中国国家図書館の本館南区が中国20世紀建築遺産に選定される

中国国家図書館(NLC)は、2018年12月4日付けのニュースにおいて、同館の本館南区(旧北京図書館新館)が第3期中国20世紀建築遺産に入選したことを紹介しています。

ニュースによると、北京図書館新館の建設は周恩来首相の提議によるもので、1975年3月に国務院の承認を経た後、病床にあった周首相が自ら建築計画の審査・決定を行いました。その後、1983年9月に建設が開始され、1987年10月に開館しました。

第3期中国20世紀建築遺産の発表に関する中国建築学会のニュースによると、中国20世紀建築遺産プロジェクトは中国文物学会及び中国建築学会が開始したものであり、2016年には第1期として98の、2017年には第2期として100の建築が入選しました。

第3期は2018年11月24日に発表され、2017年と同じく100の建築が入選しました。NLC本館南区のほか、上海市図書館、深圳図書館なども入選しています。

国家图书馆总馆南区入选第三批中国20世纪建筑遗产项目(NLC, 2018/12/4)
http://www.nlc.gov.cn/dsb_zx/gtxw/201812/t20181204_174358.htm

第三批中国“20世纪建筑遗产项目”入选名录发布!(中国建築学会, 2018/11/27)
http://www.chinaasc.org/news/126810.html
※入選した建築のリストが掲載されています。

参考:
図書館調査研究リポートNo.12 中国国家図書館の現況
http://current.ndl.go.jp/report/no12