カリフォルニア大学バークレー校、OA化経費を大学負担する試験プロジェクトを開始

カリフォルニア大学バークレー校(University of California, Berkeley)は、同校の研究者がオープンアクセス雑誌への投稿料やOpen Choice(著者選択型OA化)によるOA化経費を大学が負担する、パイロットプログラムBerkeley Research Impact Initiative (BRII)を開始すると発表しています。

このプログラムは、研究評議会や図書館・学術コミュニケーション委員会のアドバイスのもと、Vice Chancellor for Researchと大学図書館長をスポンサーとして18ヶ月実施されます。研究者にOAの認識を広め、奨励する試みであるとともに、研究活動のデータを収集し分析する機会でもあるとしています。

Berkeley Research Impact Initiative: Advancing the Impact of UC Berkeley Research
http://www.lib.berkeley.edu/brii/

参考:
カリフォルニア大学、所属研究者の学術コミュニケーションに対する認識と行動を調査した報告書を発表
http://www.dap.ndl.go.jp/ca/modules/car/index.php?p=4140
ウィスコンシン大学マディソン校図書館、学内研究者・学生のためのOA基金を設立
http://www.dap.ndl.go.jp/ca/modules/car/index.php?p=3987
イェール大学の費用分担中止に対し、BioMed Centralがブログでコメント公表
http://www.dap.ndl.go.jp/ca/modules/car/index.php?p=3964