障害のある大学生の学習支援のために-英国で会議

2008年7月、英国グロスターシャー大学で「障害のある利用者のアクセス改善のための高等教育機関図書館員ネットワーク」(CLAUD)による会議“Not always the full-text: working towards accessible learning resources”が開催されました。この会議では、技術者、出版社、大学図書館員、そして障害のある学生が、各々の立場から、障害のある学生の学習支援のベストプラクティスや、今後なすべきことについて話し合いました。英国情報システム合同委員会(JISC)のニュースリリースによれば、電子書籍などデジタル情報が障害のある学生に有益であること、またそれを受けて、図書館が利用方法をポッドキャストで配信したり、出版社が媒体変換のための連絡先情報を整備したり、教員が早めに授業教材を指定したりすることの重要性、といったことが提起されたようです。発表資料はオンラインで公開されています。

Meetings and conferences – CLAUD
http://www.bristol.ac.uk/claud/meetings.html

How librarians are supporting accessible learning – JISC
http://www.jisc.ac.uk/Home/news/stories/2008/07/claudaccessiblelearning.aspx