科学技術・学術政策研究所(NISTEP)、報告書「オープンサイエンスの社会課題解決に対する貢献-マルチステークホルダー・ワークショップによる予測-」を公開

2018年11月29日、科学技術・学術政策研究所(NISTEP)は、[DISCUSSION PAPER No.163]として「オープンサイエンスの社会課題解決に対する貢献-マルチステークホルダー・ワークショップによる予測-」を公開しました。

2017年1月に、大学・研究機関、行政機関、図書館、企業等からの参加者37名により実施された対話型ワークショップ「社会との協働が切り拓くオープンサイエンスの未来」での議論を紹介し、考察を加えた内容となっています。

報告書要旨では、グループ対話を通して得られた知見として次の3点を挙げています。

1. オープンサイエンスの取り組みは、各研究分野の慣習を尊重して定める必要があること
2. シチズンサイエンスにはデータ基盤の共同構築と社会転換のためのアクションという2 つの役割があること
3. 研究者コミュニティーと社会の知識体系を双方向的に連環する橋渡し人材を魅力的な仕事として確立する必要があること

オープンサイエンスの社会課題解決に対する貢献-マルチステークホルダー・ワークショップによる予測-[DISCUSSION PAPER No.163] の公表について(NISTEP, 2018/11/29)
http://www.nistep.go.jp/archives/38949

オープンサイエンスの社会課題解決に対する貢献-マルチステークホルダー・ワークショップによる予測-(NISTEP)
http://data.nistep.go.jp/dspace/handle/11035/3216

参考:
科学技術・学術政策研究所(NISTEP)、サイエンスマップ2016を発表
Posted 2018年10月12日
http://current.ndl.go.jp/node/36818

科学技術・学術政策研究所(NISTEP)、調査資料「日本の大学システムのアウトプット構造」を公開
Posted 2018年3月22日
http://current.ndl.go.jp/node/35700
科学技術・学術政策研究所(NISTEP)、研究データ公開と論文のオープンアクセスに関する実態調査の結果を公表
Posted 2017年12月15日
http://current.ndl.go.jp/node/35171