蔵書の亡失−対応策は「ホームレスへの貸出制限」(米国)

米国インディアナ州のPorter County Public Libraryでは、過去5年間に年間4,000ドル相当の蔵書が貸し出したまま行方不明になっているという問題を受けて、去る5月に貸し出しシステムを新しくしましたが、その中に地域内の施設にいるホームレスの人々への貸し出しを制限するという規定(3ヶ月間有効の利用カードを配布、一度に貸し出せるのは3冊まで、17歳以下の人には利用カードを発行しない)が含まれているそうです。
施設の運営者からは、図書館の資料をもっとも必要としている人々に対してこのような制裁を加えるのは適当でないとの批判も出ており、貸出制限以外の解決法を探るべく図書館側と改めて協議を行うとのことです。

Library restricts access for homeless
http://www.thetimesonline.com/articles/2006/06/20/news/porter_county/0457f2e3afa8b4f88625719200825575.txt