【イベント】シンポジウム「資料から再発見する江戸の底力」(松江・9/14)

2019年9月14日、島根大学において、公益財団法人手錢記念館(島根県出雲市)・島根大学法文学部山陰研究センター・島根大学附属図書館の主催により、シンポジウム「資料から再発見する江戸の底力―手錢家所蔵資料(文書・古典籍・美術)を繋ぎ活かす取り組み―」が開催されます。

同シンポジウムは2019年6月に手錢記念館と島根大学が包括的連携に関する協定を締結したことを記念して、手錢記念館及び同館と共同プロジェクトを実施している島根大学法文学部山陰研究センター・島根大学附属図書館が、プロジェクトの合同成果報告として開催するものです。

手錢記念館と法文学部及び附属図書館は、10年以上にわたって、手錢家の所蔵する江戸時代の貴重な美術品や文献資料、歴代当主らによる和歌や俳諧作品、関連資料等について、調査研究・デジタル化・資料活用を協力して進めています。シンポジウムでは、手錢家の資料調査に長年携わり、江戸時代の文学・歴史学の分野の第一線で活躍する研究者による最新の学術成果の報告や、今後の調査研究の展望を示すパネルディスカッションが行われます。

入場無料・事前申込不要です。プログラムは次のとおりです。

○基調講演
「手錢家蔵書の形成過程を探る」
田中則雄氏(島根大学法文学部)

○報告
(1)「杵築歌壇資料が語るもの―和歌史の見直しのきっかけとして―」
久保田啓一氏(広島大学大学院文学研究科)
(2)「近世俳諧史と大社俳壇―手錢記念館所蔵資料から見えてくるもの―」
伊藤善隆氏(立正大学文学部准教授)
(3)「寛政元年の松平雪川の出雲大社参詣に見る文化交流」
小林准士氏(島根大学法文学部)

○パネルディスカッション
コーディネーター:田中則雄氏
パネリスト:久保田啓一氏/伊藤善隆氏/小林准士氏

シンポジウム「資料から再発見する江戸の底力」を開催します!(島根大学附属図書館,2019/8/5)
https://www.lib.shimane-u.ac.jp/new/2019080500032/

シンポジウム「資料から再発見する江戸の底力―手錢家所蔵資料(文書・古典籍・美術)を繋ぎ活かす取り組み―」を開催します(島根大学法文学部山陰研究センター,2019/8/6)
http://san-inrc.blog.jp/archives/79827968.html

参考:
【イベント】京大河合文庫目録刊行記念シンポジウム「韓国古文献の世界」(2/21・京都):平成30年度京都大学図書館機構貴重書公開展示「韓国古文献の世界」も開催
Posted 2019年1月28日
http://current.ndl.go.jp/node/37464

【イベント】信州大学人文学部学部重点事業「「学知アーカイヴ」としての藩旧蔵古典籍」シンポジウム(3/15・松本)
Posted 2018年2月28日
http://current.ndl.go.jp/node/35562

島根大学附属図書館、2019年3月25日から3月29日まで、学習・教育支援等を目的に小・中学生への一部施設の開放を試行
Posted 2019年3月14日
http://current.ndl.go.jp/node/37787