ニューヨーク公共図書館、約40年ぶりにマンハッタンの中心に児童用センターを開館

ニューヨーク公共図書館が2008年11月29日、マンハッタン5番街42番地に位置し、「忍耐(Patience)」と「不屈(Fortitude)」という名の大理石のライオン像が入り口にあることで有名な人文・社会科学図書館(4つの研究図書館の1つ)内に、貸し出しサービスを行う児童センターを開館すると発表しました。同所で児童サービスを行うのは、約40年ぶりとのことです。

これまでニューヨーク公共図書館は、ロックフェラーセンターの北側に位置していたドネル図書館センターで児童サービスを行ってきましたが、2007年、同センターをホテルに売却することに合意したことにより、いったん閉鎖されました。この蔵書(米国ではよく知られている、作者の手によるオリジナルの「くまのプーさん」とその仲間たちのぬいぐるみ、を含む)が新しい児童センターに移動します。ちなみにドネル図書館センターの跡地に新しく建設されているホテルの中の一角には、再び図書館の分館が入る予定になっています。

Children’s Center at 42nd Street
http://www.nypl.org/news/articles/preview/?article_id=204
Children’s Collection Returns to NYPL’s 42nd Street Library – 11/25/2008 – School Library Journal
http://www.schoollibraryjournal.com/article/CA6616541.html