韓国政府、文化・体育・保育等の生活密着型社会的共通資本の拡充に関する3か年計画を発表:公共図書館の拡充や複合化の推進も

2019年4月15日、韓国・国務調整室が、韓国政府による文化・体育・保育等の生活密着型社会的共通資本(SOC)に関する2022年までの3か年計画を発表しています。

生活の質向上や、地域の不均衡是正を目的に、文化・福祉施設の拡充や複合化推進のために、国費30兆ウォン(地方費を含めると48兆ウォン)を投資する計画で、公共図書館については、現在の5万人あたり1館(1,042館)から4万3,000人あたり1館(約1,200館)レベルまで増やすとしています。

また、現在の省庁別・事業別の縦割り型の状況をやめ、体育館・図書館・保育園・駐車場などの施設の複合化も積極的に進めるとしています。

その他、周辺と調和した美しい施設デザインや「緑の建築」による光熱費削減、地域社会が関与・支援する運営費調達案の検討なども実施すると紹介されています。

同計画により、大部分の地域で体育館・図書館等の施設に10分以内にアクセスが可能となることによるワーク・ライフ・バランス文化の定着や、計画実施過程で約20万人の、運営段階での2万から3万人の雇用創出も期待されています。

어디서나 10분 안에 체육관·도서관…생활SOC 30조원 투자(どこででも10分以内に体育館・図書館…生活SOC30兆ウォン投資)(政策ブリーフィング(文化体育観光部が運営する政府情報のポータルサイト),2019/4/15)
http://www.korea.kr/news/policyNewsView.do?newsId=148860006&pWise=main&pWiseMain=A3