インド

電子学術コンテンツへのアクセスを提供する国立のサービスがスタート(インド)

2010年5月4日、インドで電子学術コンテンツへのアクセスを提供する新たなサービス“National Library and Information Services Infrastructure for Scholarly Content (N-LIST)”が始まりました。これにより、インド国内の研究者、学生等は、2,000タイトルの電子ジャーナル、51,000冊の電子書籍にアクセスできるようになります。なお現在のところ、665大学のみが利用者として認められていますが、今後その範囲は拡大していく模様です。

National Library and Information Services Infrastructure for Scholarly Content (N-LIST)
http://iproxy.inflibnet.ac.in:2048/login

India: Tuesday Was Official Launch of National Library and Information Services Infrastructure for Scholarly Content (N-LIST)
- ResourceShelf 2010/5/4付けの記事

IFLA、第8回国際マーケティング賞の受賞図書館を発表

国際図書館連盟(IFLA)が毎年選んでいる国際マーケティング賞の第8回(2010年)の受賞館が発表されました。第1位に輝いたのは、インドのIndian School of Businessの図書館であるLearning Resource Centreで、学校の経営陣、教員、学生に対する各種情報アラートサービス等を展開しました。第2位は米国のGail Borden公共図書館、第3位はノルウェーのベルゲン大学図書館となりました。

Winners Announced for the 8th IFLA International Marketing Award
(IFLAのプレスリリース)
http://www.ifla.org/en/news/winners-announced-for-the-8th-ifla-international-marketing-award

インドの大学研究機関が世界最大規模のサンスクリット-英語辞典をデジタル化

インドのプネ市にある大学研究機関“Deccan College Post-Graduate and Research Institute”が、世界最大規模のサンスクリット-英語辞典のデジタル化に着手すると報じられています。1948年から続けられている辞典作成プロジェクトは、今回着手するデジタル化の作業を含め、2011年6月に完遂する見込みであるとのことです。

Sanskrit-English dictionary to be digitalized(Sakaal Times 2009/12/30付けの記事)
http://www.sakaaltimes.com/SakaalTimesBeta/20091230/5657648240508543326.htm

若者は図書館よりも書店を好む(インド)

インドの“DAILY NEWS & ANALYSIS(DNA)”紙に、「若い読者は図書館よりも書店を好む」と題する記事が掲載されています。書店をよく訪れるムンバイ市民のコメントでは、書店は登録料もなく、買わなくても好きなだけ本を読むことができるとして、図書館にはほとんど行かないとのことです。他の市民も、古い本を借りたり、静けさを求める時にのみ図書館を利用するようです。同市内の図書館経営者は、「市の図書館文化がなくなりつつある」と危惧しているようです。

Young readers prefer bookstores to libraries(DNA 2009/11/17付けの記事)
http://www.dnaindia.com/academy/report_young-readers-prefer-bookstores-to-libraries_1312579

インド・ムンバイにデジタル図書館が開館

下記の記事で、インド・ムンバイに開館したデジタル図書館の様子が紹介されています。CD/DVD、インターネットなどの電子資料だけでなく、通常の紙資料も所蔵しており、誰でも無料で利用できるとのことです。

Mumbai gets its First Digital Library
http://www.techtree.com/India/News/Mumbai_gets_its_First_Digital_Library/551-105631-547.html

E936 - 印の研究所図書館で起こった暴動が示唆すること<文献紹介>

このほどLibri誌の2008年最優秀学生論文賞に,ウィスコンシン大学ミルウォーキー校の情報学部の学生による“Irreparable Damage: Violence, Ownership, and Voice in an Indian Archive”(取り返しのつかない損失:インドの文書館における暴力,所有権,声)が選ばれた。これは,2004年1月4日にインドのプネ市にある Bhandarkar東洋研究所(Bhandarkar Oriental Research Institute:BORI)で起こった設備や文書類の破壊行動を題材にして,文書館における政治,所有権,暴力の関連と,将来起こりうる破壊行為の回避の可能性について論じたものである。・・・

群集の暴動で記録文書が破壊されてしまった事件から学ぶもの(インド)

インドのプネ市にあるBhandarkar東洋研究所に2004年1月4日、およそ150人の武装した若者が政治的スローガンを叫びながら乱入し、閲覧室の設備を破壊し、手稿や記録文書、石板など(数点から数点まで諸説ありとのこと)を破壊・盗難するという事件が発生しました。この事件がなぜ起きたのか、その歴史・文化・宗教的背景(植民地、カースト等)、同研究所のような研究図書館・文書館が持つ文化・政治的な象徴性などを分析し、このような事件がインド以外でも起こりうることを説き、それを避けるためにはどうすればよいのかを論じた論文が、LIBRI誌の“Best Student Paper Award 2008”に選ばれ、オンラインで公開されています。

Michelle Caswell. Irreparable Damage: Violence, Ownership, and Voice in an Indian Archive. Libri. 2009, 59(1), p. 1-13.
http://www.librijournal.org/pdf/2009-1pp1-13.pdf

CA1682 - インドの電子図書館と機関リポジトリ / 水流添真紀

近年、情報技術産業の発展が著しいインドではあるが、電子図書館や機関リポジトリ等はどの程度開発されているのだろうか。インドの電子図書館事情について紹介したい。 概要  インドにおける電子図書館の開発は1990年代後半に始まったとされる(1)。しかし、様々な機関で電子図書館が公開されるようになったのは、21世紀に入ってからである。…

南アジアのオープンアクセス事情に関するレポート

ユネスコのニューデリーオフィスが、南アジアのオープンアクセス事情に関するレポート(事例紹介)を刊行しています。インドとパキスタンの2か国で行われている17の電子図書館イニシアチブ、6つのオープンコースウェアイニシアチブ、6つの電子ジャーナルイニシアチブ、5つのメタデータハーベスティングサービス(Open J-Gateなど)、6つの国家レベルのリポジトリ、19の機関リポジトリが紹介されています。

UNESCO publishes a book on Open Access to Knowledge in South Asia: UNESCO-CI
http://portal.unesco.org/ci/en/ev.php-URL_ID=26397&URL_DO=DO_TOPIC&URL_SECTION=201.html

参考:
E527 - インドのオープンアクセス事情

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