脱酸処理

韓国国立中央図書館、大量脱酸処理室を開室

韓国国立中央図書館(NLK)が、2016年12月26日に、資料保存館内に、大量脱酸処理室を開室すると発表しています。

ブックキーパー法により、年間8万冊から10万冊の処理が可能で、国内の国立、公共、大学、専門図書館で所蔵する貴重資料に関する第一次調査の結果、ソウル大学図書館など11の図書館から脱酸処理の申請が行われたとのことで、今後も、調査対象を拡大し、段階的に対象資料を選定し、脱酸処理を行なっていく予定とのことです。

국립중앙도서관, 국내 최초 대량 탈산처리실 개실 (NLK,2016/12/23)
http://www.nl.go.kr/nl/commu/libnews/article_view.jsp?board_no=8888&notice_type_code=3&cate_no=0

韓国国立中央図書館、米・Preservation technologies社製の大量脱酸性化処理装置を購入:同館に資料保存研究センターを設置し資料の委託保存・復元処理を実施

2016年7月6日、韓国国立中央図書館(NLK)が、大量脱酸性化処理装置を導入すると発表しています。

米国・Preservation technologies社と購入契約を締結し、装置設置のための工事を行なっており、今年末には工事を完了させ、稼働する予定となっています。

韓国においても、国内の図書館に総計4億点あると推計される、1980年以前に発行された紙資料の保存が問題となっています。

2016年8月に、同館の図書館研究所を改編して資料保存研究センターを設置し、国内の図書館・資料館・文学館・個人が所蔵する貴重資料の委託保存・復元処理を行なうとのことです。

대량 자동화 탈산처리장비 국내 첫 도입(NLK,2016/7/6)
http://www.nl.go.kr/nl/commu/libnews/article_view.jsp?board_no=8639&notice_type_code=3&cate_no=0

参考:
CA1680 - 研究文献レビュー:図書館における紙資料の実物保存 / 吉川也志保
カレントアウェアネス No.298 2008年12月20日
http://current.ndl.go.jp/ca1680

E1138 - 国立国会図書館における2009年度の大量脱酸性化処理試行結果

E1138 - 国立国会図書館における2009年度の大量脱酸性化処理試行結果

 国立国会図書館(NDL)は,2009年度に,国内で実用化されている大量脱酸性化処理の二つの処理方法を試行し,その有効性,安全性等について調査した。『国立国会図書館における平成21年度の大量脱酸性化処理試行に関する結果報告』(2010年12月)は,その試行結果を取りまとめ,NDLホームページで公開したものである。...

「国立国会図書館における大量脱酸性化処理に関する試行結果報告」

国立国会図書館は、「国立国会図書館における大量脱酸性化処理に関する試行結果報告」をホームページに掲載しました。国内で稼働している2つの大量脱酸性化処理方法(乾式アンモニア・酸化エチレン法(DAE法)及びブックキーパー法(BK法))の試行を行い、それぞれの有効性、安全性等を調査した結果をまとめたものです。

平成21年度 国立国会図書館における大量脱酸性化処理に関する試行結果報告
http://www.ndl.go.jp/jp/aboutus/data/deacid_h21_rep1.pdf

大量脱酸性化処理への取組
http://www.ndl.go.jp/jp/aboutus/data_operat_05acidremove2.html

CA1252 - ようやく軌道に乗ったLCの大量脱酸処理 / 永村恭代

脱酸処理は,酸性紙でできていて何も手当をしなければ壊れてしまう危険のある資料のために行う処理である。脱酸すると紙の劣化のスピードを遅くすることができる,将来することになるかもしれない高価なメディア変換を避けることができる,数百年にわたって資料の原型を維持することが…

CA1152 - 簡便な脱酸性化技術の特許 / 岡山隆之

LCはDEZ法,そしてブックキーパー法と大量脱酸性化処理の検討を重ねてきた。しかし,最近,LCより出された劣化抑制技術に関する2件の米国特許は,いずれもDEZ法やブックキーパー法とは異なる。最初の特許は,米国特許5,393,562で,インドのKathpalia氏による10,000〜100,000ppmの高濃度のアンモニアガ…

CA1030 - LCとドイツ図書館の新しい大量脱酸技術 / 深田恭代

LCの今後2年間の新しい大量脱酸プログラムの活動資金180万ドルが,今年の1月に上院と下院の予算小委員会で承認された。LCはこれまでDEZ法(CA780参照)を開発してきたが,脱酸に使用するジエチル亜鉛ガスに発燃性があり,2度設備の火災が起きている。そのため,LCはDEZ法の使用を保留してきた…

CA926 - BNにおける大量脱酸処理 / 深田恭代

酸による資料劣化への対策の一つとして,大量脱酸技術は世界中で開発が続いている。ここでは,フランス国立図書館(BN)Sable-sur-Sartheセンターにおける大量脱酸処理設備の概要を紹介したい。このセンターは,1979年,大量保存プログラムの一環として,BN図書部所蔵の酸による劣化資料を保管…

CA780 - LCの大量脱酸処理の今後―保存フォーラムでの報告から― / 安藤由美子

去る9月25日,国立国会図書館において第3回保存フォーラム(注)が開催され,LC保存部のドナルド・シベラ博士とジェラルド・ギャーベイ氏によって大量脱酸処理入札の結果について報告がなされた。以下,その報告を中心にして,LCにおける大量脱酸処理の動向についてまとめる。LCは従来よリ…

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