三田図書館・情報学会、『Library and Information Science』誌の冊子体廃止、完全電子化を目指すと公表

2018年8月5日、三田図書館・情報学会は同会の刊行する学会誌『Library and Information Science』誌について、冊子体を廃止し、完全電子化を目指すと公表しました。詳しい日程や手順については「決まり次第、お知らせいたします」とされています。

完全電子化の方針は三田図書館・情報学会将来構想ワーキンググループの答申により示されたものです。背景には学会の財政上の問題、電子ジャーナル化・オープンアクセス化の必要、編集委員会・事務局の負担減少の必要があるとされています。今後の方針として、冊子体の廃止と電子ジャーナル化、オープンアクセス化(エンバーゴ有・APCは課さない)、国際標準の導入等が提言され、2018年6月6日の運営委員会でこれらを含む今後の方向性が承認されたとのことです。

三田図書館・情報学会(トップページの「ニュース」に8月5日付けで完全電子化を目指す報告を掲載)
http://www.mslis.jp/

三田図書館・情報学会 将来構想ワーキンググループ報告 http://www.mslis.jp/committee/futureWG_2017.pdf

三田図書館・情報学会運営委員会議事抄録 http://www.mslis.jp/committee/2018record.pdf

参考:
『大学図書館研究』の冊子の発行が終了、今後はオープンアクセス誌に
Posted 2017年6月2日
http://current.ndl.go.jp/node/34091

『大学図書館研究』オープンアクセス化 最新号がJ-STAGEで無料閲覧可能、ライセンスはCC BY-NC
Posted 2018年2月6日
http://current.ndl.go.jp/node/35438