ハーバード大学図書館のケルト語資料の目録は大半が不正確

英ガーディアン紙が、なじみの薄い外国語資料の目録に潜む落とし穴として、ハーバード大学図書館の事例を紹介しています。

25年前、当時大学院生だったケルト語学者が、ハーバード大学図書館でアルバイトをしていたときに、ケルト語の資料のほとんどが「na」の書架に並んでいることに気づきました。これは、ケルト語の資料を整理する際に、冠詞「na」を、冠詞ではなくタイトルの先頭の語と見なしていたためとわかりました。(英語で言えば、「The」で排列するようなものとのことです。)(25年前の)何年も前に、人員削減のためケルト語に精通した目録担当者を辞めさせていたのが、このような誤りの理由とされています。

この学者が最近、OPACを使って調査したところ、大部分のケルト語資料の目録が誤っているとわかりました。しかも、ケルト語資料の書誌データの多くはハーバード大学が最初に書誌ユーティリティに入れていることから、他の大学の蔵書にまで影響が及んでいると推測されています。この学者は「出納できるはずの資料が出納できず、利用が少ないとして廃棄されてしまうのではないか」と憂えています。

A catalogue of errors – EducationGuardian.co.uk
http://education.guardian.co.uk/higher/research/improbable/story/0,,1880528,00.html
September 29, 2006付けLISNewsの記事
http://lisnews.org/articles/06/09/29/1316205.shtml