著作権

パブリックドメイン資料のオンデマンド電子書籍化プロジェクト“eBooks on Demand”に、フランスの50の図書館が参加

2017年2月20日、欧州の“eBooks on Demand”(EOD)は、トゥールーズ・ミディピレネー大学図書館ネットワーク(Toulouse and Midi-Pyrenees Universities Libraries Network)を通じ、フランスの50の図書館でのサービスの提供を開始したと発表しています。

EODは、パブリックドメインとなった資料について利用者からオンデマンドで注文を受け付け、電子書籍化して提供する欧州の図書館等によるプロジェクトで、オーストリア・インスブルック大学のUniversity and Regional Library of Tyrolが取りまとめています。

これにより、参加50館では、ネットワーク加盟館が所蔵する1904年以前の刊行物の電子書籍化に関する注文ができるようになります。

EODには、現在、欧州12か国の、38の図書館や図書館ネットワークが参加しています。

北米研究図書館協会、フェアユースについてのよくある誤解に反論するインフォグラフィックを公開

2017年2月20日から24日にかけて行われるフェアユース/フェアディーリングウィークにあわせ、北米研究図書館協会が、フェアユースについての10のよくある誤解に反論するインフォグラフィック“Fair Use Myths & Facts”を公開しています。

Fair Use Myths & Facts
http://fairuseweek.org/wp-content/uploads/2017/02/fair-use-myths-and-facts-infographic-feb2017.pdf

参考:
2017年2月20日から24日まではフェアユース/フェアディーリングウィーク
Posted 2016年12月16日
http://current.ndl.go.jp/node/33120

米国著作権局の所管を米国議会図書館から議会に変更する法案が下院に提出される

2016年2月6日、米国議会図書館(LC)の所管する米国著作権局を、議会の所管とする内容を含む法案“Copyright Office for the Digital Economy Act” [HR 890] が下院に提出され、下院司法委員会に付託されています。

法案は、Tom Marino議員(共和党)、Judy Chu議員(民主党)、 Barbara Comstock議員(共和党)によるものです。

法案では、米国著作権局の局長は、委員会による勧告を受け、上院の助言と同意を得て、大統領が任命することとなっています。

H.R.890 - Copyright Office for the Digital Economy Act(Congress.gov)
https://www.congress.gov/bill/115th-congress/house-bill/890/all-info

米・メトロポリタン美術館、画像37万5,000点を、CC0ライセンスで公開

2017年2月7日、米・メトロポリタン美術館が、同館のコレクションの画像37万5,000点を、クリエイティブ・コモンズのCC0ライセンスで公開したと発表しています。

同ライセンスで公開されている画像には、CC0のアイコンが表示されています。

Making The Met's Collection More Accessible (メトロポリタン美術館,2017/2/7)
http://www.metmuseum.org/blogs/now-at-the-met/2017/open-access

Introducing Open Access at The Met(メトロポリタン美術館,2017/2/7)
http://www.metmuseum.org/blogs/digital-underground/2017/open-access-at-the-met

Image and Data Resources(メトロポリタン美術館)
http://www.metmuseum.org/about-the-met/policies-and-documents/image-resources

Collection(メトロポリタン美術館)
http://www.metmuseum.org/art/collection

参考:

欧州等のオープンサイエンス関係団体、EUの著作権におけるテキストデータマイニングに関する例外規定に関する声明を発表 営利・非営利に関わらず全ての研究機関を例外に含めるよう要請

2017年1月11日、オープンアクセス(OA)出版者Frontiers等のオープンサイエンスに関わる11団体が共同で、現在検討中のEUの著作権におけるテキストデータマイニング(TDM)に関する例外規定において、営利・非営利に関わらず全ての研究機関を例外の対象に含めること等を要請する声明を発表しました。

この声明に参加したのはFrontiersのほか、OpenAIRE、LIBER、eLife、EIFL、PLOS、Hindawi等、欧州に拠点を置く団体を中心とする、オープンサイエンス関係団体です。声明の中ではTDMに関する例外規定について、以下の3点を実現するよう要請しています。

・契約上無効にすることのできない、必須のものとすること
・営利・非営利を問わず、研究目的であればTDMに関する例外規定の対象となること
・公共目的の研究であれ、商業目的であれ、合法的なアクセス権を持つすべての研究機関を例外規定の対象とすること

Impact of EU copyright reform on open science and innovation(Frontiers、2017/1/11付け)

電子フロンティア財団(EFF)、1月16日から20日まで"Copyright Week"を開催

電子フロンティア財団(EFF)は、2017年1月16日から20日まで"Copyright Week"を開催していました。「著作権ウィーク」は、5年前のSOPA(オンライン海賊行為防止法案)を巡る議論と抗議行動を受けて毎年この時期に開催されています。ウィキメディア財団やクリエイティブ・コモンズ、ARLやALAなどの機関が参加していました。

パブリックドメインを促進し後退させないことや、著作権が所有の自由を妨げていないこと、著作権ポリシーは参加型かつ民主的で透明なプロセスを通じて設定されるべきこと、著作権法では全てのクリエイターの利益を考慮すべきであること、等の著作権の原則について、議論等が行なわれていました。

COPYRIGHT WEEK
January 16, 2017 - 12:00am to January 20, 2017 - 11:00pm. Everywhere
https://www.eff.org/event/copyright-week
https://www.eff.org/copyrightweek

It's Copyright Week: Join Us in the Fight for a Better Copyright Law(EFF, 2017/1/16)

LIS Newsが選ぶ2016年の図書館・図書館情報学関連の10大ニュース(米国)

2016年12月15日、図書館や図書館情報学に関するニュースを掲載している米国のブログLIS Newsが、同ブログが選ぶ2016年の10大ニュースを発表しています。

1.POST-TRUTH(客観的な事実や真実が重視されない)の時代

2.Carla Hayden氏、米国議会図書館(LC)館長就任

3.米国議会図書館(LC)の件名標目“Illegal Aliens”の変更を停止する法案の可決

4.著作権を侵害して論文をオンライン公開するSci-Hubを巡る議論

5.人工知能(AI)の発展

6.多くの図書館が論文処理加工料(APC)を支払うように

7.知的財産を巡る問題(アンネ・フランク、NFLの試合の違法ライブストリーミング等)

8.Pokemon Go

9.オープンデータのための活動の増加

10.Googleブックス訴訟で最終判決

また、不見識な事件として、米国憲法修正第1条(信教・言論・出版・集会の自由、請願権)に反し、カンザス市公共図書館におけるイベントで職員と利用者が逮捕された件があげられています。

Ten Stories That Shaped 2016(LISNews,2016/12/15)
http://lisnews.org/ten_stories_that_shaped_2016

2017年2月20日から24日まではフェアユース/フェアディーリングウィーク

北米研究図書館協会(ARL)が、2017年2月20日から2月24日までフェアユース/フェアディーリングウィークを実施すると発表しています。

フェアユース/フェアディーリングの恩恵を受けている学生、教員、図書館員、ジャーナリスト等が、現状を議論したり、信条を表明する機会として設けられているもので、ブログ記事の投稿や、イベントの開催、論説(Op-ed)の発表、ウェブキャスト・ウェビナーの実施、ビデオの作成、ハッシュタグ#fairuseweekを用いたSNSでの発信などにより参加することが可能です。

Fair Use/Fair Dealing Week 2017 to Be Celebrated February 20-24(ARL,2016/12/15)
http://www.arl.org/news/arl-news/4169-fair-use-fair-dealing-week-2017-to-be-celebrated-february-20-24#.WFNWtlKQZ1E

参考:
2016年2月22日から26日まではフェアユースウィーク
Posted 2015年9月28日
http://current.ndl.go.jp/node/29523

北米研究図書館協会(ARL)、フェアユースの基本を説明するインフォグラフィックを公開

EIFL、WIPOの著作権・著作隣接権常任委員会での図書館員等からの発言をまとめた小冊子を公開

2016年11月30日、図書館を通じた情報へのアクセス向上に取り組んでいる非営利組織“Electronic Information for Libraries”(EIFL)が、世界知的所有権機関(WIPO)の著作権・著作隣接権常任委員会(SCCR)での、図書館員やアーキビストによる発言をまとめた小冊子“The internet is global - but copyright exceptions stop at the border. Why we need an international treaty for cross-border access to knowledge”作成し、公開しました。

国による著作権法の権利制限の違いなどの証拠を示すことで、図書館と文書館が、世界中の人々に情報を提供する際に直面する問題を解決するWIPOの著作権国際条約への取り組みを支援するために出された意見で、国際図書館連盟(IFLA)、国際公文書館会議(ICA)など15機関の代表の発言が含まれます。

New resource on cross-border access to knowledge(EIFL,2016/11/30)
http://www.eifl.net/news/new-resource-cross-border-access-knowledge

Europeana、新しい権利表示が利用可能に

2016年11月11日、Europeanaが、新しい権利表示が利用可能になったと発表しています。

これにより、Europeanaの権利表示はあわせて14となりました。

They're here! New rights statements available now(Europeana pro,2016/11/11)
http://pro.europeana.eu/blogpost/they-re-here-new-rights-statements-available-now

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