国をあげてのBookCrossing活動−シンガポール

BookCrossingは本を世界のあちこちにリリースし、それを拾って読んだ人はまたその本を手離してという循環を通じて、「世界全体を1つの図書館に(to make the whole world a library)」することを目標に取り組まれている活動ですが、2007年7月より、シンガポールの国家図書館委員会(NLB)はBookCrossingと提携して、国をあげたBookCrossing活動、BookCross@SGに取り組んでいます。なお、このように国レベルでBookCrossingに参加することになったのは、シンガポールが初めてだということです。その後の報道によるとBookCross@SGは3,115冊の本をリリースし、2,930冊が拾われているものの、実際にウェブサイトに本のID登録等がなされているのは91冊にとどまっているということです。

BookCross@SG(NLBによる活動の紹介)
http://blogs-stg.nlb.gov.sg/bookcross/

BookCrossng.comのプレスリリース
http://www.bookcrossing.com/newscontent/454
http://www.bookcrossing.com/files/press/2007/Q3/07/BookCrossing-NLB%20press%20release.pdf

BookCrossing Singapore
http://www.bookcrossing.com.sg/index.htm

September 12 ,2007付けLISNewsの記事
http://books.lisnews.org/article.pl?sid=07/09/12/1931225

Only 3% of books borrowed under NLB’s new system are registered – CHANNEL NEWASIA
http://www.channelnewsasia.com/stories/singaporelocalnews/view/298371/1/.html

参考:
E683 (No.112) 人から人へ,場所から場所へ「本が旅する」活動が日本へ本格進出
http://www.dap.ndl.go.jp/ca/modules/cae/item.php?itemid=700
E580 (No.96) 【連載】アジア・オセアニアの図書館事情:(11)シンガポール
http://www.dap.ndl.go.jp/ca/modules/cae/item.php?itemid=597