TIFFに代わるデジタル画像マスターデータ用フォーマットとして最適なのは?

資料のデジタル化事業を進めているオランダ王立図書館では、現在、デジタル画像の保存用マスターデータのフォーマットとして、TIFFを用いていますが、デジタル化が完了する暁には650テラバイトものディスク容量が必要になる見込みです。そこで、保存戦略を見直すべく、TIFFの代わりとなり得る5つのフォーマットについて、標準性、ディスク容量、画像の品質、長期的な持続性、機能の各点からレビューし、その結果を報告書“Alternative File Formats for Storing Master Images of Digitisation Projects”として発表しました。

検討対象に挙がったのは、JPEG 2000可逆(lossless)、JPEG 2000非可逆、PNG、JPEG、TIFF LZW(LZW圧縮したTIFF)の5フォーマットで、総合的には、JPEG 2000可逆フォーマットが最も高い評価を得ています。

Alternative File Formats for Storing Master Images of Digitisation Projects
http://www.kb.nl/hrd/dd/dd_links_en_publicaties/publicaties/Alternative%20File%20Formats%20for%20Storing%20Masters%202%201.pdf

参考:
E413 – NDL,『資料デジタル化の手引き』を公開
http://current.ndl.go.jp/e413