視覚障害者

DAISYコンソーシアム、EPUBアクセシビリティ検証ツールAce by DAISYのデスクトップアプリ版として“Ace by DAISY App”を公開

2019年7月29日、DAISYコンソーシアムが、EPUBアクセシビリティ検証ツールAce by DAISYについて、グラフィカルユーザインターフェース(GUI)のデスクトップアプリ版“Ace by DAISY App”を公開したことを発表しました。

Ace by DAISYは、EPUBコンテンツがEPUBアクセシビリティ1.0仕様に準拠しているかどうかの検証に役立つ無料・オープンソースのツールとして2018年1月に公開され、DAISYコンソーシアム傘下の非営利団体Inclusive Publishingから提供されています。DAISYコンソーシアムは、コマンドラインツールでは使いづらいというユーザーのフィードバックを受けて、グラフィカルユーザインターフェース(GUI)でWindows、MacOS、Linuxで利用可能なデスクトップアプリ版“Ace by DAISY App”を公開した、としています。

“Ace by DAISY App”の大きな特徴として、ドラッグアンドドロップが可能なこと、英語版とフランス語版のインターフェースが用意されていることなどが挙げられています。

文部科学省、「iPadを活用したPDF版拡大図書について」を公表

2019年7月19日、文部科学省が、「iPadを活用したPDF版拡大図書について」を公表しました。

慶應義塾大学では、同省から受託し、高等学校用の教科用拡大図書の普及を目的に、特別支援学校(視覚障害等)高等部において、PDF形式の教科書デジタルデータを拡大機能を有するタブレット型情報端末等を用いて、教科用拡大図書と同様に使用し得るための諸条件等について調査研究を実施しており、その内容を紹介するものです。

新着情報(文部科学省)
http://www.mext.go.jp/b_menu/news/index.html
※令和元年07月19日欄に「iPadを活用したPDF版拡大図書について」とあります。

iPadを活用したPDF版拡大図書について(文部科学省)
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/kyoukasho/1411600.htm

文部科学省、「視覚障害者等の読書環境の整備の推進に関する法律の施行について(通知)」を発出

文部科学省が、2019年7月8日付けで、各都道府県知事、各指定都市市長等宛てに、「視覚障害者等の読書環境の整備の推進に関する法律の施行について(通知)」を発出しています。

新着情報(文部科学省)
http://www.mext.go.jp/b_menu/news/index.html
※令和元年07月09日欄に「視覚障害者等の読書環境の整備の推進に関する法律の施行について(通知)」とあります。

視覚障害者等の読書環境の整備の推進に関する法律の施行について(通知)(文部科学省, 2019/7/8)
http://www.mext.go.jp/a_menu/ikusei/gakusyushien/1418383.htm

読書バリアフリー法が成立:視覚障害者等の読書環境整備に関する国・自治体の責務を明記

2019年6月21日、視覚障害者等の読書環境の整備の推進に関する法律(読書バリアフリー法)が衆議院本会議において可決され、成立しました。視覚障害者等の読書環境の整備推進に関し、国や自治体が果たすべき責務などを明記しています。

同法の成立を受けて、日本盲人会連合、DPI日本会議、全国盲ろう者協会、弱視者問題研究会が「読書バリアフリー法成立における関係4団体声明」(2019年6月21日付け)を発表し、同法成立を歓迎するとともに、同法の理念を推進し具体的に実現していくために、関係者の連携協力が今後求められることを強調しています。

読書バリアフリー法が成立 点字や音声読み上げ、国の責務(47NEWS, 2019/6/21)
https://www.47news.jp/news/3694142.html

佐賀県、「佐賀県立点字図書館基本構想」を策定

2019年4月15日、佐賀県が、「佐賀県立点字図書館基本構想」(2019年3月末付)を策定し公表しました。

視覚に障害のある人の情報拠点としての役割・機能の充実を目的に点字図書館を改築するにあたって策定したものです。

佐賀県立点字図書館基本構想を策定しました(佐賀県,2019/4/15)
http://www.pref.saga.lg.jp/kiji00367967/index.html

佐賀県立点字図書館基本構想 [PDF:69.7KB]
http://www.pref.saga.lg.jp/kiji00367967/3_67967_136096_up_a7l0yue2.pdf

米・バージニア大学、障害のある学生へのアクセシブルな資料提供のためのリポジトリ構築プロジェクトを実施

米・バージニア大学が、障害のある学生へのアクセシブルな資料提供のためのリポジトリ構築を行う2年間の試験プロジェクト“Federating Repositories of Accessible Materials for Higher Education”を実施することを発表しています。

同プロジェクトには、米国の7大学が参加しており、リポジトリの構築によって参加館同士でのアクセシブルな資料作成にかかる作業の重複の解消を図る予定です。リポジトリでは、参加館が作成したテキストのアップロードパスの提供や、認証、コンテンツの検索や選択、ダウンロードが可能になるとしています。

同プロジェクトはアンドリュー・W・メロン財団から100万ドルの助成を受けており、Internet Archive(IA)、HathiTrustやBookshareがリポジトリの構築に協力するとしています。IAのブログ記事によると、リポジトリ機能の提供のほかに、アクセシブルな資料作成のためにIAのコンテンツを提供すると述べています。

国立国会図書館(NDL)、視覚障害者等用データ送信サービス及び学術文献録音図書の利用対象者拡大を発表

2019年2月8日、国立国会図書館(NDL)は、視覚障害者等用データ送信サービス及び学術文献録音図書の利用対象者拡大を発表しました。

これまでは、原則「満18歳以上で、視覚障害その他の理由で通常の活字の印刷物の読書が困難な方」が利用対象者となっていましたが、同日以降、「満18歳未満の視覚障害その他の理由で通常の活字の印刷物の読書が困難な方」もこれらのサービスを利用可能となります。

2019年2月8日 視覚障害者等用データ送信サービスを、満18歳未満の視覚障害その他の理由で印刷物の読書が困難な方も、利用できるようになりました。(NDL, 2019/2/8)
http://www.ndl.go.jp/jp/news/fy2018/190208_01.html

カナダの雇用・社会開発省、印刷物を読むことに障害がある利用者にサービスを提供する図書館を支援するプロジェクトNNELSへの助成を発表

2018年11月14日、カナダの雇用・社会開発省(Employment and Social Development)は、カナダ政府の「障害者の社会進出を促進するプログラム」(Disability Componentof the Social Development Partnerships Program: SDPP-D)の助成による、National Network for Equitable Library Service (NNELS)の拡充プログラムへの支援を発表しました。

NNELSは、州・準州公共図書館協議会(PTPLC)による、印刷物を読むことに障害がある利用者にサービスを提供する図書館を支援するプロジェクトです。

同プログラムは、点字・電子書籍・オーディオブックといった形式でのアクセスの拡充を目指すもので、出版者によるアクセシブルな形式での出版支援、アクセシブルな読書支援(新しいコンテンツの購入、図書館用電子書籍・オーディオブックアプリのテスト等)、点字資料の拡充(フランス語の児童書5点の点字版を作成し全ての州・準州の公共図書館行政庁に配布等)が重点項目として掲げられています。

埼玉県教育委員会、点字司書の採用選考実施を発表

2018年10月11日、埼玉県教育委員会は、平成31年度4月1日付採用予定者の採用選考の一部として、点字司書の採用選考を行うことを発表しました。

採用予定者数は「点字司書1名」、職務内容は「主に視覚障害者を対象とした図書館司書業務」とあり、受験資格の一つとして「点字による出題及び解答に対応できる人」という要件が盛り込まれています。

平成30年度埼玉県点字司書採用選考の実施について(埼玉県, 2018/10/11)
https://www.pref.saitama.lg.jp/a0001/news/page/2018/1011-05.html

埼玉県教育委員会では、点字司書として勤務する職員の採用選考を実施します。(埼玉県, 2018/10/11)
https://www.pref.saitama.lg.jp/e2201/tenjisisyo-saiyou.html

Internet Archive(IA)、視覚障害者等への電子書籍サービスのアクセス拡大を発表

2018年10月11日、Internet Archive(IA)が、各種障害者向け電子書籍サービス利用有資格者や、提携機関に所属する視覚障害者等に対して、IAが提供する最新の電子書籍の貸出と、古い電子書籍の無料ダウンロードサービスの利用を可能とすると発表しました。

デジタル録音資料のダウンロードサービスNLS-BRAD、視覚障害者等向けのオンライン図書館Bookshare、カナダ・オンタリオ州大学図書館コンソーシアム(OCUL)が運営するデジタルリポジトリ“Scholars Portal”のサービス利用有資格者や、IAとの提携機関に所蔵している個人が、各サービス等のアカウントやIAの視覚障害者等専用の機関別アカウントを利用して、IAのサービスにログインできるようにするものです。

IAでは、図書館・学校・病院といった団体へも、同サービスへの参加を呼び掛けています。

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