オープンアクセスリポジトリ連合(COAR)、持続可能で分散型のオープンな出版フレームワーク“Pubfair”に関するホワイトペーパーを公開

2019年9月3日、オープンアクセスリポジトリ連合(COAR)は、持続可能で分散型のオープンな出版フレームワーク“Pubfair”に関するホワイトペーパーを公開し、内容へのフィードバックを求めていることを発表しました。

Pubfairは2017年11月以来展開されているCOARの次世代リポジトリワーキンググループにより示されたビジョンやユースケースからの触発により考案されたフレームワークです。モジュール化されたオープンソースの出版フレームワークとして、リポジトリの分散ネットワーク上に構築され、プレプリントやデータ、ソフトウェアも含む幅広い研究成果の品質保証・普及・発見サービスに関してリポジトリの機能を強化するものである、としています。

ホワイトペーパーではPubfairの概念モデルやアーキテクチャが概説されており、COARは機能とアーキテクチャの改善のため2019年9月30日まで、ホワイトペーパーに対するコミュニティからのフィードバックを求めています。

Inviting community input – Pubfair(COAR,2019/9/3)
https://www.coar-repositories.org/news-media/inviting-community-input-pubfair/

Pubfair – A Framework for Sustainable, Distributed, Open Science Publishing Services(COAR)
https://comments.coar-repositories.org/

Pubfair – A Framework for Sustainable, Distributed, Open Science Publishing Services [PDF:13ページ](COAR)
https://comments.coar-repositories.org/wp-content/uploads/2019/09/Pubfair_-A-Framework-for-Sustainable-Distributed-Open-Science-Publishing-Services.pdf

参考:
E2011 – 次世代リポジトリの機能要件および技術勧告
カレントアウェアネス-E No.344 2018.03.22
http://current.ndl.go.jp/e2011