブ諸国協力フォーラム創立10周年を記念して北京で開催された第3回アラブ芸術祭の一環として開催されたものとのことです。

中国国家図書館長からは、文献資源の共同利用、古典籍の保護、中国・アラブデジタルライブラリの構築等を含む協力内容が提案され、こうした協力内容を盛り込んだ声明が採択されたとのことです。

中国阿拉伯国家图书馆馆长论坛在中国国家图书馆举行(中国国家図書館)
http://www.nlc.gov.cn/dsb_zx/gtxw/201410/t20141014_91003.htm

IFLA Journal、2014年3月号を刊行

国際図書館連盟(IFLA)が刊行する“IFLA Journal”の40巻1号(2014年3月)が公開されました。同誌は1975年3月に創刊しており、この号をもって、同誌は40年目を迎えたとのことで、巻頭の記事で、編集長のJ. Stephen Parker氏がその旨を伝えています。

本号では、オキュパイ運動に関するTamara Rhodes氏の“A living, breathing revolution: How libraries can use ‘living archives’ to support, engage, and document social movements”、2011年のエジプト革命に関する
Stephen Urgola氏の“Archiving Egypt’s revolution: The ‘University on the Square Project’, documenting January 25, 2011 and beyond 12”などの記事が掲載されています。

カイロの自動車爆発事件で、エジプト国立図書館・公文書館に被害

エジプトのカイロ中心部にある警察本部前で、2014年1月24日朝、爆弾を積んだ自動車が爆発し、エジプト国立図書館・公文書館が被害を受けたと報道されています。

同館の照明や換気システム、イスラム建築様式のファサードなどが破壊され、貴重なマニュスクリプト7点、パピルス写本3点なども被害を受けたとのことです。

Bomb damages Egypt's National Library and Archives(Ahram, 2014/1/24付け)
http://english.ahram.org.eg/News/92430.aspx

アレクサンドリア図書館とElsevier社、低所得国の研究者150人に、ScienceDirectとScopusへの3年間のアクセスを提供

2013年12月3日、Elsevier社はアレクサンドリア図書館と、低所得国の研究者150人に、ScienceDirectとScopusに3年間アクセスを提供するという覚書を締結したと発表しました。

この取り組みの一環として、アレクサンドリア図書館は、”Virtual Knowledge Community(VKC)”を通じて、研究者に研究のベストプラクティス、インフォメーションリリテラシー、著述の能力についてのトレーニングを提供し、調査能力開発を促進することも予定しているとのことです。

なお、このデータベースへのアクセスが認められた150人の研究者の多くは、その研究分野がエイズ、マラリア、結核などの疾病の治療と予防、水や衛生状態、食物の安全性の改善による農村開発の促進などを含む国連のミレニアム開発目標(Millennium Development Goals)に関連するものとのことです。

Elsevier and the Library of Alexandria Sign a Three Year Agreement to Provide Access to ScienceDirect and Scopus to 150 Researchers in Low-income Countries(Elsevier, 2013/12/3)

マラウィ国立博物館で略奪1,000点、アレクサンドリア図書館は襲撃されるも無事 8月14日のエジプトでの衝突で

エジプトの治安部隊とデモ隊、ムスリム同胞団等の大規模な衝突があった、2013年8月14日、ミンヤ県のマラウィ国立博物館が騒乱の中で襲撃され、所蔵品約1,000点が略奪されました。8月21日、UNESCOは略奪された資料のリスト(現時点でアラビア語のみ)を公開するとともに、UNESCO事務局長が「エジプトの人々の歴史とアイデンティティに取り返しのつかないダメージを与えるもの」と強く非難する声明を発表しています。

また、8月14日は、アレクサンドリア図書館も襲撃に遭い、ガラスが割れる被害等があったものの、エジプト警察と図書館のセキュリティチームの働きにより、同館は無事だとのことです。

Warning: Looting of the Malawi National Museum in the Upper Egypt city of Minya (UNESCO 2013/8/21付けの記事)
http://www.unesco.org/new/en/media-services/single-view/news/warning_looting_of_the_malawi_national_museum_in_the_upper_egypt_city_of_minya/#.UhsB8NJIQVA

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