視覚障害者

米・メイン州立図書館とメイン州立公文書館、同州の歴史史料のクラウドソーシングでのテキスト化プロジェクトを開始

2017年3月3日、米・メイン州は、メイン州立図書館とメイン州立文書館が、同州の歴史史料をより利用しやすくするために、“Digital Maine Transcription Project”を開始すると発表しています。

同州のデジタルリポジトリ“DigitalMaine”を用いて実施するもので、“DigitalMaine”上で、利用者に対して、歴史史料の内容を入力する機能を提供し、それにより史料の全文検索を可能とさせる計画です。また、テキスト化された史料は、視覚障害者等への読み上げソフトに対応させます。

同プロジェクトは、職員が、米国国立公文書館(NARA)やスミソニアン協会が実施した同種の事業を見て計画したとのことです。

Maine State Archives, Library launch Digital Maine Transcription Project(米・メイン州,2017/3/3)
http://www.maine.gov/sos/news/2017/archivesdigitalproject.html

韓国国立中央図書館、点字・録音化された詩を検索・利用できる「詩コレクション」を公開へ

韓国国立中央図書館(NLK)が、点字・録音化された詩を検索し、利用することができる「詩コレクション」を2017年3月に公開すると発表しています。

公開時点では47冊の詩集からの4,470篇の詩が収録されており、今後順次拡大していく予定です。

詩集のタイトルや、個々の詩のタイトルから検索ができ、ダウンロードして利用することができます。また、国家代替資料共有システム(DREAM)のアプリからも利用可能です。

韓国国立中央図書館、視覚障害者100名を対象に、視覚障害者等向けのオンライン図書館Bookshareの年間利用料と利用方法の支援を行なうと発表

2017年1月12日、韓国国立中央図書館(NLK)は、視覚障害者100名を対象に、米国のBenetech社が運営する視覚障害者等向けのオンライン図書館Bookshareの年間利用料と利用方法の支援を行なうと発表しています。

応募期間は1月16日から2月20日までとなっています。

NLKでは、2012年から、毎年100名の視覚障害者を対象に、英語資料へのアクセスを支援するために、この支援事業を行なっています。

시각장애인 영어권 자료 이용 무료 지원(NLK,2017/1/12)
http://www.nl.go.kr/nl/commu/libnews/article_view.jsp?board_no=8915&notice_type_code=3&cate_no=4

参考:
Bookshare、ダウンロード数が1,000万件に到達
Posted 2016年9月21日
http://current.ndl.go.jp/node/32581

視覚障害者等のためのオンライン図書館“Bookshare”の現状
Posted 2009年10月15日
http://current.ndl.go.jp/node/14912

CA1881 - 動向レビュー:韓国の国立障害者図書館と図書館での障害者サービスの現状 / 孫 誌衒

米国議会図書館(LC)、障害者向けデジタル録音資料の利用が簡単になるソフトウェア“BARD Express”をリリース

2017年1月4日、米国議会図書館(LC)の視覚障害者及び身体障害者のための全国図書館サービス(National Library Service for the Blind and Physically Handicapped:NLS)が、NLSのデジタル録音資料のダウンロードサービスBARD(Braille and Audio Reading Download)の利用に役立つソフトウェア“BARD Express”をリリースしました。

BARDのデジタル録音資料の検索・ダウンロード・保存が簡単になるとのことです。また、使用方法を解説したビデオや図書館職員のためのガイドなどのサポートも提供されます。

BARD Expressの開発者はソフトウェア開発者のKirk Saathoffです。彼の妻と息子はNLSのBARDサービスの利用者であり、妻がPCを使っていて時々イライラしているのを見ていたようです。

Library of Congress Launches New Software to Simplify Download of Braille and Audio Reading Material(LC, 2017/1/4)
https://www.loc.gov/item/prn-17-001?loclr=ealn

参考:

国際出版連合、出版社向けのマラケシュ条約ガイドを公開

2016年12月16日、国際出版連合(IPA)が、マラケシュ条約(盲人,視覚障害者及び読字障害者の出版物へのアクセス促進のためのマラケシュ条約)のもとでの出版社の義務を理解するためのガイド(pdf版)を公開しました。

法律面や技術面であったり、社会習慣的な面で障壁を理解し、除去・克服するためのガイドとなっており、加えて、条約制定の背景、重要な用語や専門用語の解説、法規定の詳細な解説なども掲載し、出版社への影響を示しています。

2017年にはインタラクティブでアクセシブルな形式のものが公開される予定です。

IPA releases guide unpacking the Marrakesh Treaty for publishers (IPA,2016/12/16)
http://www.internationalpublishers.org/news/press-releases/492-ipa-releases-guide-unpacking-the-marrakesh-treaty-for-publishers

IPA Guide to the Marrakesh Treaty

E1865 - 調布市立図書館におけるディスレクシアの人々へのサービス

「国際図書館連盟(IFLA)によるディスレクシアの人のためのガイドライン 改訂・増補版」(E1679参照)に当館がベストプラクティスとして掲載された時,「大変なことになった!」と実感した。正直言って「ベストプラクティス」と言われるような充実したサービスをしているという意識は無いからである。...

全国視覚障害者情報提供施設協会、『音訳マニュアル デイジー編集事例集』(PDF版)を協会ウェブサイトで公開

全国視覚障害者情報提供施設協会(全視情協)は、同会発行の『音訳マニュアル デイジー編集事例集』が在庫切れとなり、今後増刷しないことから、同書のPDFデータを協会のウェブサイトで公開しています。

『音訳マニュアル デイジー編集事例集』 PDF版(全視情協,【更新日時】2016/10/28)
http://www.naiiv.net/material/?20161028

【イベント】日本点字図書館オープンオフィス(11/12-13・東京)

2016年11月12日、13日に、日本点字図書館が「日本点字図書館オープンオフィス」を開催します。

業務紹介をはじめ、小中学生向けのミニ点字教室や盲導犬体験コーナーなどの体験型、参加型イベントのほか、講演会やコンサートなども行われます。

2016年「日本点字図書館オープンオフィス」開催のお知らせ(日本点字図書館)
http://www.nittento.or.jp/news/open_office2016.html

チラシ
http://www.nittento.or.jp/images/pdf/information/openoffice_pamphlet_2016.pdf

韓国国立中央図書館、マラケシュ条約発効に合わせ“Accessible Books Consortium”に参加

2016年9月30日のマラケシュ条約発効に合わせ、韓国国立中央図書館(NLK)は、世界知的所有権機構(WIPO)が運営する、プリントディスアビリティのある人たちがアクセス可能な資料の共有の促進を目指すコンソーシアム“Accessible Books Consortium”(ABC)に参加することを発表しています。

NLKはWIPOと、同コンソーシアムの“ABC Book Service”のために、障害者用資料の目録や原文のデジタルファイルを提供する方法について協議しており、2017年の初めには、韓国語のインターフェイスを提供する予定となっています。

ABCへの参加により、韓国国内の視覚障害者は、16か国19機関が作成した55言語31万5千点の資料を自宅で利用できるほか、ABCに参加している国に住む韓国人の視覚障害者も、韓国の国立障害者図書館が製作した資料2万2千点を利用できるようになります。

내 집 안방에서 해리포터(영어) 녹음자료 즐기고, 시각장애인 해외 교포는 한국어 대체자료 보고(NLK,2016/9/29)
http://www.nl.go.kr/nl/commu/libnews/article_view.jsp?board_no=8767&notice_type_code=3&cate_no=0

参考:

堺市立図書館(大阪府)、「電子図書館」にPC読み上げ対応のテキストサイトを開設

2016年9月24日、大阪府の堺市立図書館は、同館で収集・集積しているさまざまなデジタル化資料を検索・閲覧できる「電子図書館」に、PC読み上げソフト(スクリーンリーダー)に対応したテキスト版サイトを開設したと発表しています。

電子図書館にPC読み上げ対応のテキストサイトを開設しました(堺市,2016/9/24)
http://www.city.sakai.lg.jp/kosodate/library/oshirase/D-libtext.html

堺市立図書館電子図書館テキスト版サイト
https://www.d-library.jp/SKI01/g1001/top/

参考:
大日本印刷、図書館流通センター、日本ユニシス、ボイジャーの4社が画面読み上げソフト「スクリーンリーダー」に適応した電子図書館システムを開発:3年間で200館の導入を目指す
Posted 2016年5月16日
http://current.ndl.go.jp/node/31602

三田市立図書館、電子図書館サービスに視覚障がい者対応機能を追加
Posted 2016年3月4日
http://current.ndl.go.jp/node/30933

E1057 - アクセシブルな電子書籍プラットフォームに向けて

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