インド

E1810 - インドのオープンアクセス(OA)リポジトリ<文献紹介>

Prerna Singh. Open access repositories in India: Characteristics andfuture potential. IFLA Journal. 2016, 42(1), p. 16-24.

 インドにおけるオープンアクセス(OA)リポジトリについて調査した本文献は,まず,インドにおけるOAの歴史を解説する。その上で,OAリポジトリに関する各種データをもとにインドのOAリポジトリについて分析し,その特徴を明らかにしている。

『アジ研ワールド・トレンド』誌が2016年5月号で「アジアの古本屋」を特集

日本貿易振興機構(ジェトロ)アジア経済研究所の刊行している『アジ研ワールド・トレンド』誌が2016年5月号(No.247)で「アジアの古本屋」と題した特集を組んでいます。特集に関連して、以下の記事が掲載されています。

刊行して2カ月を経過した後、PDFで全文公開されます。

巻頭エッセイ
本に親しむ環境‐図書館と古書店‐ / 石川武敏

特集 :アジアの古本屋
特集にあたって / 二階宏之
韓国古書と向き合った60年‐文古堂店主朴贊益氏‐ / 花房征夫
コラム:神田神保町散策‐韓国を探して‐ / 二階宏之
多様化する中国の古本屋‐国有企業からネット販売まで‐ / 狩野修二
楼上からみる香港‐古書店の変遷‐ / 澤田裕子
書籍流通の一翼を担うモンゴルの古本屋 / マンドハイ・ルハグワスレン
インドネシア-多様な知の集積地- / 土佐美菜実
利便性と郷愁のはざま-タイの古書店事情- / 櫻田智恵
路上の大学に学ぶ-ミャンマーの古本屋- / 石川和雅
ベトナムの古本市場 / 上田新也
インド-古本でも本は本- / 坂井華奈子
古書店が私の図書館だった-トルコ- / 粕谷 元
イラン・テヘランの古書店-ある歴史家の視点から- / 小澤一郎

ミニバンで読書推進活動を行う「巡回図書館」(インド):目指すは10,000キロ踏破(記事紹介)

2016年3月19日のBBC Newsで、"Travelling library: The two Indians on a road trip to promote books"と題した記事が掲載されています。Akshaya Ravtaray氏、Satabdi Mishra氏の友人同士の2名が、ミニバンに4,000冊の本を積載してバスや鉄道の駅などを巡る「図書館」の取組をとりあげたもので、2015年12月にインド東部オリッサ州のブバネーシュワルを出立したとのことです。

両氏は、本を貸し出し、人々と会話する中で読書の重要性を広めることを目的としてこの取組を行っており、本来の目的ではないものの、BBCによるインタビュー時点で、すでに2,000冊程度の本を売ったとのことで、本を補充しながら、移動しているようです。

Travelling library: The two Indians on a road trip to promote books(BBC News, 2016/3/19)
http://www.bbc.com/news/world-asia-india-35742282

ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団による、インドの公共図書館の支援活動

2016年2月16日付けのThe New Indian Express紙によると、インドの26の公共図書館が、ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団の支援により改装されるとのことです。

また、同財団による支援は設備面だけでなく、図書館を運営する図書館員の教育も含んでおり、2月9日から12日までの間、26の公共図書館の代表者が、チェンナイにおいて、同財団のINELI(the International Network of Emerging Library Innovators)のもと、研修を受けたとのことです。

研修プログラムは、MSスワミナサン研究財団によって実施され、一般公衆のアクセス拡大のために必要な技術を学ぶ一方、図書館を維持するためのリーダーシップ技術・ソフト技術の研修を受けたとのことです。

また、ブリティッシュ・カウンシル・インディアの教育コーディネーターやメンターの支援のもと、7つの教育モジュールからなる図書館員のためのオンライン講座も設けられているとのことです。

Bill and Melinda Extend Help to Make Libraries Accessible (The New Indian Express,2016/2/16付け記事)

英国図書館の消滅の危機に瀕した文化遺産をアーカイブするプロジェクトEndangered Archives Programmeが、新しいコレクションをオンラインで公開

2016年2月25日、英国図書館(BL)の消滅の危機に瀕した文化遺産をアーカイブするプロジェクトであるEndangered Archives Programme(EAP)が、以下の3つの新しいコレクションをオンラインで公開しました。

・Digitising the documentary patrimony of Colombia’s Caribbean coast: the ecclesiastical documents of the Department of Cordoba
(コロンビア北部コルドバ県モンテリアの教会にある17世紀から20世紀の記録)

・Preserving Peruvian newspapers for a regional approach: key 19th-20th century press in Arequipa
(ペルー・アレキパで1890年から1962年に発行された新聞“El Deber”)

・Cataloguing, digitisation, and preservation of ancient palm leaf and paper manuscripts archived in Chinmaya International Foundation (CIF)

研究図書館センター、南アジア研究のデジタルリソース創出を目的とした“SAMP Open Archives initiative”を創設

2016年2月29日、北米の研究図書館センター(CRL)の South Asia Materials Project (SAMP)が、“SAMP Open Archives initiative”を創設したと発表しています。

南アジア研究に関連するデジタルリソースが不足している現状への対処と、北米の研究者はもとより世界の研究者に対してアクセス可能なコレクションを創出することを目的としており、対象とする分野は人文学から自然科学に及び、研究の価値、有用性、独自性、環境や政治・社会的なリスク、他のリソースとの補完性を鑑みてデジタル化の優先度を決めるとのことです。

デジタル化されたリソースは非商用のオープンアクセスとして自由に利用できるとのことです。

現在のところ、北米、インド、ネパール、パキスタンの図書館から約20機関が、このイニシアチブへの参加を表明しているとのことです。

韓国・済州特別自治道、インド・レプチャ族のために図書館と図書を寄贈

韓国・済州特別自治道は、世界の平和の島のイメージ拡大と政府開発援助(ODA)事業の一環として、2015年12月14日から18日までインド東北地方を訪問し、ヒマラヤ図書館の建築と図書寄贈式を開催したとのことです。

この、インド・シリグリ地区の図書館支援事業は、インド北東部のヒマラヤ国境に居住する貧困・文盲なレプチャ族を支援するためのものとのことです。

제주특별자치도, 히말라야(인도) 렙차족을 위한 도서관 건립 및 도서기증(済州特別自治道,2015/12/16)
http://www.jeju.go.kr/news/bodo/list.htm?act=view&seq=959023

英国図書館(BL)、ベンガル語の1,000冊の本・20万ページをデジタル化してオンラインで公開

英国図書館(BL)では、1714年から1914年の22の南アジアの言語の図書を所蔵しているとのことですが、状態が悪いため、閲覧と原本保存のためデジタル化を計画しているとのことです。

そのパイロットプロジェクトとして、需要が多いベンガル語の1,000冊の本20万ページをデジタル化してオンラインで公開するとともに、2,000タイトルの目録化作業を実施したとのことです。

パイロットプロジェクトは、英国芸術・人文科学研究会議(Arts and Humanities Research Council: AHRC)がNewton財団を通じて支援するとともに、ジャダプール大学Cultural Texts and Records school(インド)、Srishti Institute of Art, Design and Technology(インド)、ロンドン大学東洋アフリカ研究学院図書館と連携しており、インド国立図書館、National Mission on Libraries(インド)やインドの研究機関とともに実施しているとのことです。

今後は、デジタル研究との連携を刺激し、インドの研究機関と連携して技術とデジタル調査を構築することを計画しているとのことです。

インドとフランスが、インドの手稿類の保存・読解やデジタル化について覚書を締結

2015年10月29日付のインドのThe Hindu誌によると、文書遺産を保存・開発し、公表するために、インドとフランスが、デジタル化の連携と技術支援のための覚書を締結したとのことです。

覚書では、フランスが古い手稿や文書をデジタル化し、インドの電子図書館の構築を支援するするプロジェクトが強調されているとインド文化省の図書館の共同事務局長グハ(Sreya Guha)氏は述べています。

一方、フランスは、自身のコレクションにある何千もの読解が困難なサンスクリット語やタミル語の文書類の解釈と優れた洞察を得るためにインドから援助を得ることを期待しているようです。

Bid to conserve written heritage(The Hindu,2015/10/29)
http://www.thehindu.com/news/cities/kolkata/bid-to-conserve-written-heritage/article7815798.ece?css=print

LinkedInのデータに基づいて明らかにする 専門職が転職のために入国・出国する国トップ20

2015年8月11日付けのLikedInブログで、LinkedInのデータに基づいて明らかにした、専門職が転職のために入国または出国する国トップ20を明らかにしています。

LinkedInはビジネス目的に特化したSNSです。今回明らかにされた分析はLinkedInで2014年中にプロフィールを変更し、所在国を変えた利用者のデータに基づいています。また、新たに入国した利用者と出国した利用者数の差と、当該国の利用者数に基づいて、1年間に新たにその国に入国した・出国した利用者の割合も示しています。

この分析によれば、2014年に新たに入国した利用者の割合が最も高かったのはアラブ首長国連邦、出国した利用者の割合が最も高かったのはインドでした。ブログ記事では両国についてどこからやってきたのか・どこへ出国したのかや、どのような職種で働く人が多いのか等の詳細も示しています。

The Top 20 Countries Where Professionals Are Moving For Work Based on LinkedIn Data(LinkedIn Official Blog、2015/8/11付け)

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