インド

ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団による、インドの公共図書館の支援活動

2016年2月16日付けのThe New Indian Express紙によると、インドの26の公共図書館が、ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団の支援により改装されるとのことです。

また、同財団による支援は設備面だけでなく、図書館を運営する図書館員の教育も含んでおり、2月9日から12日までの間、26の公共図書館の代表者が、チェンナイにおいて、同財団のINELI(the International Network of Emerging Library Innovators)のもと、研修を受けたとのことです。

研修プログラムは、MSスワミナサン研究財団によって実施され、一般公衆のアクセス拡大のために必要な技術を学ぶ一方、図書館を維持するためのリーダーシップ技術・ソフト技術の研修を受けたとのことです。

また、ブリティッシュ・カウンシル・インディアの教育コーディネーターやメンターの支援のもと、7つの教育モジュールからなる図書館員のためのオンライン講座も設けられているとのことです。

Bill and Melinda Extend Help to Make Libraries Accessible (The New Indian Express,2016/2/16付け記事)

英国図書館の消滅の危機に瀕した文化遺産をアーカイブするプロジェクトEndangered Archives Programmeが、新しいコレクションをオンラインで公開

2016年2月25日、英国図書館(BL)の消滅の危機に瀕した文化遺産をアーカイブするプロジェクトであるEndangered Archives Programme(EAP)が、以下の3つの新しいコレクションをオンラインで公開しました。

・Digitising the documentary patrimony of Colombia’s Caribbean coast: the ecclesiastical documents of the Department of Cordoba
(コロンビア北部コルドバ県モンテリアの教会にある17世紀から20世紀の記録)

・Preserving Peruvian newspapers for a regional approach: key 19th-20th century press in Arequipa
(ペルー・アレキパで1890年から1962年に発行された新聞“El Deber”)

・Cataloguing, digitisation, and preservation of ancient palm leaf and paper manuscripts archived in Chinmaya International Foundation (CIF)

研究図書館センター、南アジア研究のデジタルリソース創出を目的とした“SAMP Open Archives initiative”を創設

2016年2月29日、北米の研究図書館センター(CRL)の South Asia Materials Project (SAMP)が、“SAMP Open Archives initiative”を創設したと発表しています。

南アジア研究に関連するデジタルリソースが不足している現状への対処と、北米の研究者はもとより世界の研究者に対してアクセス可能なコレクションを創出することを目的としており、対象とする分野は人文学から自然科学に及び、研究の価値、有用性、独自性、環境や政治・社会的なリスク、他のリソースとの補完性を鑑みてデジタル化の優先度を決めるとのことです。

デジタル化されたリソースは非商用のオープンアクセスとして自由に利用できるとのことです。

現在のところ、北英、インド、ネパール、パキスタンの図書館から約20機関が、このイニシアチブへの参加を表明しているとのことです。

韓国・済州特別自治道、インド・レプチャ族のために図書館と図書を寄贈

韓国・済州特別自治道は、世界の平和の島のイメージ拡大と政府開発援助(ODA)事業の一環として、2015年12月14日から18日までインド東北地方を訪問し、ヒマラヤ図書館の建築と図書寄贈式を開催したとのことです。

この、インド・シリグリ地区の図書館支援事業は、インド北東部のヒマラヤ国境に居住する貧困・文盲なレプチャ族を支援するためのものとのことです。

제주특별자치도, 히말라야(인도) 렙차족을 위한 도서관 건립 및 도서기증(済州特別自治道,2015/12/16)
http://www.jeju.go.kr/news/bodo/list.htm?act=view&seq=959023

英国図書館(BL)、ベンガル語の1,000冊の本・20万ページをデジタル化してオンラインで公開

英国図書館(BL)では、1714年から1914年の22の南アジアの言語の図書を所蔵しているとのことですが、状態が悪いため、閲覧と原本保存のためデジタル化を計画しているとのことです。

そのパイロットプロジェクトとして、需要が多いベンガル語の1,000冊の本20万ページをデジタル化してオンラインで公開するとともに、2,000タイトルの目録化作業を実施したとのことです。

パイロットプロジェクトは、英国芸術・人文科学研究会議(Arts and Humanities Research Council: AHRC)がNewton財団を通じて支援するとともに、ジャダプール大学Cultural Texts and Records school(インド)、Srishti Institute of Art, Design and Technology(インド)、ロンドン大学東洋アフリカ研究学院図書館と連携しており、インド国立図書館、National Mission on Libraries(インド)やインドの研究機関とともに実施しているとのことです。

今後は、デジタル研究との連携を刺激し、インドの研究機関と連携して技術とデジタル調査を構築することを計画しているとのことです。

インドとフランスが、インドの手稿類の保存・読解やデジタル化について覚書を締結

2015年10月29日付のインドのThe Hindu誌によると、文書遺産を保存・開発し、公表するために、インドとフランスが、デジタル化の連携と技術支援のための覚書を締結したとのことです。

覚書では、フランスが古い手稿や文書をデジタル化し、インドの電子図書館の構築を支援するするプロジェクトが強調されているとインド文化省の図書館の共同事務局長グハ(Sreya Guha)氏は述べています。

一方、フランスは、自身のコレクションにある何千もの読解が困難なサンスクリット語やタミル語の文書類の解釈と優れた洞察を得るためにインドから援助を得ることを期待しているようです。

Bid to conserve written heritage(The Hindu,2015/10/29)
http://www.thehindu.com/news/cities/kolkata/bid-to-conserve-written-heritage/article7815798.ece?css=print

LinkedInのデータに基づいて明らかにする 専門職が転職のために入国・出国する国トップ20

2015年8月11日付けのLikedInブログで、LinkedInのデータに基づいて明らかにした、専門職が転職のために入国または出国する国トップ20を明らかにしています。

LinkedInはビジネス目的に特化したSNSです。今回明らかにされた分析はLinkedInで2014年中にプロフィールを変更し、所在国を変えた利用者のデータに基づいています。また、新たに入国した利用者と出国した利用者数の差と、当該国の利用者数に基づいて、1年間に新たにその国に入国した・出国した利用者の割合も示しています。

この分析によれば、2014年に新たに入国した利用者の割合が最も高かったのはアラブ首長国連邦、出国した利用者の割合が最も高かったのはインドでした。ブログ記事では両国についてどこからやってきたのか・どこへ出国したのかや、どのような職種で働く人が多いのか等の詳細も示しています。

The Top 20 Countries Where Professionals Are Moving For Work Based on LinkedIn Data(LinkedIn Official Blog、2015/8/11付け)

インド科学技術省の2機関によるオープンアクセス方針

インド科学技術省のDepartment of Biotechnology(DBT)とDepartment of Science and Technology(DST)が2014年12月にオープンアクセス方針を発表していました。DBTとDSTの助成を受けた研究プロジェクトの最終稿やメタデータ、補足資料の、研究機関のリポジトリへの登録の義務化について述べられています。研究機関がリポジトリを持っていない場合は、DBTとDSTが構築している中央リポジトリへの登録が必要とされています。

India’s Science and Technology Outputs are Now Under Open Access (Open Knowledge India blog, 2015/2/3)
http://in.okfn.org/2015/02/03/indias-science-and-technology-outputs-are-now-under-open-access/#sthash.SmptJpxr.dpuf

DBT and DST Open Access Policy

インドの博物館・美術館のポータル、デジタルリポジトリが公開

2014年10月21日、インドの博物館・美術館の国家的なポータル“Museums of India”が公開されました。インドの主要な博物館・美術館10館のポータルで、デジタルリポジトリも兼ねているとのことです。インド先端電算技術開発センター(Centre for Development of Advanced Computing:C-DAC)がインド文化省が承認を得て開発し、提供するポータルで、構築には、Human-Centred Design & Computing Groupが開発したバーチャル博物館ソフトウェア“JATAN”が使用されているとのことです。

それぞれの館から、また、絵画や彫刻等の種類、紙やテラコッタ等の材質、芸術家、水彩や彫刻等の技術、中央アジアのアンティーク等のコレクションからコンテンツを検索することができます。

Taylor & Francis、図書館におけるソーシャルメディアの活用に関するホワイトペーパーを公開

Taylor & Francisが、2014年10月付けで図書館におけるソーシャルメディアの活用状況に関するホワイトペーパーを公開しています。

このホワイトペーパーは米国、英国、インドの図書館員を対象に行ったフォーカス・グループ、10人の図書館コミュニティのリーダーと目される人々を対象にする電話インタビュー、497人から回答のあったオンライン調査等の結果に基づくものです。調査の結果、70%以上の図書館がなんらかのソーシャルメディアを活用しており、Facebookアカウントを持っている図書館が58%、Twitterアカウントを持っている図書館が46%とよく使われている一方で、YouTubeやPinterestなど動画・画像の扱えるソーシャルメディア活用への興味が高まっていること等がわかったとされています。

同社のサイトではホワイトペーパーの本文に加え、主な調査結果をまとめたインフォグラフィックスもあわせて公開されています。

Use of social media by the library(Taylor & Francis)
http://www.tandf.co.uk/libsite/whitePapers/socialMedia/

Use of social media by the library(Taylor & Francis、レポート本文)

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