株式会社カーリルが書影撮影専用カメラ「Open Book Camera v1」を発表 すべての設計図面、ハードウェア、ソフトウェアをオープンソースで公開

2018年8月23日、株式会社カーリルが、オープンソースの書影撮影専用カメラ「Open Book Camera v1」を発表しました。

このカメラは表紙・裏表紙・背の3面倒字撮影、管理バーコードの自動読み取り、撮影台に本を置いてすぐの自動撮影、インターネットのない地下書庫等の環境を想定したスタンドアロン動作など、書影撮影に特化した機能を有しています。さらに、開発したすべての設計図面・制御用のハードウェア・ソフトウェアがオープンソース、オープンハードウェア(クリエイティブ・コモンズ・ライセンス)として公開されており、商用・非商用を問わず、誰でも自由に複製・改造・製造・販売することができる、とのことです。

カーリルとしても組み立て済みのカメラ等を販売するとのことですが、公開されている最新設計のままでの形であり、機能・性能の保証は一切しないとされています。サポートも提供されませんが、購入者は自由に部品を交換したり、配置を変更して使用可能であるとされています。

Open Book Camera v1を開発しました(カーリルのブログ、2018/8/23付け)
http://blog.calil.jp/2018/08/open-book-camera.html

Open Book Camera v1
https://openbookcamera.com/