家族から毎日、本の読み聞かせをしてもらうという3~5歳児が60%に(米国)

米国の政府機関が実施した統計調査のうち、子どもや家族に関するものをまとめた“America’s Children in Brief: Key National Indicators of Well-Being, 2008”が、子どもと家族の統計に関する連邦機関間フォーラムから刊行されました。これは、人口、家族・社会環境、経済環境、ヘルスケア、物理的環境・安全、行動(喫煙・飲酒・薬物等)、教育、健康の各区分ごとに、統計調査で判明した数値を過去のものと比較、分析しています。

この中で、家族からの読み聞かせ(ファミリー・リーディング)についての値も出されており、3~5歳時で、調査対象の前1週間に毎日、家族から読み聞かせを受けたという子どもが60%(2005年)であったとのことです。この値は、1993年は53%、2001年は58%であり、増加傾向にありますが、家計収入との相関が顕著で、貧困線の倍以上の収入がある家庭では65%に達しているのに対し、貧困線以下の収入の家庭では50%でした。

America’s Children in Brief: Key National Indicators of Well-Being, 2008
http://www.childstats.gov/americaschildren/edu.asp

Reading, Math Scores Up For 4th and 8th graders, Federal Report Shows
Increases Seen in Teen Birth, Low Birth Weight
http://www.childstats.gov/americaschildren/press_release.asp
(※プレスリリース)

16 July 2008付けLibrary Research Serviceの記事
http://www.lrs.org/blog/viewitem.php?post=239