2012年4月16日に、Flavorwireが、世界の美しい公共図書館25館を紹介している“The 25 Most Beautiful Public Libraries in the World”という記事を掲載しています。記事では、ノルウェーのVenneslaにあるVennesla Library and Culture Houseやカナダのバンクーバーにある中央公共図書館、英国のブリストル中央図書館のほかに、日本からは石川県の金沢海みらい図書館と宮城県のせんだいメディアテークが取り上げられています。
2010年12月7日付け、Yale Law Libraryのブログ記事によると、このたびインド法情報研究所(Legal Information Institute of India;LII of India)のウェブサイトが一般公開されたようです(正式公開は2011年3月予定)。LLI of Indiaのウェブサイトでは、議会や裁判所からの30万件を超える決議や決定の記録、1836年以来の国内法令の他、法改定に関する報告書や学術雑誌論文等を収録した、50のデータベースを提供しているとのことです。
英国図書館(BL)が、大英博物館とV&A(ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館)と共に、インドの文化機関と提携を結んだと発表しています。両国の機関間で展示の共有や知識・スキルの交換等が図られるとのことです。一例として、BLは2010年9月にインドの文化機関の協力の下で“South Asians Making Britain, 1858-1950”と題する展示を予定しており、その展示は2011年にインドでも開催されるようです。
2010年7月28日、英国研究会議(Research Councils UK:RCUK)が、インドの研究状況と、英国とインドとの研究協力関係について、計量書誌学的に調査したレポート“ Bibliometric study of India’s research output and international collaboration”を公開しました。それによると、英国とインドとの協力関係がより密接になってきていることとともに、インドが世界の研究コミュニティの中で重要性を増しつつあることが明らかになったとのことです。また、両国の協力関係は多様な分野に及んでいるものの、その協力による研究成果で引用率が高いのは、自然科学分野であることなどが述べられています。
2010年4月,インド国立図書館(National Library of India:NLI)のウェブサイトでOPACが公開され,所蔵図書の一部が検索可能となった。当面の間,目録情報の公開範囲は,著者名,タイトル,件名等に限られるものの,数か月後には,全面公開となる予定である。NLIは,図書館機能の現代化に向けた取り組みの一環として,目録のデジタル化を進めており,既に,目録レコード240万件のうち14万件が,MARC21フォーマットに置き換えられた(CA860参照)。将来的には,すべての図書について作業が行われ,OPAC上で公開される見込みである。...
2010年5月4日、インドで電子学術コンテンツへのアクセスを提供する新たなサービス“National Library and Information Services Infrastructure for Scholarly Content (N-LIST)”が始まりました。これにより、インド国内の研究者、学生等は、2,000タイトルの電子ジャーナル、51,000冊の電子書籍にアクセスできるようになります。なお現在のところ、665大学のみが利用者として認められていますが、今後その範囲は拡大していく模様です。
India: Tuesday Was Official Launch of National Library and Information Services Infrastructure for Scholarly Content (N-LIST)
- ResourceShelf 2010/5/4付けの記事
国際図書館連盟(IFLA)が毎年選んでいる国際マーケティング賞の第8回(2010年)の受賞館が発表されました。第1位に輝いたのは、インドのIndian School of Businessの図書館であるLearning Resource Centreで、学校の経営陣、教員、学生に対する各種情報アラートサービス等を展開しました。第2位は米国のGail Borden公共図書館、第3位はノルウェーのベルゲン大学図書館となりました。