5月10日に米共和党の下院議員たちが提出した“Deleting Online Predators Act”（DOPA）に対して、米国図書館協会（ALA）から反対の声明が出されています。
DOPAが成立してしまうと、図書館のコンピュータからSNSを利用できなくなるだけでなく、電子メール、ブログなど関連するサービスも利用できなくなるそうです。ALAのゴーマン（Michael Gorman）会長は、「図書館はすでにCIPA（子どもをインターネットから保護する法律）によって子どもに有害な情報を提供しないよう求められており、この上DOPAを制定するというのは、過剰かつ不必要な法規制ではないか」と述べています。
ALA Opposes “Deleting Online Predators Act”
http://www.ala.org/ala/pressreleases2006/may2006/dopa06.htm
米共和党議員、学校や図書館から子どもがSNSへアクセスすることを禁止する法案を提出
http://www.dap.ndl.go.jp/ca/modules/car/index.php?p=1524
CA1572 「子どもをインターネットから保護する法律」合憲判決と図書館への影響
http://www.dap.ndl.go.jp/ca/modules/ca/item.php?itemid=1004
