図書館における研究、評価、エビデンス収集の状況(英国)

英国のEvidence Baseが、図書館におけるEvidence Based Practiceの現状把握をするため、各図書館での研究やエビデンス収集の取り組み状況を調査し、その結果を公表しています。概要編のほか、児童図書館、専門図書館、大学図書館、公共図書館など、館種別のレポートもあがっています。

アンケート送付数:3,630館、回答数:211(5.8%)ですが、以下のようなことが報告されています。

・半数が過去2年間に研究活動を行っている
・研究が行われているテーマとしては、利用者調査が多い
・今後研究に取り組む予定は81%で、2003年における回答よりも大幅に増加している
・研究活動の拡大の阻害要因は、時間と予算の不足である
・研究スキルに関する研修ニーズが高い

概要編
http://www.ebase.uce.ac.uk/docs/overview_report.pdf

その他
http://www.ebase.uce.ac.uk/publications.htm

参考;
E583 根拠に基づく図書館業務の設計:Evidence Based Librarianship(EBL)とは何か?
http://www.dap.ndl.go.jp/ca/modules/cae/item.php?itemid=600