不快な薬物検査に抗議して図書館ボランティアが激減(米国)

米国フロリダ州レヴィ郡では、郡の仕事を行う公務員とボランティアに対し、採尿による薬物検査を義務付けました。ところが、図書館ボランティアの多くがこの検査を不快なもの、不要なものと反発しました。「75歳の老人がマリファナを吸うのか」「一人の検査に郡が負担する33ドル(約3,900円)もかかるが、これを図書館の資料購入費に使えばどれだけ良いか」「(検査は当初、郡内の指定の医療機関で受けなければならなかったので)車を運転して検査を受けに行くことはできない」等の批判が巻き起こり、55人いたボランティアが2人にまで減ってしまったそうです。前年の同月のボランティア労働時間は330時間あったのに、今年は11時間にまで激減し、図書館側も抗議しています。

Library volunteers just say no to drug testing – The Gainesville Sun
http://www.gainesville.com/apps/pbcs.dll/article?AID=/20061007/LOCAL/210070330
October 13, 2006付けLISNewsの記事
http://lisnews.org/articles/06/10/13/1513216.shtml