韓国国立中央図書館(NLK)、常設展示「時間の記録をつなぐ」を開始:朝鮮総督府図書館の目録カードボックスや朝鮮通信使記録等

韓国国立中央図書館(NLK)が、2018年10月29日から、本館の「文化の間」において、常設展示「時間の記録を引き継ぐ」を開始しました。

展示内容は4つに分かれています。

「国立中央図書館が歩んできた路:大韓民国の知識文化の歴史が向かった軌跡」では、朝鮮総督府図書館の建物と蔵書を継承し現在まで残っている物品や記録物が展示され、朝鮮総督府時代から使用された目録カードボックス、NLKの旧館(1963年から1974年まで)で使用されていた扁額などが紹介されています。

「昔の絵画、昔の地図旅行」では、NLKが所蔵する朝鮮通信使の記録物や貴重書が展示されています。

「美しい共有:個人文庫寄贈者たちの世界と人生を共感する場」では、NLKが所蔵する個人文庫の寄贈者の人生を回顧し、その人たちの世界観を共有する場となっています。

「世界の窓:世界知識文化の記録を結ぶ文化シルクロード」では、世界の図書館から収集した様々な資料が展示されています。

「人と冊、図書館:時間と空間、世代を超えて共に見る本」では、韓国人に愛された図書・雑誌・教科書の初版本が展示されています。

また、現代社会で普遍的な問題となっているテーマに関する本をNLKの職員が選定し推薦する「国立中央図書館ブックキュレーション」コーナーも設けられています。

국립중앙도서관 상설전시 「시간의 기록을 잇다」 개최 (NLK,2018/10/26)
http://www.nl.go.kr/nl/commu/libnews/notice_view.jsp?board_no=9821&notice_type_code=1&cate_no=7&site_code=nl

参考:
韓国国立中央図書館(NLK)、改装工事を終えた3階・4階を7月24日にリニューアルオープン
Posted 2018年7月20日
http://current.ndl.go.jp/node/36361