学術無線LANローミング基盤サービス「eduroam」に対応したマンションが登場

2018年11月16日、株式会社ライフシード社は、京都府京田辺市の学生向けマンションに、学術無線LANローミング基盤サービスeduroamをゲスト用に搭載したことを発表しました。賃貸住宅でeduraomが提供されるのは日本で初とのことです。

eduroamは大学などの高等教育機関や研究機関において、キャンパス・研究所の無線LAN環境の相互提供・利用を実現する、欧州のGÉANTで開発された学術無線LANローミング基盤で、日本国内では国立情報学研究所(NII)が主体となり展開されています。加盟している機関の構成員は、自身が所属する機関のアカウントで、他加盟機関で無線LANを使用することが出来ます。

今回、eduroamが搭載されたマンションでは、居住者向けには部屋ごとの専用Wi-Fiが提供されますが、来客した学生はeduroamを利用することにより、プライバシーを守りインターネットを活用できるようになるとのことです。

ライフシード社およびマンションを運営している霧島ハウス株式会社は、今後学生向けマンションにおけるeduroam対応を進めていくとしています。

【日本初】学生向けマンションで学術無線LANローミング基盤サービス「eduroam」に対応(CNET Japan、2018/11/16付け)
https://japan.cnet.com/release/30281081/