「小さな図書館」支援事業の開始(韓国)

韓国国立中央図書館では、2006年4月から専任チームを設置し、地域密着型の読書施設「小さな図書館」の建設を推進しています。居住地から歩いて10分くらいのところに、30〜50坪程度の「小さな図書館」を作り、読書・文化プログラムを提供するというものです。2006年から2008年までの3年間は、宝くじ基金を活用して合計で190程度の「小さな図書館」を試験的に作り運営し、その成功事例をモデルとして、地方自治体・企業等の参加を促していくとされています。最終的には全国3,573の邑・面・洞(市・区・郡の下位の行政単位)ごとに作ることが目標になっています。
7月13日に募集が開始された2006年度の支援事業では、地方自治体に対し最大で7千万ウォン(約860万円;必要な経費の70%に相当)を助成して、公共の遊休施設を再利用して「小さな図書館」を作るよう推進しています。また、「小さな図書館」が公共図書館と連携して、インターネットを通じて資料を相互貸借できるようにするシステムの構築実験も行うとのことです。

国立中央図書館、小さな図書館支援事業の地方自治体申請接受開始!
http://www.nl.go.kr/notice/board_info/view.php?bbs=BOARD_INFO&no=394