論文評価の新パラダイム?多段的に引用を分析する方法

被引用回数によって論文を計量的に評価する手法がありますが、これを改良して、多段的な引用分析を試みる研究“Cascading Citations Analysis Project”(C-CAP)がなされています。この研究についての学会発表(2006年に行われたAmerican Society for Information Science and Technologyの学会での発表)が、E-LISで公開されました。

なお、この研究では、著者を唯一に識別するための識別子として、UAI(Universal Author Identifier)というものが提唱されています。論文の唯一識別子としてDOI(Digital Object Identifier)と合わせて、DOIとAOI、すなわち論文と著者の組で、分析が行われています。このUAIに関する学会発表も、dLISTで公開されています。

A New Framework for the Citation Indexing Paradigm – E-LIS
http://eprints.rclis.org/archive/00008405/
The Universal Author Identifier System (UAI_Sys) – dLIST
http://dlist.sir.arizona.edu/1716/

The Cascading Citations Analysis Project (C-CAP)
http://www.ccapnet.org/

January 12, 2007付けResourceShelfの記事
http://www.resourceshelf.com/2007/01/12/
research-a-new-framework-for-the-citation-indexing-paradigm/