研究開発

英国図書館(BL)、British Library Labs Symposium 2016開催、BLラボ各賞受賞者発表

2016年11月7日、英国図書館(BL)において第4回British Library Labs Symposium 2016が開催され、BLラボコンペの優勝者とBLラボ賞が発表されています。

・BL Labsコンペ優勝者
“SherlockNet: Using Convolutional Neural Networks to automatically tag and caption the British Library Flickr collection”
Karen Wang and Luda Zhao(スタンフォード大学修士課程)、Brian Do(ハーバード大学医学部博士過程)

・BLラボ賞/研究部門
“Scissors and Paste”
Melodee Beals(ラフバラー大学講師、デジタル史・メディア変換史)

・BLラボ賞/商業部門
“Curating Digital Collections to Go Mobile”
Mitchel Davis(出版・メディア企業家)

・BLラボ賞/芸術部門
“Here there, Young Sailor”
脚本・監督:Ling Low(ライター・映画製作)、視覚効果:Lyn Ong

・BLラボ賞/教育・学習部門
“Library Carpentry”

E1775 - 「HathiTrustとデジタルアーカイブの未来」<報告>

 2016年1月25日,東京大学の伊藤国際学術研究センターで,国際シンポジウム「HathiTrustとデジタルアーカイブの未来」が開催された。HathiTrustは,米国を中心に100以上の大学図書館が参加するリポジトリである。Google によるスキャンデータを含む1,380万冊以上のデジタル化資料を集積し,そのうち540万件ほどはパブリックドメインという,世界でも有数の大規模図書館連合リポジトリとして日本でも関係者筋では注目を集める存在である。2012年12月には,国立国会図書館(NDL)でもHathiTrustに関するシンポジウムが開催されている。

文部科学省、指定国立大学法人制度の創設などを盛り込んだ国立大学法人法の改正案をウェブサイトに掲載

2016年2月26日、文部科学省はウェブサイトに「国立大学法人法の一部を改正する法律案」を掲載しました。

国立大学法人法第9条及び第34条の条文の一部を改正し、

●文部科学大臣が、世界最高水準の教育研究活動の展開が相当程度見込まれる国立大学法人を指定国立大学法人として指定することができる「指定国立大学法人制度の創設」のほか、指定国立大学法人について、研究成果を活用する事業者への出資、中期目標に関する特例等を定める

●国立大学法人等の財政基盤の強化を図る

といった点を盛り込む法律案となっています。

資料では、2017年4月1日(一部は2016年10月1日)を施行期日としています。

国立大学法人法の一部を改正する法律案(概要)
http://www.mext.go.jp/b_menu/houan/an/detail/__icsFiles/afieldfile/2016/02/26/1367544_01.pdf

国立大学法人法の一部を改正する法律案(要綱)
http://www.mext.go.jp/b_menu/houan/an/detail/__icsFiles/afieldfile/2016/02/26/1367544_02.pdf

国立大学法人法の一部を改正する法律案(案文・理由)

E1755 - 国立情報学研究所におけるデータセット共同利用の取組

 近年,情報学及び関連の学術分野においては,実際のサービスや事業で生成された大規模データが必須の研究資源となってきた。それらがWeb上で提供されていれば研究者自らが収集して解析を行うことも不可能ではないが,その場合多大なコストや権利侵害のリスクに加えて,研究者間でデータを共有できないためにデータの同一性や研究の透明性・再現性の確保が問題となる。一方,民間企業においては,社会貢献,将来の共同研究や人材確保などの動機に基づき,保有している大規模データを学術研究目的に提供しようという機運が生じてきているものの,データの準備や権利処理のコスト,及び権利侵害や経済的損失のリスクを考えると慎重にならざるを得ない。このように,情報学などの学術分野では,実験や観測などによる大規模データのオープン化を進めている自然科学の諸分野とはデータ共有の状況が大きく異なる。これに対処するためには,データの保有者及び研究者の双方がメリットを受けるような仕組みを作ることが課題となる。

大阪府立中央図書館国際児童文学館、調査研究の活性化および同館の情報発信強化等を目的として「特別研究者」を募集

大阪府立中央図書館国際児童文学館が、「特別研究者」を募集しています。

同館の所蔵資料を利用した調査研究を一層活性化するため、大学の児童文学・児童文化研究部門やその他の研究機関に属する研究者等による「特別研究者」を設置し、資料を利用しやすい条件を整備するとのことです。

また、「特別研究者」にその研究成果を発表してもらうことで、国際児童文学館の付加価値向上および情報発信の強化も目指すとのことです。

特別研究員としての指定期間は、原則として2016年4月1日から2017年3月31日までの1年間とのことです。

募集数は3名(グループ)程度で、募集期間は2015年12月17日までとのことです。

特別研究者は、資料の利用制限の緩和、研究用別室の利用などのサービスをを受けられるとのことです。

筑波大学とインフォコム株式会社の共同による「デジタルアーカイブシステムの利便性向上のための研究開発」の開始が発表

2015年11月16日、筑波大学の図書館情報メディア系・知の共有基盤リサーチユニットとインフォコム株式会社は、一般利用者向けのデジタルアーカイブシステムの利便性向上と利活用を促進することを目的に、産学共同研究「デジタルアーカイブシステムの利便性向上のための研究開発」を行うことを発表しました。

デジタルアーカイブシステムの利便性を向上し、有用なコンテンツを後世に伝えていくために利活用を促進していくことを目的とした研究であり、国内外のデジタルアーカイブに関する動向調査を実施するとともに、RDFやLinked Open Data等の技術を取り入れた「デジタルアーカイブの利便性向上機能」「他のリソースとの組み合わせによる新しいアーカイブサービス」「メタデータ基盤」などの研究開発を行うものとのことです。

なお、本研究には、筑波大学の杉本重雄教授や永森光晴講師が参画しているようです。

また、メタデータとその提供技術についても研究するものとのことで、その検証には、インフォコムが構築に携わる「東日本大震災アーカイブ」に含まれる個別のアーカイブ情報も対象とする予定であるとのことです。

ニュース(筑波大学 ※2015/11/16付で「インフォコムと筑波大学、 デジタルアーカイブ利活用促進に関する共同研究をスタート」とあります。)

英国図書館(BL)、同館のデジタルコンテンツを用いた革新的なプロジェクトを紹介する“British Library Labs Symposium 2015”を開催

2015年11月2日、英国図書館(BL)のカンファレンスセンターにて、British Library Labs Symposium 2015が開催されるとのことです。

このシンポジウムはBLのデジタルコンテンツを用いた革新的なプロジェクトを紹介するもので、開発・ネットワーキングのためのプラットフォームを提供し、デジタル研究分野について議論するとのことで、今年から開催されるものとのことです。

また、BLのデジタル化資料を使った作品から選ばれるBritish Library Labs賞(2015)の贈呈式と受賞者によるプレゼンテーション、高等教育の生徒によるビデオゲームデザインのコンペティション“Alice’s Adventures Off the Map competition”の優勝者の発表も行われるようです。

British Library Labs Symposium (2015)(BL,2015/10/5)
http://britishlibrary.typepad.co.uk/digital-scholarship/2015/10/british-library-labs-symposium-2015.html

Alice’s Adventures Off the Map

英国図書館(BL)、BLのコレクションへのアクセス拡大を目的とした実験的なクラウドソーシングプロジェクトのプラットフォーム”LibCrowds”を立ち上げ

英国図書館(BL)は、2015年6月8日、BLのコレクションへのアクセス拡大を目的とした実験的なクラウドソーシングプロジェクトをホスティングするプラットフォーム”LibCrowds”を立ち上げました。

このプラットフォームは、研究者や開発者にBLのコレクションを使用した実験的取り組みを求めるBL Labsと共同で開発されています。ホスティングされているプロジェクトによるデータセットはすべて、LibCrowdsからダウンロードが可能です。

最初のプロジェクトは、カード目録を電子的なレコードに変換する”Convert-a-Card”です。変換されたデータはBLのオンラインカタログ”Explore the British Library”にアップロードされ、検索が可能となります。最初に取りかかるのは、アジア・アフリカコレクションの中国語とインドネシア語の資料です。

Introducing LibCrowds: a crowdsourcing platform aimed at enhancing access to British Library collections(BL, 2015/6/8)

英国図書館(BL)、同館のデジタルコレクションの活用プロジェクトを募集中

英国図書館(BL)が、2014年4月22日まで、アンドリュー・メロン財団の助成を受け、研究者やソフトウェア開発者等に、同館のデジタルコレクションを活用したプロジェクトの提案を募集しています。2014年5月23日に審査が行われ、2件の提案が選ばれる予定とのことです。提案が採用されると、提案者の環境やアイデア、予算の状況により3,600ポンドを上限に資金が提供され、BLの館内で、図書館関係者等と協働してプロジェクトを行う機会が与えられるとのことです。

採用されたプロジェクトは、2014年5月26日から2014年10月31日までに完成させ、11月か12月にその成果が展示・紹介される予定とのことです。

2013年にも同様の試みが行われており、実施された2つのプロジェクトの概要がウェブサイトで紹介されています。

Competition 2014(British Library)
http://labs.bl.uk/Competition+2014

Previous entries and ideas(British Library)
http://labs.bl.uk/Ideas+for+Labs

Pieter Francois: Winner of British Library Labs 2013

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