PaperHiveが企業コンサルテーショングループを立ち上げ 利用者にはプラットフォーム内での論文PDF共有を、企業にはその利用統計を提供することを目指す

共同研究プラットフォームPaperHiveが、同サービス内で利用者に論文PDFの共有を認めると同時に、参加企業にはその利用統計を提供することを目指す、企業コンサルテーショングループを立ち上げました。立ち上げ時点でSpringer Nature、Taylor and Francis、ケンブリッジ大学出版局、SAGEら出版者に加え、Ingenta、クラリベイト・アナリティクス、Publonsらが参加しています。

この企業コンサルテーショングループでは、PaperHive利用者が、共同研究者等の限られた範囲内で論文PDFをアップロード・共有することを著作権者の合意の下で実現することを目指しています。同時に、それらアップロードされたPDFファイルの利用統計については、メタデータによるマッチングを行い、電子ジャーナルの利用統計と同様に出版者に提供することが想定されています。

PaperHive launches industry consultation group “Beyond Download”(STM Publishing News、2018/7/23付け)
http://www.stm-publishing.com/paperhive-launches-industry-consultation-group-beyond-download/

参考:
Springer Nature社、独・PaperHive社とデジタル教科書のアノテーションのパイロット事業を試行
Posted 2017年11月21日
http://current.ndl.go.jp/node/35036